お茶漬の味(脚本)
〇狭い畳部屋
居間で二人のデブがごはんを食べながら、テレビを観ていた
するとお茶漬けのCMがはじまった
ご飯の中に茶漬けのふりかけを入れる音
ふりかけがかかったご飯の中に、お湯を入れる音
お茶漬けの男「ハフハフ!」
お茶漬けの男「あー!」
お茶漬けの男「あー!うまい!」
矢場谷園のお茶漬け
デブ1「この人ほんとにおいしそうにお茶漬け食べるなあ」
デブ2「おまえなめてんのか!」
デブ2「この人はこのCMのためだけに何回もお茶漬けを食べさせられんだぞ!」
デブ2「お前にこの人が気持ちが分かるのか!?」
デブ1「知らんわそんなこと!」
デブ1「うまそうだったから純粋に「うまそう」と言っただけにすぎんわ!」
デブ2「なんだとこのヤロー!」
デブ1「もうえいわ!」
デブ1「お前とこんな話しても飯がまずくなるわ」
デブ2「ふん!」
黙ってお互いにご飯を食べはじめ
10分後・・・
デブ1「・・・」
デブ1「ごめん、俺がなめてた」
デブ2「いや、俺も悪かった」
デブ2「それにしても、CMのために何十回もお茶漬けを食べさせられるなんて大変だよな」
デブ1「ああ ほんとにそうだ」
デブ1「おれたちもお茶漬けを食べるとしよう」
デブ2「そうするか!」
そして、二人はお茶漬けを作り、一緒に食べました。
デブ1「やっぱりお茶漬けってうめえなー!」
デブ2「ああ! なんでこんなうまいんだろうな!」
こうして二人は笑顔で話し合い、仲良く過ごしました。