第3話『日常』(脚本)
〇古いアパートの部屋
和泉蓮「今日も捗るぜ」
現実逃避の精霊「・・・・・・」
和泉蓮「今日はとりあえず 原稿用紙100枚が目標だな」
現実逃避の精霊「・・・・・・」
和泉蓮「今日はやけに静かだな」
現実逃避の精霊「・・・・・・」
和泉蓮「お前、さっきから何やってんだ?」
現実逃避の精霊「設定資料読んでる」
和泉蓮「それ、おれの大事な資料!」
和泉蓮「どこから見つけ出してきた」
現実逃避の精霊「普通に本棚にあったけど」
現実逃避の精霊「いやぁ、面白いわ!」
現実逃避の精霊「そこらへんの漫画読んでるより面白い」
和泉蓮「そ、そうか」
現実逃避の精霊「ペンネームは 『イナヤ』かぁ」
現実逃避の精霊「そういえば初めて聞いた」
和泉蓮「友達と決めた」
現実逃避の精霊「そうなんだ! えっとほかには、、」
現実逃避の精霊「闇の眷属」
和泉蓮「ああああ!」
現実逃避の精霊「伝説の槍『ジャグラン』」
和泉蓮「ああああ」
現実逃避の精霊「悪魔に聖書読んでる気分だわ」
和泉蓮「それは中学生の時のやつ!」
現実逃避の精霊「立派な中二病だったのか」
和泉蓮「口にしないでくれ」
現実逃避の精霊「でも、これ とっても良いものだよ」
和泉蓮「えっ?」
現実逃避の精霊「すごい夢が詰まってて私は好き!」
和泉蓮「俺、お前を誤解してたよ」
現実逃避の精霊「へへ」
和泉蓮「ようやく分かり合えたな」
現実逃避の精霊「で、このエッチな本は何?」
和泉蓮「隠してたのどこから見つけてきた!」
現実逃避の精霊「いや、普通に本棚にあったけど」
和泉蓮「しまったああ」
現実逃避の精霊「まあまあどんまい」
和泉蓮「ていうか、もう出て行ってくれ」
一人暮らしの本棚、、油断しちゃいますよね(白目)
中二病時の遺産、大人になると目を逸らしたくなりますが、アレはアレで色んなアイディアが詰まってますよね。精霊さんの着眼点は鋭いですねw