番外編、ツクモ神解説コーナー3(脚本)
〇体育館の中
注)このエピソードは、直接ストーリー
に関係しない番外編です
読み飛ばして頂いても全く構いません
外徳「では、恒例の解説コーナーだ」
フラマ「えぇ、なんで私なの? こう言うのは ツトムくんの仕事じゃないの?」
作者「違います このコーナーは本編で登場してない もしくは登場予定の少ないキャラの 救済措置の役割があります」
作者「前回まではツトムがその要素でしたが この度はフラマがその枠に選ばれました」
作者「おめでとー」
フラマ「悲しいわぁ」
外徳「さて、今回の解説は」
外徳「私の能力についてだ」
フラマ「へ?」
外徳「言いたいことは分かる」
外徳「ネタバレっていうかネタバラシだし もっと解説すべきところは いっぱいあるよな」
作者「迷⭐️走⭐️中」
外徳「では、まずは概要から」
外徳「私の能力は全部で7つ」
外徳「『謙譲』『慈愛』『忍耐』『勤勉』 『救恤』『節制』『純潔』」
フラマ「ソレっていわゆる『7美德』ってやつよね」
フラマ「有名な『7大罪』に対応している」
外徳「そうだ、そして私の技は 『大罪』と『美德』 ”その両方を満たすものだ”」
外徳「分かり易い物では『勤勉』」
フラマ「黒いモヤで移動する技よね」
外徳「ワームホールを作り出す技 と言えばわかりやすいか?」
フラマ「わーむほーる?」
外徳「ソレでなければどこでもドアだな」
外徳「少し見た目は違うが」
フラマ「・・・・・・少し?」
外徳「この技名の『勤勉』 に対応するのは『怠惰』」
フラマ「・・・・・・なるほど いろんなところでたくさん仕事するための 『勤勉』と」
外徳「移動すら短縮する『怠惰』だ」
外徳「次は『慈愛』だな 対応する罪は『憤怒』」
外徳「このコインを投げて、表が出れば」
外徳「即死効果のある獣の爪の一撃を発生させる」
外徳「そして裏は」
外徳「傷を癒やし、 呪いをかき消すオーラを放つ」
フラマ「裏は本編で一度も出てないわね」
外徳「この能力はコインの裏表が出る確率を 私の意志で『傾ける』ことができる」
フラマ「へ?」
外徳「五分五分ではなく裏か表か どちらかを出しやすくできる 7対3ほどにな」
外徳「今も使った」
フラマ「そう考えるとかなり強い能力ね」
外徳「100%出ない以上、 使いにくいことに変わりはない」
フラマ「回復と攻撃 表裏がわかりやすい能力ね」
外徳「楽に即死させる方と 生かし続ける方」
外徳「どちらが『慈愛』で どちらが『憤怒』かは見るもの そして受けるものによって変わるがな」
外徳「それこそ、回るコインのようにな」
外徳「次は、『忍耐』 対応する罪は『嫉妬』」
外徳「数少ない防御系の技である」
外徳「があらかじめ誰かの防御や耐性を無効化し 一度だけそれを再現できるという 使い勝手の悪い技だ」
フラマ「攻撃を耐えるための『忍耐』 けどそれは誰かのものという『嫉妬』」
外徳「次は『純潔』 対応する罪は『色欲』」
外徳「本来、自然にしか発生しないツクモ獣を 自由に生み出し、操作する」
外徳「ある程度のデザインも可能だ」
外徳「多くの子供を生み出す『色欲』 単為生殖という面での『純潔』だ」
フラマ「ちょっと聞きたくなかったわね」
外徳「最後は『謙譲』 対応する罪は傲慢」
外徳「いわゆる分身能力だ」
フラマ「こわっ!?」
外徳「分身と言っても全てが本体」
外徳「しかし、この技は私の能力の数までしか 分裂できない」
外徳「と言うより、能力を”分散”させている」
外徳「例えば、私は『謙譲かつ慈愛の外徳』」
外徳「私は『救恤かつ節制の外徳』」
外徳「私は『純潔の外徳』だ」
外徳「もし私が死ねば『謙譲』と『慈愛』 の能力は失われる」
外徳「その場合、合体にも必要な『謙譲』 が消えるので残された二人の外徳は 永遠に一つに戻ることはできない」
外徳「実に不便だ」
外徳「『謙譲』」
フラマ「一人じゃできないことがあるのを認めた 『謙譲』」
外徳「そしてそれすら成し遂げるという 『傲慢』」
外徳「さて、では今回の解説はここまで」
フラマ「『下徳の能力について』だったわ」
外徳「それでは、ごきげんよう」
フラマ「流石に、 残り二つの能力は解説しなかったわね」
フラマ「今度は何?」
作者「次回の解説コーナーも、 その調子でお願いします」
フラマ「へ? ちょ それって次の解説コーナーまで見せ場ないってこと?」
作者「それじゃ」
フラマ「・・・・・・」
フラマ「ぐすん」