教室にて(脚本)
〇教室
とある学校でのお話・・・
英子「美那ー」
美那「何よ英子」
英子「モノマネやるんだけど見てくんない?」
美那「え? モノマネ」
英子「じゃあまずは──」
英子「な!? こそあらめ」
英子「美那くん! がんばりたまへ」
美那「古文の寺田!」
美那「英子うまい」
英子「続きまして──」
英子「なんなー アンタの文字は明後日に曲がっとるよーよ」
英子「気をつけなっ・・・せ!」
美那「うちらの担任松尾じゃん」
美那「あれどこの人なんだろうね?」
英子「あとは──」
英子「でさぁーアレなワッケ? 聞いてるぅー?」
美那「転校生のシカっち!? それアタシも出来る」
美那「何なーん!? 何なぁーん!?」
英子「あはは うまい うまい」
美那「これで終わり?」
英子「そうだね──」
英子「・・・コードナンバー4190」
美那「!?」
英子「『夜の迷星』──本作戦の経過を報告」
英子「ミッションはターム2に突入」
英子「当該要地『東校』に現地学生として潜入開始」
美那「英子!?」
英子「拠点ターゲット『涙』の捜索を開始・・・」
英子「発見次第即時報告予定」
英子「指示を待つ──オーバー」
美那「英子・・・」
美那「アンタ──どこでそれを!?」
英子「さあてどこでしょ?」
美那「・・・」
美那「知られてしまっちゃあ仕方ないね」
英子「美那──信じてたのに・・・」
美那「やってやるよ! 英子覚悟しな!!」
英子「コイよ美那!」
「・・・」
「・・・・・・」
美那「なんてねー」
英子「何なーん? これ何なーん?」
美那「お!? シカっち!」
「ハハッ」
「アハハハハ」
──
椎香(聞かれていたのかあの通信)
椎香(あの様子なら問題なさそうだな)
椎香(しかし現地の学生のマネしてるんだが)
椎香(もしかしてヘタなのか・・・)
おしまい
英子が宇宙人だったのか、いや美那だったのか、何と、転校生椎香=シカっちだったんだ。だから地球の慣れない言葉のクセを真似されてたんだ〜。となるまでの伏線の流れが一直線でお見事でした。
楽しそうなやり取りで、こちらも楽しくなりながら読ませて頂きました😄
何でモノマネってこんな楽しくなっちゃうんでしょう🤔
最後とても意味深な終わり方で、ワケありそうな生徒も出てきたので続きが気になります!