人生物語 1冊目 前編(脚本)
〇英国風の図書館
水瀬 凛華「失礼しまーす・・・」
水瀬 凛華「誰も居ないのかな・・・」
神野 詩穂「あら、どうされました?」
水瀬 凛華「あ・・・あの、河合愛菜って女の 人生物語ってどこにありますか?」
神野 詩穂「河合愛菜さんですか? 何故その方の人生物語が見たいのですか?」
水瀬 凛華「アイツが、早苗を・・・」
水瀬 凛華「わざと突き飛ばして・・・ 早苗は轢かれたんだ」
神野 詩穂「・・・なるほど・・・ 詳しくお話しを聞かせて頂けますか?」
水瀬 凛華「分かった」
〇学校の昇降口
あれは昨日の放課後_
水瀬 凛華「早苗〜!一緒に帰ろ〜!」
深山 早苗「いいよ〜!帰りカラオケ寄ろ〜!」
水瀬 凛華「良いね良いね!」
〇学校脇の道
水瀬 凛華「カラオケ行ったら何歌う〜?」
深山 早苗「何歌おっか〜?」
河合 愛菜「アンタなんか居なければ・・・ 私が一番だったのに・・・!」
ドンッ・・・
水瀬 凛華「早苗ッ!」
水瀬 凛華「救急車ッ・・・呼ばないとッ!」
私は救急車を呼んだ。
水瀬 凛華「早苗!早苗!早苗!」
何度声を掛けても・・・
早苗はぐったりしていた。
そして・・・早苗は病院に運ばれた。