野球とボールと私

ぽむ

エピソード28(脚本)

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〇事務所
校長「現在、世界野球大会が行われているということで、」
校長「地域対抗野球大会が、 本校で行われることになりました!」
校長「地域の方から参加を募りまして 1〜3位までのチームに スポンサー保護者様の寄付や 地元商店街から豪華商品が出るそうです!」
校長「そこで、わが校からもチームを出すことになりました!」
校長「みなさん頑張りましょう!」
峰山先生「我々も参加するんですよね。 優勝目指して頑張りましょう!」

〇奇妙な屋台
店主「そうそう、ワタシのところにも 参加チラシが来たわよ〜 チームに参加する? 最低でも9人必要じゃない」
謎占い師「私達3人と・・・」
謎占い師「兄者と弟者」
  「マッチョ国から、
    ウエスト、サウス、ノースを
     呼び出します。」
謎占い師「でも、あと一人・・・」
カケル「俺も参加していい!? 商品がもらえるんでしょ?」
店主「あら! しょうがないわね〜」
謎占い師「店主! いいんですか!あんな奴を チームに入れて・・・」
店主「大丈夫よ。 何かあったらワタシが責任取るから」
謎占い師「店主がそう言うなら・・・ 仕方ありませんね」
謎マッチョ「すみません、私はこちらに参加できかねます」
謎占い師「マッチョさん?」
店主「マッチョさんには マッチョさんの事情があるのでしょ? 無理強いは、いけないわね、」
謎マッチョ「すみません」
おじい「そのかわり、ワシが参加するぞい!」
店主「あらご主人! すみませんねぇ〜」
謎占い師「どなたです?」
店主「アナタは、 会ったことなかったでしたっけ? こちら一体の土地オーナーさんよ?」
謎占い師「そうでしたか! ご無礼を、すみません。」
おじい「えーて、えーて。 皆よくやってるでのう。 孫も懐いてるし、 ワシもいろいろ助かるでな。」
おじい「昔とった杵柄! これでも天才野球少年で 腕を鳴らしたでな〜」
店主「じゃあ、頑張りましょう〜♡」

〇野球のグラウンド
  これより、
  地域対抗野球大会を行います〜
ナナミ「司会はワタクシ達 アノマロカリスでお送りします〜」
マチ「大会はトーナメント方式で行われます! この模様は街テレビで放送されます〜 お楽しみに〜」
ユウヤ「そして今回の大会商品はー 豪華ですよー ジャーン!」
ユウヤ「高級感レストラン 「カーラ」のお食事券! さらに〜」
ユウヤ「最新ゲーミングノートパソコン!」
ユウヤ「まだまだ〜」
ユウヤ「高級車! さらに〜」
ユウヤ「最新ミラーレス一眼カメラ! そして今回の目玉〜」
ユウヤ「ジュリア美術館より、 「希望の宝石」が送られまーす!」
  では、はじまりまーす!
ナナミ「ウフフフ楽しみー」
怪盗スキニー「あれは・・・間違いなく マッチョの涙!」
怪盗スキニー「フフフ・・・ 怪盗の腕が鳴るぜ・・・」

〇野球のグラウンド
峰山先生「先生チーム!」
マッチョ「マッチョチーム!」
アカリ「小学生チーム!」
パティシエさん「商店街チーム!」
店主「公園チーム!」
  それでは大会は
  トーナメント方式で行われます!
  代表者は・・・クジを引いてください!
謎占い師「3番です!」
パティシエさん「4番ですわ。 対戦相手はアナタたちですね。 負けませんよ〜」
ユウヤ「準備はいいでしょうか? では1組目から順に対戦お願いします〜」

〇仮設テント
怪盗スキニー「しめしめ。 誰もいないな・・・」
ウエスト「シッット! 怪我するなんて・・・」
カケル「すまねえな・・・ 張り切ってスライディングしたら 柱に足をぶつけちまった」
カケル「捻挫か骨折か・・・ 痛くて歩けやしない」
ウエスト「代わりの奴、いないのか?」
ノース「あいつはどうだ?」
怪盗スキニー「ヒェッ」
ウエスト「お前どっかで見たことあるな・・・ まぁいい、人が足りないんだ。 チームに入れ!」
カケル「じゃあオレは このまま救護所に行くわ・・・ あと頑張って!」
ウエスト「ほら、来るんだ!」
怪盗スキニー「え、ええ〜!?」

〇野球のグラウンド
ユウヤ「〜というわけで、 だいぶトーナメントも進みました!」
ユウヤ「残すは決勝戦!」
マチ「いや〜熱い戦いが あっという間でしたね〜」
ナナミ「ホントですね〜」
マチ「マッチョチームの 筋肉を使ったお手玉プレーや 商店街チームのヒットエンドランなど 面白いプレーもありましたね!」
ナナミ「公園チームの ファインプレーもお見事でした! 8回表からの逆転劇! 0-3からの満塁ホームラン! 素晴らしかったですね〜」
ユウヤ「では決勝戦、 公園チーム対先生チームの試合の模様をお送りします!」

〇野球のグラウンド
  舞台は9回表、
  ノース選手の投球が冴えます!
  公園チームは2-1で、リードしています!
  ズバーン!
細川先生「これは早すぎて打てない・・・」
峰山先生「細川先生頑張ってー!」
細川先生「峰山先生が僕を応援してくれてる・・・ 頑張らなきゃ!」
ノース「フシュー」
  振りかぶって!
  投げました!
細川先生「うおおおりゃああぁぁぁぁ!」
  カキーン
「やったー」
ノース「フシュー」
松山先生「よし!次はわたしだ!」
  ズバーン。
  
  スリーアウト!
松山先生「ええー!?」
怪盗スキニー(んー今のうちに あの宝石を盗んでしまわないと・・・)
店主「ほら、交代よ! 早く行きましょう!」
怪盗スキニー(ちっ なかなか隙がないな・・・)

〇野球のグラウンド
アカリ「おじちゃんたち、がんばってー!」
ヨージ「おやつ食べる?」
「食べる!」
  ザッ
五十嵐先生(謎占い師さん。 打たせませんよ!)
謎占い師「こい!」
  ズバーン!
謎占い師(いい球投げるなぁ)
  振りかぶって!
  投げました!
謎占い師「フッ」
  カキーン!
  ツーベースヒット!
五十嵐先生「オレの変化球を打った! さすが占い師さん・・・」
五十嵐先生「しかしこれ以上は 打たせない・・・」
  ザッ
五十嵐先生「あっ、あいつは!」
五十嵐先生(マッチョ国で名高い、 怪盗スキニーじゃないか!)
五十嵐先生(マッチョの涙を狙いに来たのか。 よぅし!)
  振りかぶって!
  投げました!
怪盗スキニー「おっ 打ちやすい球!」
  カキーン
  バシッ
  
  シュッ
謎占い師「えっ」
松山先生「よしタッチ!」
  ツーアウト!
ユウヤ「おーっとダブルプレー! 打たせて取る! やりますねー」
マチ「同点で迎えました9回裏、 ツーアウト。 まだまだ見逃せませんね〜」
ユウヤ「あと一人押さえれば 延長戦突入です!」
五十嵐先生「次のバッターは・・・」
店主「サテサテ〜」
五十嵐先生「店主〜」
店主「・・・」
五十嵐先生「店主が笑ってない・・・だと?」
  振りかぶって!
  投げました!
店主「それー!」
  カキーン

〇仮設テント
怪盗スキニー「この隙に・・・」
  ヒュオオオアアァァァァァ
怪盗スキニー「うっ」
  バタン
ウエスト「おいっ! 大丈夫か?」
ウエスト「ボール直撃しおった・・・」

〇奇妙な屋台
店主「今日の試合は楽しかったわね〜」
謎占い師「たまには、こういうのも いいですねぇ」
店主「結局、負けちゃったけどね〜 先生チームの優勝!」
謎マッチョ(店主の打った球は フライでスリーアウト。 その後に峰山先生のサヨナラホームランで 試合終了するとは・・・)
店主「そういえば、あのボール当たった人はどうなったの?」
謎占い師「ワタシが治癒しました。 カケルさんの怪我も」
店主「あらそう、おつかれさま。」
店主「サテ店じまいしなきゃ」
謎マッチョ「ちょっと、 あちらを片付けてきます」
店主「いってら〜」
謎マッチョ「結局、 ワタシの手もとに戻って来ただけでしたね」
謎マッチョ「本当の持ち主を見つけるまでは、ワタシの手もとにあるということか・・・」

コメント

  • 最新作で見た怪盗スキニーが盗人なのに目立つ格好で野球大会でもうろちょろしていたことを思い出して再読しました。店主さんのフライ、と見せかけて狙い通りの獲物に当たってクリティカルヒット。さすが〜。

  • さすが9人1チームの野球、これまでのキャラクターたちが挙って登場ですね!楽しいやら懐かしいやらで、見ていてテンションが上がります!

  • とてもタイムリーでスカッとさせてもらえました! 世界規模への応援もいいけど、このシリーズでおなじみのメンバーが参加する試合は、より応援に力がはいりました。

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