〇家の階段
鰤戸　陽菜（階段で今日こそは、お菓子とジュース落とさないようにっと・・・・・・籠よし、紐よし、私よし）
鰤戸　陽菜（頑張れ私！　よしよし、いい調子って、え・・・・・・？）
鰤戸　陽菜「って、何でここに、メロンの皮が?!　普通は、ＢＡＮＡＮＡ の皮でしょ?!　うきゃ～～?!」
鰤戸　陽菜「きゅぅ～～　あと、もうちょっとだったのに・・・・・・」
鰤戸　陽菜（中学生の頃からドジが始まってこんなのばっかり。慣れたくないけど・・・・・・慣れたわね、ハァ）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（溜息ばっかり憑いてたら不幸せが来るわよ）
鰤戸　陽菜（誰の所為だと思っているのよ！　ついてるの文字がおかしいわよ。憑いてるのはあんたでしょ！）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（えっー？　あたいは、いつの間にか入っちゃっただけだよー。あと、ちょっーと変なのが来・て・る・だ・け（笑））
鰤戸　陽菜（どう考えてもあんたの所為だろーがぁ！）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（いゃーん。　そんな、乱暴に言わないで～あたい、こわい～）
鰤戸　陽菜（えぇーい、ぶりっ子ぶるなー！）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（えぇー？　いーじゃん、ドジっ子～）
鰤戸　陽菜（だ・れ・が、ドジっ子じゃ！　誰の所為だっちゅーに！　早く出て行きなさいよ！　出かた分かるんでしょ！）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（えっ？　知らぬ）
鰤戸　陽菜（えっ？知らぬ・・・・・・じゃねぇー！　調べとけって何回言わせるの！）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（分からぬ・思い出せぬ・面倒くさい）
鰤戸　陽菜（見ざる・聞かざる・言わざる　みたいに言うなー！　面倒くさがるなー！　ハァ、取り合えずもういいわ。もう１度チャレンジね）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（ガ・ン・バ。しっかり、応援するよ～）
鰤戸　陽菜（しっかり応援しなくていい。しっかり何もしないでいいから）
鰤戸 　陽菜（中の人？）（つれないな～あたい達の仲なのに～）
鰤戸　陽菜「そんな仲に、なった覚えないわ。よし、行くわよ、そっーと、そっーと・・・・・・」
鰤戸　陽菜「えっ?!　わきゃ～～?!」
鰤戸 　陽菜（中の人？）（バナナの皮って言ってたから、本当にバナナの皮が来てくれたね～）
鰤戸　陽菜「うぅ・・・・・・もう嫌ー！」
　　こうして彼女達？の日々は過ぎていく。何故こうなったかは、分からない。そして、恐らく一生一緒に居るんだよ。
鰤戸　陽菜「一生は嫌！」