ツクモ戦記

竜谷 晟

エピソード28(脚本)

ツクモ戦記

竜谷 晟

今すぐ読む

ツクモ戦記
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇黒
外徳「まさか『忍耐』と『勤勉』 がやられるとはな」
外徳「どう思う『謙譲』の私」
外徳「そうだな『慈愛』の私」
外徳「ハムラ相手に、被害が『七分のに』 で済んだだけ幸運だろう」
外徳「というより、ややこしくなってきたから そろそろ戻っていいか」
「賛成」
外徳「では、『謙譲』」
外徳「うむ、『忍耐』はともかく、 『勤勉』を使えないのは痛いな」
外徳「まぁ、地道に歩いて移動するか」
カナール「高貴なる私の帰還よ!!」
外徳「うん? カナールか」
外徳「仕事はどうした?」
カナール「んーとリフルが」
リフル「ふむ、次のコミュニティは少し危ないな」
リフル「お前は先に拠点に戻ってろ」
カナール「だってよ」
外徳「お前、そんな危ないとこに リフル一人で行かせて良かったのか?」
カナール「あ? リフルなら大丈夫だろ」
カナール「ソレより話聞かせろよ、何があった?」
カナール「”なんかちょっと弱くなっただろ”」
外徳「・・・・・・」
外徳「向こうで赤縄とマクロが寝てるから、 そっちに聞いてくれ」
カナール「寝てるやつ起こすのは流石に悪いだろ」
外徳(そういう常識はあるのか)
リオーネ「ただいま帰りました」
カナール「おう、おかえり!!  お前もこっちで話を──」
リオーネ「あァ!?」
「ひえ」
リオーネ「少し眠らせてもらうわ 変なのに絡まれて疲れちゃったから」
カナール「おいおい、何だよアイツ めちゃめちゃ機嫌悪りぃぞ」
外徳「何があったんだろうな」

〇体育館の中
ネコマ「どういう状況であるか? これ」
ナナシ「ふ、フラマさんが婦警さんを縛ってる」
ツトム「マジで状況がよくわかんねーんだけど」
イフ「しかも縛られてる方は笑ってて 縛ってる方は泣いている」
ハコ「フラマさんが泣いてるのは 通常営業だけどねー」
?「やぁ、まってたよ」
ネコマ「すげーふてぶてしい婦警さんであるな」
ハコ「縛られてんのにねー」
ナナシ「ソレにあの足──」
ナナシ「折れてる────ような」
?「へぇ分かるのかいそういうの」
フラマ「その、この人がどうしても話したいことがあるって」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:エピソード29

ページTOPへ