新人歌い手グループ 〜誕生編〜(脚本)
〇綺麗な部屋
深夜1時
姫野 沙姫(やっと課題終わった・・・)
姫野 沙姫「少しだけ星ツイ見よ・・・」
姫野 沙姫(みんな、結構起きてるんだな・・・)
姫野 沙姫(そろそろ寝よう・・・)
〇綺麗な部屋
朝6時30分
姫野 沙姫「今日もいい天気・・・」
神楽 雛「沙姫お嬢様、おはようございます」
姫野 沙姫「おはよう、雛」
姫野 沙姫「今日、友達と遊びに行くから帰りが遅くなる!」
神楽 雛「承知しました。 楽しんできてくださいね!」
姫野 沙姫「ありがとう、雛」
〇高級住宅街
沙姫は、私服に着替えて友達の家まで執事さんに送って貰った。
姫野 沙姫(桃菜の家って、ここら辺だったわよね?)
猫山 桃菜「沙姫!? ・・・もう来てたのね」
姫野 沙姫「そうだよ!」
猫山 桃菜「早速、行きましょうか」
姫野 沙姫「Go!Go!」
〇店の入口
姫野 沙姫「わぁ〜、大きい!!」
猫山 桃菜「早く中に入るわよ」
姫野 沙姫「わかった!」
〇テーブル席
猫山 桃菜「沙姫、何頼む?」
姫野 沙姫「え〜、全部美味しそう!!」
猫山 桃菜「流石に全部頼む訳ないわよね?」
姫野 沙姫「大丈夫だよ! ・・・パンケーキとクリームメロンソーダにしようかな」
猫山 桃菜「了解! ・・・私は、いつものでいいかな」
姫野 沙姫「桃菜は、ここにいつも来るの?」
猫山 桃菜「ええ、そうよ」
猫山 桃菜「店員さん呼びましょうか」
ピンポン
星崎 優也「ご注文お決まりですか?」
猫山 桃菜「はい!」
猫山 桃菜「パンケーキとクリームメロンソーダとミルクラテアートお願いします!」
星崎 優也「桃菜ちゃんは、いつものミルクラテアートだね!」
猫山 桃菜「はい!」
星崎 優也「桃菜ちゃんの友達連れてきてくれて嬉しいよ!」
猫山 桃菜「いえいえ」
姫野 沙姫「私、桃菜の友達の姫野沙姫です!!」
星崎 優也「沙姫ちゃん・・・よろしくね!」
姫野 沙姫「はい!」
星崎 優也「じゃあ、少し待っててね 2人とも」
「はい!」
猫山 桃菜「あの店員さん、かっこいいな・・・」
姫野 沙姫「桃菜、あの店員さんのこと好きだから毎日来てるの?」
猫山 桃菜「毎日来てるなんて言ってない!」
猫山 桃菜「ただ、毎日会いたいじゃない? 好きな人に・・・」
姫野 沙姫「私には、まだ分からないけど気になる人には毎日会いたいよね!」
猫山 桃菜「沙姫、千紘とかどうなの?」
姫野 沙姫「千紘は、ただの幼なじみだから異性として見たこと無いよ」
猫山 桃菜「そっか・・・ 沙姫には、どんな人がお似合いなんだろうね」
姫野 沙姫「そうだね」
〇テーブル席
沙姫と桃菜が話していると注文したものが届いた。
姫野 沙姫「美味しそう(´,,•﹃•,,`)」
猫山 桃菜「ミルクラテアート美味しい♡」
姫野 沙姫「いただきまーす!」
姫野 沙姫「パンケーキ美味しい♡」
〇シンプルな一人暮らしの部屋
千紘は、家でのんびり過ごしていた。
川瀬 千紘(眠い・・・)
川瀬 千紘(買い物行こ・・・)
〇スーパーの店内
川瀬 千紘(あ、じゃがいも半額だ! ・・・買っちゃおうと)
神楽 雛「あ、千紘様! こんにちは!」
川瀬 千紘「神楽さん、こんにちは」
神楽 雛「お買い物ですか?」
川瀬 千紘「はい、そうです!」
神楽 雛「偉いですね! ・・・では」
川瀬 千紘「はい!」
川瀬 千紘(最近、沙姫に会ってないな・・・)
〇シンプルな一人暮らしの部屋
千紘は、買い物から帰ってきてのんびりしていた。
川瀬 千紘(暇だな・・・ 散歩でもしようかな)
〇高級住宅街
姫野 沙姫「カフェでゆっくりしすぎちゃったね」
猫山 桃菜「そうね」
猫山 桃菜「でも、楽しかったからいいよね!」
姫野 沙姫「そうだね!」
猫山 桃菜「それじゃあ、またね!沙姫」
姫野 沙姫「またね!」
姫野 沙姫(執事さんに連絡しようと・・・)
川瀬 千紘「あれ?沙姫、この辺いるの珍しいな」
姫野 沙姫「桃菜とカフェ行ってたんだ!」
川瀬 千紘「へぇ〜、いいじゃん」
川瀬 千紘(何、この空気・・・)
姫野 沙姫「ねぇ、千紘 この後家に来ない?」
川瀬 千紘「え、!?」
姫野 沙姫「話したいことがあるの」
川瀬 千紘(話したいこと・・・告白!?)
川瀬 千紘(はぁ〜、もう無理!)
姫野 沙姫「いい?」
川瀬 千紘「いいよ!」
姫野 沙姫「やった〜!」
川瀬 千紘(可愛いな・・・)
〇城の客室
川瀬 千紘「沙姫、話って何?」
姫野 沙姫「私と一緒に歌い手やらない?」
川瀬 千紘「う、歌い手!?」
姫野 沙姫「私、歌い手グループを見てるんだけどね、どのグループもめっちゃ楽しそうだし、私もこんな風に応援してくれる人を・・・」
姫野 沙姫「幸せにしたいってなったんだ!」
川瀬 千紘「いいと思うよ」
姫野 沙姫「ほんとっ!!」
川瀬 千紘「でも、機材とかどうするの?」
姫野 沙姫「機材は、もう揃ってるわよ!」
川瀬 千紘「まじ!?」
姫野 沙姫「だから、動画や歌みた録音は、私の家でやればいいのよ!」
川瀬 千紘「でも、2人だけでやるの?」
姫野 沙姫「2人じゃないよ! 桃菜も誘ってるから、3人だよ!」
川瀬 千紘「でも、3人でも大変じゃない?」
姫野 沙姫「3人ならなんとかなるよ!」
川瀬 千紘「沙姫に任せてみようかな」
姫野 沙姫「私に任せなさいっ!!」
神楽 雛「沙姫お嬢様、千紘様そろそろ6時になりますよ」
姫野 沙姫「千紘、今日泊まっていく?」
川瀬 千紘「今日泊まろうかな」
神楽 雛「かしこまりました 千紘様のパジャマを用意させて頂きますね」
川瀬 千紘「お願いします」
川瀬 千紘「とりあえず、桃菜も呼ぼうぜ」
姫野 沙姫「そうだね」
猫山 桃菜「沙姫、どうしたの?」
姫野 沙姫「今から私の家に来て!」
猫山 桃菜「いきなりっ!?」
猫山 桃菜「・・・分かった」
姫野 沙姫「今から来るって!」
川瀬 千紘「沙姫、無理矢理言っただろ・・・」
姫野 沙姫「そうだよ!」
川瀬 千紘「”そうだよ”って・・・」
姫野 沙姫「細かいことは気にしない!」
〇城の客室
猫山 桃菜「2人ともおまたせ!」
姫野 沙姫「いらっしゃい、桃菜」
猫山 桃菜「沙姫、急に”家に来て”って言わない!」
姫野 沙姫「ごめんなさい・・・」
猫山 桃菜「でも、まぁあのことかなって思ってたからいいけど」
姫野 沙姫「桃菜!!」
猫山 桃菜「調子に乗らない!」
姫野 沙姫「は、はーい」
川瀬 千紘「2人って、ほんとに仲良いな」
姫野 沙姫「でしょ?」
猫山 桃菜「私は、沙姫のお世話係になった覚えはないんだけどね・・・」
姫野 沙姫「そんなお調子者じゃないよ!」
川瀬 千紘「沙姫は、お調子者だよ」
猫山 桃菜「そうよ」
姫野 沙姫「2人して、言わないで!」
「wwwwwww」
姫野 沙姫「早く活動のことについて話そ!」
猫山 桃菜「そうね」
川瀬 千紘「最初の動画は、自己紹介動画だよな・・・無難に」
姫野 沙姫「そうだね!」
猫山 桃菜「まずは、自己紹介で言いたいことを考えましょ」
姫野 沙姫「私、得意なこと1つ披露したい!」
川瀬 千紘「いいな、それ」
猫山 桃菜「私も賛成よ・・・」
姫野 沙姫「やった〜!!」
〇要塞の廊下
神楽 雛「沙姫お嬢様、ディナーの準備が出来ましたよ!」
姫野 沙姫「はーい!」
神楽 雛(とても楽しそうな話をしていますね・・・)
姫野 沙姫「雛!?」
神楽 雛「先に行ってますね」
姫野 沙姫「うん」
猫山 桃菜「沙姫、早く行くよ」
姫野 沙姫「はーい!」
〇西洋風のバスルーム
沙姫たちはディナーを食べて、沙姫と桃菜はお風呂に入っている。
猫山 桃菜「沙姫、恋バナしよ!」
姫野 沙姫「いいよ!」
猫山 桃菜「沙姫は、今好きな人いるの?」
姫野 沙姫「いないよ! ・・・桃菜は好きな人いるの?」
猫山 桃菜「・・・いる キラカフェの店長の汐那さんのことが好きなの」
姫野 沙姫「いいね! ・・・明日も会いに行くの?」
猫山 桃菜「それが、明日は私バイトやってるから行けないんだ・・・」
姫野 沙姫「そっか・・・」
猫山 桃菜「そろそろお風呂からあがりましょうか」
姫野 沙姫「そうだね」
猫山 桃菜「沙姫、パジャマ貸してくれてありがとうね」
姫野 沙姫「全然いいよ!」
姫野 沙姫「部屋に戻ろ! ・・・千紘が寂しい思いしてると思うから」
猫山 桃菜「そうね」
〇豪華なベッドルーム
「千紘、おまたせ!」
川瀬 千紘「それじゃあ、活動の続きの話しようか」
姫野 沙姫「あれ? 寂しがってない・・・」
川瀬 千紘「俺は、いつまで子供なんだよ・・・」
姫野 沙姫「ごめんごめん、幼いときいつも『寂しい』って言ってたから・・・」
川瀬 千紘「それ、言うな!!」
姫野 沙姫「wwww」
猫山 桃菜(この2人、お似合いだな・・・)
姫野 沙姫「最初に歌いたい曲ある?」
川瀬 千紘「”HoneyWorks”様の曲いいんじゃないか?」
猫山 桃菜「それ、いいね!」
姫野 沙姫「ふむふむ・・・」
猫山 桃菜「メモしてるの?」
姫野 沙姫「そうだよ!」
川瀬 千紘「沙姫は、昔からずっと好きなものに関してはちゃんとやるもんね」
姫野 沙姫「何その言い方・・・ 好きなもの以外適当にやってるって言いたいの?」
川瀬 千紘「そうだけど・・・」
姫野 沙姫「私もやる時はやるもん!!」
川瀬 千紘「wwww」
猫山 桃菜「2人とも、早く話終わらせましょ」
姫野 沙姫「そうだね、桃菜」
〇豪華なベッドルーム
その後、沙姫たちはいろんなアイデアを出し合っていた。
姫野 沙姫「とりあえず、こんなものでいいよね」
猫山 桃菜「そうね!」
川瀬 千紘「そろそろ寝るか・・・」
「そうだね」
仲良く3人でくっついて眠った。
神楽 雛「皆さん・・・そろそろ」
神楽 雛(おやすみなさい)
〇豪華なベッドルーム
姫野 沙姫「もう、朝・・・?」
猫山 桃菜「沙姫おはよう!」
姫野 沙姫「おはよう、桃菜」
猫山 桃菜「そろそろ出掛けましょ」
姫野 沙姫「そうだね」
川瀬 千紘「2人とも、おはよう」
姫野 沙姫「おはよう、千紘」
猫山 桃菜「千紘・・・早いわね」
姫野 沙姫「確かに」
川瀬 千紘「2人が起きるの遅いからじゃない?」
猫山 桃菜「私は、6時30分には起きてました!」
姫野 沙姫「私、7時に起きた〜」
「え・・・!?」
猫山 桃菜「ちゃんと早く起きなさいよ・・・」
姫野 沙姫「はーい!!」
猫山 桃菜(呑気すぎる・・・)
〇店の入口
沙姫たちは、”ホシキラ”に来ていた。
猫山 桃菜「このカフェでグループ名を考えましょ」
姫野 沙姫「そうだね」
川瀬 千紘「桃菜は、このカフェがお気に入りなんだな」
猫山 桃菜「なんで、千紘が知ってるの!?」
川瀬 千紘「沙姫に教えて貰って・・・」
姫野 沙姫「桃菜、このカフェの店員さんに・・・」
猫山 桃菜「沙姫・・・これ以上言ったらどうなるか分かるわよね?」
姫野 沙姫「ごめんなさい・・・」
〇テーブル席
猫山 桃菜「星崎さん!おはようございます!」
星崎 優也「おはよう、桃菜ちゃん」
猫山 桃菜「今日は、3人で来たよ!」
星崎 優也「桃菜ちゃんのお友達なら大歓迎だよ!」
猫山 桃菜「は、はい・・・」
姫野 沙姫(桃菜、楽しそう・・・)
川瀬 千紘「桃菜と店員さん・・・いい感じだな」
姫野 沙姫「千紘も思う? 桃菜と店員さんお似合いだよね〜」
姫野 沙姫「私も早く運命の人に出会わないかなぁ・・・」
川瀬 千紘「え・・・」
川瀬 千紘「沙姫は、俺以外の男とは似合わないよ」
姫野 沙姫「なにそれ!! 千紘に言われる筋合い無いもんっ!!」
姫野 沙姫(私も千紘ならいいと思うけど、伝えれる訳ないじゃん!!)
川瀬 千紘(早く沙姫に想い伝えたいな・・・)
猫山 桃菜「沙姫、千紘早く席に座るわよ」
「はーい【沙姫】 分かった【千紘】」
〇テーブル席
猫山 桃菜「グループ名は、どうする?」
姫野 沙姫「星が関連してるグループ名がいいよね」
川瀬 千紘「そうだな・・・ 星が関連してるグループ名か・・・」
姫野 沙姫「いいのあるかな?」
猫山 桃菜「GALAXYとか?」
姫野 沙姫「いいね!」
川瀬 千紘「いや、ただ銀河を英語にしただけじゃん」
猫山 桃菜「どういうのにすればいいの・・・」
姫野 沙姫「うーん・・・」
川瀬 千紘「沙姫が考え込んじゃった」
猫山 桃菜「待ってれば、いいの出てくるわよね?」
川瀬 千紘「いつもそうだし、少し待って見ようか」
猫山 桃菜「そうね」
〇テーブル席
1時間後
姫野 沙姫「ひらめいた!」
川瀬 千紘「ほんとか?」
猫山 桃菜「考えたグループ名教えて」
姫野 沙姫「ズバリ! ”GALAXY MOON”!」
猫山 桃菜「えっと、日本語に直すと・・・銀河月」
川瀬 千紘「どういう意味だ?」
姫野 沙姫「特に意味は無いっ!!」
猫山 桃菜「意味無い!?」
川瀬 千紘「グループ名って意味合いがあるのが定番じゃないのか?」
姫野 沙姫「そういう細かいことは、気にしない!」
猫山 桃菜「沙姫に任せた私がバカだったわ・・・」
姫野 沙姫「え〜なんで?」
猫山 桃菜「そのままの意味よ 銀河月ってなんなのよ」
姫野 沙姫「銀河月いいと思うけど」
猫山 桃菜「良くないの!」
姫野 沙姫「はーい・・・」
姫野 沙姫「いいアイデアきた! ”shine like the moon shine”のは、どう?」
猫山 桃菜「”shine like the moon shine”いいわね!」
川瀬 千紘「俺もいいと思うよ!」
姫野 沙姫「じゃあ、私たちのグループ名は・・・ ”shine like the moon shine”に決定!!」
3人のなんともいえない親しく優しい関係がとても好印象でした。グループ内で恋愛関係になってしまうのは、良いような悪いような気もしますが、この3人なら上手くいきそうな予感がします。
主人公の沙姫ちゃんは名前が同じ作者さんの分身なのかな?お屋敷の部屋とかバスルームとかヨーロピアンな雰囲気がお嬢様らしくて似合ってました。男女混合ユニットのグループがどんなジャンルの音楽なのか、興味津々です。