ようこそ芸術的美容部へ

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

2話(4/7)癒しの先生(脚本)

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〇生徒会室
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「じゃあ、ポスター描き変えましょうよ 先輩」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「え これじゃダメなの?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「んー・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「俺のサインでも書いとけばくるだろ」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あー! 何してるんですか! 更に美容部が何する部活か分からなくなる!」
  しかもこれ張り出すんだぞ
  このサイン書かれたやつは絶対盗まれる!
芭登 卓真 バトウ タクマ「いっそ美しさを前面に出して俺たちの写真載せるか?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(自信満々のセリフありがとうございます 肩を組むな)
芭登 卓真 バトウ タクマ「よし、そうと決まれば写真を撮りに行こうか白杜陽介」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「は?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(なんで俺?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(まさか芸術的ブサイクで話題を呼んで美容部に引き入れようとしているのか・・・?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(ん? 待てよ 芸術的ブサイク・・・でも、大御堂先輩ならもしかして綺麗にしてもらえるんじゃ)
  芸術的美男子へ変貌してこれまた美しく変身出来るんじゃ!?
  そしたら学園の支配も夢じゃないかも!
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「先輩、俺をお洒落キラキラ男子に変えられますか!?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・大崎くんなら簡単に変身できると思うけど」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(なんでこの子自分のことこんなに過小評価してるんだろう)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「いや。俺は美しいんで」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「は」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「美しいんで。世界で一番」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「いや、あの 榎園くん。君ってまさか」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(まあ自信を持つのも無理はない・・・それにしてもまたナチュラルに心読まれたな)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「俺は美しいんです! 誰も見たことがない芸術的ブサイクですから!」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(ええええ!? な、ナルシスト と言って良いんだよね、これ)
芭登 卓真 バトウ タクマ「ブサイク? お前が? 可愛い顔してるぞ」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・会長意外と優しいところあるんですね 良いですよ。お世辞は」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「昔からブサイクだと罵られたり突然襲われそうになったり、攫われそうになったり、攫われて売られたり」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「買われて世話されたり、このブサイクには悩まされて来ましたから」
芭登 卓真 バトウ タクマ(おいおい。こいつの顔ならありえるけどどんな人生歩んで来てんだよたった16年で)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「なんたって俺は神の産み落とした突然変異のブサイクらしいですから」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・だ、誰がそんなことを?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「保護者です」
(何でだ!)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「幼い頃から自分がブサイクだと教え込まれて来ました。顔を隠さないと人に失礼なのだと」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「芸術的ブサイクだからみんな狂ってしまうと」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(なるほど・・・危険が多かったから対処しようとした結果がこれなのか)
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「自分で鏡を見たことは?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「ないです。見てしまえば芸術的ブサイクがただのブサイクへと変化すると言われました 俺は絶滅危惧種なので」
(絶滅危惧種・・・)
芭登 卓真 バトウ タクマ「両親の考えていることは分からなかったのか? お前の洞察力なら・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「子どもの頃に洞察力なんかあるわけないでしょう」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(いや確かに心は読めていた しかし子どもの頃の話というのは印象に残っているものしか思い出せないのだ)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(保護者が何を考えていたかなんて忘れてしまった)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(しかし小学1年生に上がった頃からは記憶が残るようになり、周りからキモいと思われていることがよく分かった)

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