藤原為時女

ましまる

私の好きな作家さん(脚本)

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〇教室
  藤原為時女
なごみ「・・・って、一体ダレっ!?」
かおる「ええと、私の好きな作家さんなの」
なごみ「へー、こんな名前の作家がいるんだー ちょっと変わった名前だよね」
なごみ「で、その人はどんな話を書いてるの?」
かおる「恋愛・・・かな」
かおる「美しい容姿の男性が 色んな女性と恋をするお話なの」
なごみ「えー、色んなヒロインとの恋って ジャンルは「ハーレム系」?」
かおる「まあ・・・そうかも」
なごみ「ラノベ作品なのかな? どこのレーベルだろ・・・」
なごみ「その人の作品タイトル教えてー」
かおる「どの作品も、漢字だけのタイトルなの 「御法」「蜻蛉」「蓬生」とか・・・」
なごみ「何ソレっ、無駄に難しい漢字タイトル!?」
なごみ「私の厨二病ゴコロが揺さぶられるって」
かおる「厨二病なんだ・・・」
なごみ「誰もが厨二病を心に抱いてるんだって!」
なごみ「で、その作家が描く恋愛ってどんなの?」
かおる「ええと・・・」
かおる「主人公が幼馴染のイトコに恋するも 結局は結ばれないお話とか・・・」
なごみ「幼馴染との恋愛、定番だよねー」
かおる「品のある人妻さんが気になり 猛アプローチして結ばれるお話とか・・・」
なごみ「不倫でNTR、めっちゃヤバくない!?」
かおる「その人妻さんを夜這いしに行ったとき 暗がりで人妻さんとその義娘を間違えて そのまま勢いで結ばれるお話とか・・・」
なごみ「色んな意味で主人公ダメだって!」
かおる「義理の母親に恋い焦がれて ついに実力行使しちゃうお話とか・・・」
なごみ「うわっ、近親モノ! しかも実力行使ってハードすぎ!」
かおる「幼い女の子を家に連れ帰ってきて 理想の女性に育てて結ばれるお話とか・・」
なごみ「ロリ調教モノ!? それ出版して本当に大丈夫?」
かおる「主人公と付き合った年上女性の愛が重く、 その女性が主人公の浮気相手を呪い殺す お話とか・・・」
なごみ「うわー、ハーレム系なのにドロドロ!」
なごみ「ていうか、成人指定の本じゃないの? かおる、よく読めたね」
かおる「成人指定はされてないよ。 私も、昔から読んでるし・・・」
なごみ「昔っから!? かおる、ソッチ系が好きだったの?」
かおる「うん・・・好きだよ」
なごみ「話を聞いていると 私も、ちょっと読んでみたくなってきた!」
なごみ「この人の本って 駅前の本屋さんに置いてるかな?」
なごみ「成人指定でないなら、私でも買えるよね?」
かおる「たぶん、普通に買えると思う」
かおる「でも、この人の本って 違う作者名で出版されてると思うよ」
なごみ「別名義も使ってる作家なんだ! ますます興味湧いてきた」
かおる「じゃあ、ちゃんと説明するね」
なごみ「大丈夫だって! 店員に聞けば一発で教えてくれるから」
なごみ「じゃあ、買いに行ってくるね!」
かおる「・・・あ、行っちゃった」
  藤原為時女
  (ふじわらのためときのむすめ)
  
  『源氏物語』を記した 紫式部 です
かおる「書店員さんに、どんな風に尋ねるんだろ?」

コメント

  • え、紫式部ってそんな名前だったのか!
    さっそくwikiを見てみたら昔の女性って名前が公表されないんですね。
    ふーむ、それにしても冷静に解説されるとドロドロしたもの書いてますよね。
    ちょっと(かなり)キツイかもです。

  • タイトルが前から気になっていた作品です。本格歴史小説かと思いましたが、いつもと同じ感じでホッとしました笑(登場人物見てそんな感じはしていましたが…)
    源氏物語が読み継がれているのは、今も昔も人間が興奮し悦ぶ話は変わらないということでしょうか…

  • 読み進める内に正体がわかってきて…ニコニコしながら読ませてもらいました☺楽しいワンシーンでした!

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