エピソード30(脚本)
〇体育館の中
リフル「『ゲームに参加する』」
「『ゲームに参加する』!!」
リフル「お前らは俺の能力を知っているか」
リフル「だがフェアプレイのためにルールを説明してやるぜ」
ツトム「フェ、フェアプレイ?」
ナナシ「・・・・・・」
リフル「何か言いたげな奴もいるが、他意はない」
リフル「ルールは平等でなければ ゲームは面白くない」
リフル「まず、『ゲームにお参加する』と空中の トランプ束に宣言したものは」
リフル「トランプゲームに参加してもらう」
ツトム「トランプゲームだぁ!? 俺たちがそんなものやるわけないだろ!!」
ナナシ(いや、能力を知っている二人が即座に参加したと言うことは、”何かあるな”)
リフル「そして、ゲームに参加したものは」
リフル「”一切の攻撃を受けない”」
ナナシ(──コレか)
リフル「そして、ゲームに負けたものは5分間、 一切の動きを封じられる」
ナナシ「────なるほどね」
ハコ「うーん」
ハコ「取り敢えず、ゲームには私とこの人で参加する」
リフル「いいのか? 私相手に ”たった二人がかりで”」
ハコ「えぇ、問題な──」
ナナシ「いや、僕も参加する」
ハコ「!? まってナナシくん、どうして貴方が」
ナナシ「『ゲームに参加する』」
ハコ(やっぱり、ナナシくん なんかおかしい・・・・・・?)
ハンカ「────へぇ」
リフル「ではゲームを始めよう」
リフル「ゲーム名はそうだな」
リフル「『時限式神経衰弱』」
『13:00』
ナナシ(トランプ束が、 床に裏側でバラバラに落ちた)
ナナシ(いや、 神経衰弱ならばそこは疑問にならない)
ナナシ(問題はゲーム参加者四人の真ん中に現れた)
『13:00』
ナナシ(あの時計、だな)
〇黒
外徳「働け」
マクロ「ポケー」
カナール(もっと高貴な名乗りは────)
外徳「・・・・・・働け」
マクロ「え、ソレ私に言ってます?」
外徳「そうだ、 そしてカナールお前にも言ってる」
カナール「ほえ、 高貴で天才で最高なこの私に何か用?」
外徳「・・・・・・はぁ」
外徳「働け」
カナール「わ、私はちゃんと働いたわよ」
外徳「ほう、では何をしたのか言ってみろ」
カナール「まず『カジノコミュニティ』に行って」
カナール「リフルが最近の情報を聞き込みしたわ」
外徳「ほう」
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