実況の合間に恋愛を

陽菜

撮影の日(脚本)

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〇寂れた一室
  みんなが休みの日、全員で人狼ゲームをしていた。
  人狼ゲームと言っても、村人側にはミッションが課せられており、それをこなすことでも勝利できるというものだ。
  ・・・説明が難しいため、やっているところを見てもらいたい。
高城 誠「あ、村人か・・・」
高城 誠「ノートパソコンだと難しいな・・・」
高城 誠「今度、ゲーム用のパソコンを買おうかな・・・」
立花 湊「こんにちは、誠さん」
高城 誠「あ、こんにちは、湊さん」
立花 湊「役職はなんですか?」
高城 誠「普通に村人陣営ですよ」
立花 湊「そうなんですね。それだったら・・・」
高城 誠「あっ!?」
立花 湊「キルしてもいいですね♡」
高城 誠「湊さん、人外だったんかい!」
立花 湊「フフッ、そうですよ」
  まさか真っ先にやられてしまうとは・・・
  このゲーム、キルされてもほかのプレイヤーの動向を見ることが出来る。
  なので、湊さんの動向を見てみることにした。
立花 湊「えっと・・・ここ通ったら経路合わせしやすいよな・・・」
高城 誠「湊さん、俺をキルした感想は?」
立花 湊「楽しかった」
  ・・・犯行を認めたようだ。
高城 誠(犠牲者だから認めるも何もないけど)
  ちなみにそのあと、人狼側が普通に勝った。

〇寂れた一室
  動画を撮り終え、俺達は二次会を開く。
赤月 恭介「TRPGとかどうっすか?」
高城 誠「それ、すっごい時間かかるじゃん・・・」
坂木 清隆「確か、キャラから作らないといけないんだったよね?」
  そんな会話をしていると、湊さんが尋ねてくる。
立花 湊「TRPGってなんですか?」
杉山 修斗「テーブルトークロールプレイングゲームっていうものでね」
杉山 修斗「クトゥルフ神話TRPGが有名かな?」
大橋 小陽「会話型RPGとも言われていますよー!」
大橋 小陽「ダイスの目を振って進めていくゲームです!」
立花 湊「うーん・・・イメージが湧きませんね・・・」
立花 湊「ちょっと動画で見てみます」
  そう言うと、湊さんの方から何か音が流れてきた。
  本当に見ているのだろう。
立花 湊「なるほど・・・」
成田 恵茉「イメージつきました?」
立花 湊「なんとなくですけどね」
立花 湊「確認ですけど、ステータスもダイスで決めるんですよね?」
横山 碧「そうですそうです」
管原 涼真「湊さんも分かったなら、少しやってみてもいいかも」
川口 莉子「それか、三、四人でやってもいいかも」
原田 蒼汰「いいな、それ」
赤月 恭介「じゃ、それでやってみるか!」
  そうして、二次会でTRPGをすることになった。

〇おしゃれなリビングダイニング
立花 湊「えっと・・・キャラってこれでいいんですか?」
高城 誠「どれどれ・・・」
高城 誠「はい、いいと思いますよ」
  一時間後、私達は実際にプレイヤーとなるキャラを作っていた。
  私は初めてやるため、誠さんに教えてもらいながら作成した。
立花 湊「こんな感じになるんですね・・・」
高城 誠「湊さんは初めてだし、合計して振り分けましたからね」
高城 誠「もともとの能力値自体、高めですけど」
立花 湊「高いとどうなるんですか?」
高城 誠「生存しやすくなったり、技能がとりやすいですね」
高城 誠「まぁ、そもそものストーリーが運次第なので本当に高くなるだけですけど」
立花 湊「そうなんですね・・・」
  これは小説に使えそうだ・・・と思っていると、恭介さんが「出来たっすか?」と聞いてきた。
高城 誠「湊さんも出来てるよ」
赤月 恭介「じゃあ、始めるか」
赤月 恭介「まずは自己紹介をしてください」
  そうして、TRPGが始まった。

〇寂れた一室
  短めのTRPGを終えると、みんなで騒ぎ出した。
佐々木 渉「いやぁ、人数多いからどうかなって思ったけど、面白かったな」
高城 誠「そうですね」
赤月 恭介「意外といけるもんなんだな」
立花 湊「普通は何人でするものなんですか?」
大橋 小陽「シナリオによりますけど、四人ぐらいだと思いますねー!」
立花 湊「そうなんですね」
  少し湊さんが考え込んだかと思うと、
立花 湊「私、シナリオ作ってみたいです」
  そう言いだした。
杉山 修斗「え、作れるんですか!?」
立花 湊「多分、行けると思います」
立花 湊「クトゥルフ神話の神様を登場させたらいいんですよね?」
  さすが作家だ、一度やっただけですぐに思いつくなんて。
立花 湊「じゃあ、出来たら報告しますね」
  どうやら本気で作る気らしい。
  楽しみと不安を抱えつつ、この日は解散になった。

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