説明する女(脚本)
〇教室
スバル「どうした真尋? 2人きりで話なんて」
真尋「先輩・・・」
真尋「わ、私と付き合ってください!」
スバル「付き合うって・・・恋人的な意味でか? そんなの無理だ 私たち女同士なんだぞ?」
真尋「そう・・・ですか」
スバル「ああ、真尋の気持ちは嬉しいが 応えてやれずすまない」
真尋「では、「女の子同士で付き合うのはこんなに素敵! 女子同士恋愛のススメ」を プレゼンさせていただきます!」
スバル「は?」
真尋「大丈夫! これを聞けば先輩もきっと女の子と恋愛 したくなっちゃいますよ」
スバル「いや、そうゆう問題ではなくて・・・」
真尋「では早速始めていきましょう メリット1つ目「気を遣う必要がない」」
真尋「男性と付き合うと異性で気持ちが分かりずらい相手の気を探らなきゃ いけなかったり」
真尋「一生懸命時間をかけてオシャレをして 会っても気づいてもらえなかったり 逆に相手が気が利かないことにイライラ したり」
真尋「そういった関係に疲れてしまう女子が多いんです」
真尋「しかし! 女の子同士ならそんな心配は不要です」
真尋「女の子同士だから気持ちはわかりやすいし オシャレをしたら絶対気づいてくれます」
スバル「な、なるほど・・・ それは一理あるかもな」
真尋「あ、少しは良さが伝わったようですね よかったです」
真尋「それではメリット2つ目です それは清潔感!」
スバル「せ、清潔感?」
真尋「はい、男子に比べて女子は綺麗です そしていい匂いもする!」
真尋「男子なんてこっちが何時間もかけて オシャレして行っても数分で着替えて 一瞬で終わる短い髪セットで終了です」
真尋「しかも挙句の果てにはお母さんに し〇むらで買ってきてもらったような 適当な服でくる奴すらいる!」
真尋「しかも部屋が汚い男子だってザラです 本当に女の子と付き合う気があるのかと 正気を疑います」
スバル「な、何か私怨が入ってきてないか?」
真尋「そんなことありません! 男子は皆そうゆう生き物なのです」
スバル「そ、そうなのか・・・」
真尋「対して女の子は清潔です まずオシャレをしてるから服も顔も匂いも全部イイ!」
真尋「それに男子みたいに部屋が散らかっていることもまずありません あっても男子みたいに汚部屋に住んでいる女の子はいません!」
スバル「は、はぁ・・・」
真尋「そして3つ目 何より美しい!」
真尋「女の子同士が付き合っている姿は 美しいです!絵画です!」
真尋「醜い男子なんかと違って女の子同士が 手を繋ぐ姿なんて尊さ以外の何物も ありません」
真尋「百合が嫌いな女子なんていません!」
スバル「ゆ、百合?」
真尋「とにかく、これで良さは 伝わりましたよね? それでは私と付き合って」
スバル「いや、女子同士がOKでも真尋が無理だ」
真尋「え、あ・・・?」
スバル「いや、ゴメン 生理的に無理」
「説明できないことのすべて」が恋愛のいいところだから、タイトルの「説明する女」はものすごい皮肉だなあ、と勝手に感心しちゃいました。真尋のどこがダメなのかスバル先輩が延々と説明する「説明する女2」も読んでみたいですね。
気持ちいいくらいの偏見。百合成分摂取できて楽しかったです
スイッチの入った真尋さんの饒舌具合に、驚きと笑いが……
途中から、コレ作者様の意見や願望や嗜好が詰め込まれてる?と思ってしまいましたww