新作を読みたい女

花石雫

新作が読みたい女(脚本)

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〇女の子の部屋
「そんな・・・嘘でしょう・・・?」
「だって、こんな・・・こんなことって無いよ・・・!」
「うあぁあぁぁ・・・」
「読みたい・・・」
「読みたい、よぉ・・・」
読子(よみこ)「続きが・・・読みたぁーいっっっ!!!!!」
読子(よみこ)「なんで?何で続きがないの?」
読子(よみこ)「あんずちゃんとリッキーはこの後どうなっちゃうのぉーっっっ!!?」
  私、読子!漫画が大好きな女の子!
  友達に教えて貰った作品にドハマリして、この土日で一気読みしちゃったんだけど・・・!!
読子(よみこ)「まさか、続きが無いなんて、聞いてないよぉー!!」
読子(よみこ)「まぁ、この間アニメ化も決まった作品で、完結してるとは彼女も言ってなかったけど・・・」
読子(よみこ)「こんなにも気になる所で終わっているとは・・・!!」
読子(よみこ)「うぅ、恨むぞ友よ・・・気になって眠れないわよ・・・」
読子(よみこ)「かくなるうえは・・・!!」
  オススメされてたの読んだよ!スッゴク面白かった!
  でも、続きが無いなんて聞いてないよぉ、この後二人はどうなっちゃうの!?
  気になって眠れないよぉ!私の予想だとこの後二人は~・・・
読子(よみこ)「ていっ!送信!!」
読子(よみこ)「このもだもだした感情を、当の友と共感するのみ!!!!!」
読子(よみこ)「あっ、早速返信!」
読子(よみこ)「うんうん、わかるよ!あそこは泣けるよねぇ・・・!」
読子(よみこ)「あそこはハラハラしたよねぇ、わかる、わかるよ友よ・・・!!」
読子(よみこ)「・・・はぁ?」
読子(よみこ)「いやいやいや・・・」
読子(よみこ)「杏はそんなこと言わないし!リッキーもそんな事しないわよ!」
読子(よみこ)「何て事でしょう・・・これは・・・」
読子(よみこ)「解釈の不一致!!!!!」
読子(よみこ)「戦じゃぁー!!!!!」
読子(よみこ)「とは言え私はこの作品を一回読んだだけの女・・・」
読子(よみこ)(何度も読み込み想いを馳せている友の方が正しいの・・・?)
読子(よみこ)「ううん、例え読んだ回数が少なくとも、私が抱いた印象が間違いなんて事はないよね!」
読子(よみこ)「あぁあぁぁ、早く続きが読みたいよ~!!」
読子(よみこ)「この表現しがたい気持ちを誰かどうにかしてぇー!!」
読子(よみこ)「きたよきたよこの時が・・・」
読子(よみこ)「どれだけこの日を待ちわびて来たか・・・!」
読子(よみこ)「新刊の発売日よ!!!!!」
読子(よみこ)「友との論争もあれこれ白熱したけれど・・・」
読子(よみこ)「予想が正しいのか、いざ決着の時・・・!!」
読子(よみこ)「何て事でしょう・・・」
読子(よみこ)「ひとっつもあってなかったーっっっ!!」
読子(よみこ)「いやぁ、これは予想外すぎて予測出来ないよぉ~!!」
読子(よみこ)「まさか二人がこうなるなんてねぇ・・・」
読子(よみこ)「でも、ほんと面白かったー!!」
読子(よみこ)(この喜びと驚き・・・)
読子(よみこ)「これはもう、共有するしかないよね、友よ!!!!!」
読子(よみこ)「うんうん、わかるよ友よ・・・語り合おう、心行くまで・・・」
読子(よみこ)「あぁ、それにしても面白かったなぁー・・・」
読子(よみこ)「・・・」
読子(よみこ)「うぅー・・・困った・・・」
読子(よみこ)(早く・・・)
読子(よみこ)「早く続きが読みたいよぉ~っっっ!!!!!」

コメント

  • 読子ちゃん、わかります。でも新刊出ておめでとう😆自分が読むマンガや小説、多分もう未完のまま終わるんだろうなって作品けっこう多いのです😭

  • 読子ちゃん、まんま私と同じ行動パターンとリアクションしていて笑いました!私は読子ちゃんみたいに可愛くはないですが……
    新刊発売日って、その前日から、小学生の遠足ばりに高揚しますよね

  • 読子ちゃんの気持ち、痛いほどわかります。読子ちゃんには、完結した作品以外は読まないことをお勧めします。結末まで一気に読めるから悶え苦しむ時間は無くなります。それに、「ガラスの仮面」のような40年以上最終回を待たされる地獄もありますからね。

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