〇田舎の公園
君澤　章子「センパーイ」
　　章子・・・
君澤　章子「ご卒業おめでとうございます〜」
　　ありがとな
君澤　章子「反応薄いな〜」
君澤　章子「せっかく可愛い後輩がお祝い言いに来たのに・・・」
　　・・・ごめんな
君澤　章子「先輩？」
　　・・・なんか式が終わったら急に寂しくなってきちゃって
君澤　章子「・・・」
　　ほら・・・章子に会うのもこれで最後かもだし、そう考えたら
君澤　章子「先輩・・・」
君澤　章子「・・・」
　　しょ・・・章子？
君澤　章子「ずるいですよ・・・先輩ばっかり」
君澤　章子「私も・・・寂しいです」
君澤　章子「・・・」
君澤　章子「先輩・・・賭けをしませんか？」
　　賭け？
君澤　章子「私とじゃんけんして先輩が勝ったら焼肉奢ってあげますよ」
　　焼肉？マジで？
君澤　章子「大マジです！」
君澤　章子「じゃあ行きますよ！最初はぐー！」
　　じゃんけんポン！
　　グワァ！負けたぁ！
君澤　章子「ふふっ私の勝ちですね？」
　　そういえば章子が勝ったらどうするの？
君澤　章子「・・・」
君澤　章子「先輩・・・」
君澤　章子「私と付き合ってくれませんか？」
　　え、えぇぇぇ？
　　後から聞いた話、章子は一世一代の大博打に出たと言っていた
　　昔から何でも賭けるやつだったがまさかここまでとは
　　まぁ実際、うまく成功したから賭けは勝ったんだな
　　これが俺たちの馴れ初めの話になるんだけど
　　俺たちが結婚するのはまた別のお話