空港内(脚本)
〇空港のエントランス
空港エントランスホール
紫乃が可能の腕を掴む
黒い襞を伴いながらすでに紫乃の周囲は温度を感知し天井に取り付けられている
スプリンクラーが回転
ー--「ながら消火剤を撒く」
ーーーー「可能、紫乃はシャワーのように撒かれている消火剤に濡れる。そして一帯は炎にまみれた」
紫乃は炎で可能も覆った
黒い襞は沙 可能が持ち上げられている手首から焼け焦げていく偽装のため髪にウィッグを表情は化粧をした彼女が
叫ぶ
沙 可能「きゃゃああああああああ!!」
さらに炎にまみれ
可能の回復力に対し、ややチェンバーの濃度を濃くした
紫乃 音「こいつの再生は異常だな」
ことごとく皮膚どころか筋肉から次から次へと再生していき泣く可能は
「可能には、、、、、、」
「可能の補足脳にはある副作用があった」
「証木が想定していたものだし本人の可能には伝えてはいない能力、、、 可能より倍の炎に向かって吠えた」
沙 可能「消えてぇぇぇ!!ーーー---」
4mに及ぶ炎がスプリンクラーの消火剤は触れる際「 ジュ 」という音を立て高熱により蒸発し黒と白の巨大な気体ができていて
『量子の書き換え』が起こるーーーーー
黒の炎が一瞬で消えた、、、
紫乃 音(なに?)
空港エントランスホール消火剤の水が一気に紫乃へ覆う金色に染めている髪ごと全身は濡れていく
紫乃 音「― こいつ ― 再び繰り返し言う」
紫乃 音「どうした?お嬢様」
紫乃に片腕は掴まれたまま
紫乃とはそのとき可能は一線を画す
「沙 可能は気が付いたかのように唇は笑った ふっ」
「再び紫乃がチェンバーによって保護されるように黒い炎の襞が覆おうとした」
沙 可能「消えろチェンバー!」
紫乃の体内へ埋められていたありとあらゆるチェンバーシステムが消滅する
紫乃の体の表面から一切の襞は剥ぎ消える
彼女は目を大きく開き次の瞬間にはその場からバックステップしていた
紫乃 音「何が起きている?」
言う
紫乃 音「― いったん引くか ― ― いや、殺るか? ―」
「戸惑っているが 周囲の空港乗客はすでに逃げていた」
そして代わりに空港エントランスホール通路は警備員とは別に国境警備隊の警察官が銃を構えてはいた
実際、炎に向かって撃ち込んでいたがその直前で物理衝撃を受け止めるエネルギーで止まっている
国境警備隊警察官「何が起きて、、、」
ー---「空港内警察官の十数名は自分達も消火剤によって 艶の無いプロテクトの付いている服とともに濡れ厳しい目で見つめていた」
しかしその中のリーダーはー---
国境警備隊リーダー「「 撃て! 」」
2名が今までの実戦通り銃を肩に構え
国境警備隊警察官(相手はピンクのカーディガンを羽織った女性だ)
ー--「可能ではなくラフな着こなしの姿をした女性へ向かって引き金を引いた」
しかし紫乃は大きく通路内でのロングの髪をたなびかせながらサイドステップし弾丸は
国境警備隊警察官「ちっ」
さらに国境警備隊警察官たちはマシンガンを向け発砲する
何も無い空間を弾くだけだった
紫乃の肩に撃ち込まれている銃弾から出る血とともに滴りエントランスホール通路を真っ赤に色付けながらも
次話へーーー
VOICEVOX 使用
#春日部 つむぎ
#波音 リツ