エピソード27(脚本)
〇要塞の廊下
赤縄「でさー、 そいつがえげつない速さと力でよー」
マクロ「えー、本当にそんなのいたんですかぁ?」
赤縄「そう怒るなよ、 やる事ねーからしゃべってるだけだ」
マクロ「だけですよー」
たったったったった
赤縄「──足音だ」
赤縄「廊下の奥から誰か来るぞ」
廊下の奥から走ってくる人影
それは────
赤縄「おいおい何やってんだよ、外徳」
外徳「ふむ、”ちょうどいいな”」
外徳「『忍耐』」
クロス「障壁が、消え──」
クロス「キャッ!?」
外徳「悪いが、 君にとっては二度目の人質になってもらう」
クロス「ひと、じち?」
たったったったった
ハムラ「追いついたぞ!!」
クロス「ハムラ様!!」
ハムラ「そうか、この場所は──」
ハムラ「・・・・・・また人質か」
外徳「悪いが、手段を選ぶつもりはない」
ハムラ「いいのか?」
???「??」
ハムラ「”クロスの意識を奪わなくていいのか?”」
クロス「────悪性、滅ぶべし」
外徳「ぐぅっ!?」
外徳「体と精神に平等にダメージ」
外徳「十字架の祝福、 とゆうよりまるで呪いだな」
外徳「振り解かれたか」
ハムラ「よっと」
外徳「『忍耐』」
クロス「私の──!?」
外徳「一度しか使えんがな」
ハムラ「そんなもの」
赤縄「割れるのか、アレ」
マクロ「少なくとも赤縄さんの銃は 何度撃っても通じませんでしたね」
外徳「いってぇな」
マクロ「えぇ〜、 私たちのリーダーやられちゃいましたよ」
赤縄「あぁ、だがあれは多分 『七分のいち』ってとこか」
マクロ「訳わかんない事言わないでくださいよ 私たちのリーダーが──」
赤縄「そんなことより、これは」
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