スカッとさわやか!?(脚本)
〇文化祭をしている学校
日菜(ひいな)「ハレンチ」
天才(たかとし)「ヒナも飲めば?」
自動販売機ガール「100円ドーゾ」
日菜(ひいな)「どういうこと?」
天才(たかとし)「これは自動販売機 ヘソの穴に100円入れてみな」
天才(たかとし)「お茶 ジュース コーヒー カルピス 音声で選択できる」
日菜(ひいな)「自販機??」
天才(たかとし)「ホットは右胸ボタン コールドは左胸ボタンを押す」
日菜(ひいな)「そこも音声にしなさいよ!」
日菜(ひいな)「ジュースはどこから?」
天才(たかとし)「口移しで飲める だからキスじゃない」
日菜(ひいな)「変態 痴漢 女の敵」
天才(たかとし)「自立歩行型で 勝手について来る いつでも どこでも飲める」
天才(たかとし)「来年の発明コンテスト狙いさ 試運転をかねて 文化祭の展示に」
天才(たかとし)「名前通り オレ天才だから」
日菜(ひいな)「天才じゃなくて あんたはタカトシ」
日菜(ひいな)「漫才してろ「欧米か いや変態か!」」
日菜(ひいな)「女性の商品化そのもの 女性蔑視も甚だしい!!」
天才(たかとし)「何でも女性差別って 行き過ぎたフェミニズムだろ」
日菜(ひいな)「女性型にする必要が どこにあるのよ」
天才(たかとし)「じゃあ男の形なら良いのか? オヤジなら差別にならないのか?」
天才(たかとし)「ハゲデブ親父と口移しで飲みたいか?」
日菜(ひいな)「口移しで飲む必要ないでしょ」
天才(たかとし)「オヤジを差別するな」
天才(たかとし)「こだわるのが変 単なる自販機だよ」
日菜(ひいな)「アッそう だったら!!」
ありったけの100円玉を
財布から出す日菜
日菜(ひいな)「聞いた!? この子自販機だから 皆でジュース飲んで!!」
100円玉をバラまく
100円を拾い 男達が群がる
学生「ヘソに100円入れさせて!」
学生「胸のボタン連打したい!」
学生「右胸か左胸か ホットかコールドか それが問題だ!」
学生「カルピス飲ませて!」
学生「俺もキス!! いや口移しで」
学生「カワイイ~ 君のジュース飲むぅぅ」
天才(たかとし)「汚い手で触るな こいつは 俺の 俺の・・・」
日菜(ひいな)(きたきた 俺の女って 言うぞ言うぞ!)
日菜(ひいな)(女性扱いするぞ)
天才(たかとし)「俺のヒナに手を出すな」
カツラとマスクが落ちた
自販機ガール 本当の顔は・・・
自動販売機ガール「100円ドーゾ」
学生「日菜ちゃんに瓜二つ!」
学生「モデルは日菜さんか!」
日菜(ひいな)「そんな・・・そんな・・・」
駆け出す日菜
そっくり自販機が残る
天才(たかとし)「ヒナ・・・」
天才(たかとし)「やっちまった・・・」
天才(たかとし)「山登りでもジュースが飲める 便利な歩行自販機ってだけなのに」
天才(たかとし)「どうせならリアルにしようって 気づいたら ヒナそっくりに・・・」
天才(たかとし)「ヒナのこと こんなに こんなに 自分で知らなかったよ・・・」
天才(たかとし)「・・・・・・」
天才(たかとし)「焦ったら喉乾いた」
100円をヘソに
天才(たかとし)「あれ? 入らない? ジュースは?」
左胸を押す
日菜(ひいな)「変態 痴漢」
日菜が 2人並んでいる
自動販売機ガール「100円ドーゾ」
天才(たかとし)「いつ入れ替わった?」
天才(たかとし)「おまえ 話聞いてたのか?」
日菜(ひいな)「長い独り言ね」
日菜(ひいな)「先生にいいつけてくる 天才じゃなく痴漢だって!!」
駆け去る日菜
天才(たかとし)「オヤジ型にするか・・・ コンテスト受かる・・・かな?」
自動販売機オヤジ「100円ドーゾ」
満更でもない日菜の笑顔に
気づかない天才だった
これは…凄まじい発想力✨ とにかく感服の一言です🙌
ワンシーンの中に、ストーリーの起伏や登場人物の感情の揺らぎが見て取れて、圧倒的充実感です😊
ただ、口移しに男子が殺到だと、先に飲んだ人の唾液まみれのところに口を付けなければならないというアレやコレやが…😂(逆にソレが興奮するという方もいらっしゃるかもですが😇←)
おはようございます。とても面白かったです。まさかの展開にびっくりしました。とても素敵な作品だと思いました。応援しています。
天才と変態は紙一重なんですね😅
ど頭のスチルからインパクトがあって面白かったです❗️