最後に笑うのは誰?(脚本)
〇大広間
入場係「お嬢様、 こちらは卒業パーティーの会場です」
入場係「パートナーのいらっしゃらない方は、 いかなるご身分の方でも 中にお入れするわけには参りません」
白薔薇姫「なんじゃ、おぬしら。 この妾に逆らおうと言うのか?」
白薔薇姫「逃がさぬよ、我が運命の君」
白薔薇姫「・・・見つけた」
エベール皇子「白薔薇、何故ここに・・・」
聖女「また性懲りもなく 私たちの邪魔をするのですか? ・・・失せなさい、この化け物が!」
聖女「神聖魔法・ホーリーレイ!」
白薔薇姫「きゃっ・・・」
聖女「私は聖女、私こそが正義なのです。 だからエベール様は渡しません」
エベール皇子「ああ、白薔薇・・・」
エベール皇子「君では聖女に勝てない。 だから、お願いだ。 ・・・無茶するな」
白薔薇姫「うふふ、相変わらずエベール殿下は お優しいこと」
白薔薇姫「でもね、今は夜。 吸血鬼である妾は 力の全てを振るうことができる」
白薔薇姫「この意味がお分かり?」
白薔薇姫「かような小童に負けはせぬ。 必ず貴様を取り戻す!」
白薔薇姫「暗黒魔法・プリザーブド・・・」
聖女「なっ、身体が・・・身体が動かない!?」
白薔薇姫「うふふ、美しい姿のまま 永遠に眠るが良い」
聖女「あっ、ああ・・・ エベール様、助けて・・・」
聖女「勇者である貴方様なら、 この悪魔を倒せるのですよ」
エベール皇子「・・・嫌だよ」
エベール皇子「僕が愛しているのは、 白薔薇姫ただ一人」
エベール皇子「「聖女」という理由で、 僕たちの愛を切り裂いたのは 何処の誰だい?」
エベール皇子「君が白薔薇を封印しようとしたから 身を引いたが・・・」
エベール皇子「その心配がなくなった以上、 僕は皇子という身分を捨てて姫を選ぶ!」
エベール皇子「聖女、君との婚約は破棄させていただく」
白薔薇姫「嬉しいわ、エベール様」
エベール皇子「さあ、行こう。 僕たちだけの世界へ・・・」
聖女「そんな、せっかく手に入れた 未来の皇妃の座が・・・」
聖女「私は聖女なのに・・・」
聖女「・・・・・・」
聖女おおおおおおお!!!!
略奪…そういうことでしたか!💦なるほどー😆
聖女さん、凍りついてひとりぼっちになっちゃいましたね
2人の美少女ちゃん、可愛いだけじゃないのがイイですね。中身も含めて魅力的です!
皇子様が頼りないところがまたピッタリでw