愛の前では全ての問題はクリアされるためにある(脚本)
〇戦地の陣営
グラナータ「ええい! どうなっておる!」
グラナータ「この真紅の女王の陣営が、ここまで攻め込まれるなど・・・」
グラナータ「この魔法陣は・・・!」
サルヴァトーレ「やっと、たどり着きました」
グラナータ「サルヴァトーレ・・・貴様か・・・!」
サルヴァトーレ「グラナータ・・・やっと再会できました」
グラナータ「貴様が来たということは、勇者も・・・」
サルヴァトーレ「いえ、勇者は本陣に置いてきました」
グラナータ「なに・・・!?」
グラナータ「貴様、単身でここまで来たと申すか?」
サルヴァトーレ「そうです。あなたと話がしたかったので」
サルヴァトーレ「邪魔者は置いてきました」
グラナータ「今、邪魔者と言ったか?」
サルヴァトーレ「ええ、言いました」
サルヴァトーレ「あなたの側近も、私の弟子たちが足止めしています」
サルヴァトーレ「この状況を得るのに5年もかかってしまった」
グラナータ「この状況、だと?」
サルヴァトーレ「はい。あなたと二人きりになることです」
グラナータ「貴様・・・我を倒しに来たのではないのか?」
サルヴァトーレ「違います。私は、あなたへの愛を告白しにきたのです」
グラナータ「はあ!?」
グラナータ「き、貴様、なにを口走っておるのだ!」
サルヴァトーレ「私は、あなたを愛している」
グラナータ「待て待て待て! 我と貴様は敵同士!」
グラナータ「しかも我は魔王軍四大将の一人!」
グラナータ「貴様は勇者の右腕だろうが!」
サルヴァトーレ「そんなものは、愛の前では取るに足らぬもの」
グラナータ「いや・・・取るに足るだろ、それは」
サルヴァトーレ「愛に生きる覚悟をした私にとっては、些細なこと」
グラナータ「だーかーらー! 些細じゃないっての!」
グラナータ「ていうか、我と貴様は1回しか会ったことないだろ」
サルヴァトーレ「回数など関係ありません」
サルヴァトーレ「私はあなたを愛している!」
サルヴァトーレ「受け入れてはもらえぬでしょうか」
グラナータ「いや・・・だからな?」
サルヴァトーレ「やはり、年の差が・・・」
グラナータ「いや、問題はそこじゃなくて」
サルヴァトーレ「愛の前では、全ての問題はクリアされるためにある」
サルヴァトーレ「私では駄目ですか・・・?」
グラナータ「すごいな、貴様・・・」
グラナータ「でもな、魔王様と勇者が黙ってないぞ?」
サルヴァトーレ「敵同士であることを気にしているなら、私に妙案があります」
グラナータ「妙案?」
サルヴァトーレ「あなたと私で、手を組むのです」
グラナータ「は? そんなの無理に決まってるだろ」
サルヴァトーレ「いいえ、あなたと私は自らの軍を掌握している」
サルヴァトーレ「やってやれないことはありません」
グラナータ「貴様が言うと、できるような気がしてきたぞ・・・」
5年後──
グラナータ「いよいよ、決戦の時ね」
サルヴァトーレ「グラナータと私の愛。その前に立ちはだかる者は」
サルヴァトーレ「実力をもってこれを排除する」
サルヴァトーレ「たとえそれが、勇者であろうと」
グラナータ「魔王であろうと」
年の差でイケオジでラブラブですか!😆
とっても良き💕ですね!
めっちゃラブラブじゃないですか🤣
愛があれば乗り越えられる❗の、集大成ですね✨
うわー、ごちそうさまです!
2人の逃避行ではなく、2人の生きる道を模索するというのは、オトナの恋愛ですよね!
サルヴァトーレさん、イケオジ魔導士なのもまたイイですね♡