RiversideBaron~最終章~

山本律磨

事変の序曲(4)(脚本)

RiversideBaron~最終章~

山本律磨

今すぐ読む

RiversideBaron~最終章~
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇地図
  『かつてそこは、黄金の国ジパングと呼ばれていた』
  『海という防壁に守られ現人神たるスメラミカドを頂きとするジパングは、外の世界と隔絶し永遠の平安の中にあった』
  『そう・・・彼らが牙を剥くまでは』

〇魔物の巣窟
  『闇の眷属、悪鬼アヤカシ魑魅魍魎』
  『それらを率いて都に攻め上るは、鬼の王温羅とその王子朱天童子』
義孝「かかれ者ども!今こそ我らアヤカシの一族がこの国を支配するのだ!」
ヒナ「うおーっ!ひれ伏せ人間どもーッ!」

〇後宮前の広場
  『業火に焼かれる宮殿。逃げ惑う都人』
マネ玄人「ぐおおお!今こそ復讐の時だ!」
クラムぼんぼん「我らが怒りを思い知らせてやるぞ!」
義孝(お、おい。そんな台詞あったか?)
ヒナ(いいじゃねーか。これが本番の醍醐味だぜ)
ヒナ「おっしゃーッ!者ども、この鬼の王子に続けーッ!」
  『そこまでです!醜き鬼の軍団よ!』

〇古い競技場
慧「私の名は桃姫。かつて鬼を征伐した桃太郎こと吉備津命の末裔」
慧「この国をあなた方の好きにはさせません!」
ヒナ「しゃらくせえ!ぶっ殺してやるぜい!」
ヒナ「うわっ!」
ヒナ「ちくしょう!足の傷がなければ貴様など!」
ヒナ「おのれ~!なぜ我が剣が通じぬのだ~!」
ケン「それは鬼の刃が血で汚れているからだ!」
ゴザエモン(完全形態!)「憎しみに塗れた力で桃姫様は斬れぬ!」
慧「聖なる都人たちよ。スメラミカドを守るのです」
慧「我が歌声が無限の力を与えましょう!」
  さあ、今こそ立ち上がれ!
  さあ、今こそ剣を取れ!
  いざ反撃ぞ、狼煙を上げよ!
  この光あふれる未来の為に!
ケン「うおーっ!」
マネ玄人「ぎゃあっ!」
ゴザエモン(完全形態!)「むおーっ!」
クラムぼんぼん「ぐおっ!」
慧「鬼の王よ。報いを受ける時です」
慧「この都に災いをもたらした報いを」
慧「今こそ都は禍を絶ち、甦るのです!」
燕(完璧だ)
燕(僕と未来子の物語が、大衆に勇気と希望を与えている)
燕(勝ったぞ)
燕(根室清濁に勝ったぞ!)
  『待て!』
燕「・・・え?」
燕「何だ?アレは?」
?「鬼の王は我らが守る」
?「そして偽りの闘いを真の闘いとする」
?「偽りの未来を真の未来とする」
「我ら、真の鬼が」
マネ玄人「うおおお・・・この痛みを思い知れ」
クラムぼんぼん「うおおお・・・この悲しみを思い知れ」
義孝「どういうことだ?これもアドリブなのか?」
ヒナ「・・・?」
燕「何が・・・一体何が起こってるんだ?」
慧「・・・まさか」
根室「ククク・・・」
根室「さあ、ここからは僕の舞台だ」
  つづく

次のエピソード:事変の序曲(5)

成分キーワード

ページTOPへ