フランス空港(脚本)
〇渋谷スクランブルスクエア
〇豪華な部屋
崔 余北(それで?)
沙 可能「やっぱり、わからないよね」
崔 余北「わけが分からない。付き合う事がもうできないっていうのは」
ー---「アジアロックビート音楽がかかっている。彼が音楽を出ていたこだわりのあったQQ音乐という」
ー---「中国ダウンロードサイトにドラムが響く部屋で話が挟まれる」
〇研究施設の玄関前
「ビルから可能は出口の自動ドアから出た」
「崔には一度も鬼を使う事は無かったイヤ使う事もあったがそれには中国国営憑依組織の許可が必要ではある、彼が他国との関係が」
「あるかどうかが判断され可能に彼の組織背景は読まれてはいた」
彼の信頼スコアも高いが沙 可能ほどではないもの
中国人の女性としてビジネス上それ以上も読むべきかもしれなかったが躊躇した
〇空港のエントランス
フランス
イギリスへ向かうシャルル・ド・ゴール空港ターミナル通路
「人ごみの中」
ビジネススーツ姿ではなくて私服だった部下男女の中、頭に悪寒が走ったと同時に戦場で鍛えられた野生の感か
私服姿だった部下男女の中
悪寒が走ったと同時に戦場で鍛えられた野生の感か
ー--「折り曲げた体ごと膝を沈ませた、頭の上に弾頭を欠けさせた弾丸は」
ー--「虚しく通過したその代わりに男の部下の首が血とともにもげた」
通路ガラスが割れる
ー--「先端のわざと欠けさせたバランスの無く威力を増した弾頭が再度」
照準を変えそれでも紫乃の動きに追いつく
紫乃 音「なにい?!」
ー--「瞬間、人ごみの中で体勢を立て直す為に体ごと回転させていく紫乃の動きに追い付いたように」
紫乃の肩に着弾した
紫乃 音(― くっ ―)
それでも血が噴き出るより先に黒い炎に紫乃が包まれる
ー---「可能」
訓練を受けたとはいえ戦争をくぐった兵士との差が出た
別の特別ゲートをなぜ利用しないのか。それが他人数いる観光客とまぎれる方が安全でなおかつ人間の盾として周囲を利用できた
しかしそれを乗り越える人物がいた
可能だった
憑依グループから脱退していたものの組織上でありバックアップは受け続けている
ー---「表面上なんらかの形で公になったとしても憑依グループとは関係は無い それでも紫乃の暗殺を目的にしているのは同じだ」
部下「「 紫乃!! 」」
ー---「周囲にいるそれでも単にビジネス上の部下で兵隊では無い それでも目を大きく開け黄色人種の男女は身をふせた」
平和な国とは違いテロがある国であって危険な状況には対応できた
周囲の人間もようやく銃撃に気づき
「それでも騒ぎが起きた程度だった」
部下「数人いた紫乃の男女の部下は頭部、左胸を沙 可能の銃撃によってえぐられ死亡していた」
周囲の観光客を巻き添えにしかねない判断だったが可能にとってはすべての倫理的、人道上を捨てていた
ー---「それは紫乃に人間性が近づく道だったが」
VOICEVOX 使用
#春日部 つむぎ
#波音 リツ