Prolog~武器鍛冶屋まで(脚本)
〇幻想2
ここはドリームランド。
夢と笑顔溢れる、楽しい世界。
みんな毎日楽しく過ごしています。
カム「ドリーム様、今日も平和ですね」
ドリーム「そうね、カム。 だけど最近、ある夢を見るの・・・」
カム「ある夢、とは?」
ドリーム「ある男性が、この世界を乗っ取るって夢よ・・・」
カム「なっ!?」
ドリーム「私が見た夢はいつか現実となる・・・ それはカムも知っているでしょう?」
カム「はい・・・ ですが、そんな事誰が・・・」
トゥルー「ドリーム様、失礼します そろそろお時間ですよ?」
ドリーム「あら、もうそんな時間!? トゥルー、ありがとう」
トゥルー「いえいえ」
カム「ドリーム様・・・」
ドリーム「大丈夫よ、カム それじゃ、行きましょ!」
〇上官の部屋
あれから1ヶ月後・・・
ドリームランドの端っこに位置する、ドリームシティーでは・・・
ドリーム(あれから1ヶ月か・・・ あの夢はあの日から見てないけど、最近国の様子がおかしいのよね・・・)
ドリーム(私はこのドリームシティー、いや、ドリームランドを守らなければならない存在 万が一何かあったら、必ず守らないとね)
カム「失礼します」
ドリーム「カム、何かあった?」
カム「いえ、国に変化はありませんよ それより、ドリーム様・・・」
トゥルー「ドリーム様、大変です!!」
ドリーム「トゥルー? ま、まさか?」
トゥルー「謎の男が現れ、ドリームシティーで暴れています!」
トゥルー「早く逃げ・・・」
ドリーム「それはダメだ! 私はこの国、いや、世界を守らなければならない 君達は各国へ通達を!」
トゥルー「で、ですが!」
カム「トゥルー、ドリーム様の指示に従わないか?」
トゥルー「えっ、カム?」
カム「ドリーム様の覚悟を踏みにじるような事はしたくないだろ?」
トゥルー「・・・、わかった ドリーム様、どうかお気を付けて・・・」
ドリーム「えぇ、貴方達もね! それじゃ!」
カム「トゥルー、やろう!」
トゥルー「あぁ!」
〇戦場
ドリームシティー兵士「お前ら、必ずアイツからドリーム様をお守りするのだ!!」
「はっ!」
ドリーム「みんな、大丈夫か?」
ドリームシティー兵士「ドリーム様!? ここは戦場です 早くお逃げください!」
ドリーム「いえ、国のみんなのため、私も戦います」
ドリームシティー兵士「わかりました 私も、全力で戦わせていただきます!」
ダスト「ふふっ、君がドリーム様かな?」
ドリーム「貴方が暴れている張本人かしら? どうやら、夢で会った人と同じようだけれど・・・」
ダスト「ほう、夢に出てくるくらい、僕に会いたかったのかな?」
ドリームシティー兵士「お前、何者だ! ドリーム様には近づけさせないぞ!」
ダスト「君は下がってな」
ドリームシティー兵士「うわっ!?」
ドリーム「!? あ、貴方は何がしたいの!?」
ダスト「ん、そんなの簡単だよ この世界を闇に染め、僕好みの世界に作り変える それが僕のしたい事、だよ」
ドリーム「そんなの、私が許さない!!」
ダスト「まぁ、そうだよね・・・ それじゃ、君には悪いけど、眠ってて?」
ドリーム「!?」
ダスト「さて、少し力を強めるか・・・」
〇上官の部屋
カム「トゥルー、そっちの状況は?」
トゥルー「ほとんどの国には通達出来たが、皆混乱している・・・」
カム「そう、か・・・ ドリームランドは一度も平和が乱れなかったからな・・・ 混乱するのも仕方ない事だ・・・」
トゥルー「それにしても、外暗くないか?」
カム「言われてみればそうだな・・・ まぁ、ドリーム様が居るからきっと大丈夫!」
トゥルー「だな!」
「!?」
トゥルー「い、今の音は!?」
カム「わからないけど、もしかしたらドリーム様が苦戦されているかも・・・」
ダスト「君達は、外や中に居る兵士と違うみたいだね? もしかして、ドリーム様の付き人かな?」
カム「お前は誰だ!?」
ダスト「僕の名は、ダスト この世界を闇に変えるために来た」
トゥルー「おい、ここにはドリーム様は居ないぞ? 俺らをどうするつもりだ?」
ダスト「ふっ、ドリーム様は眠らせて時の神殿に封印したよ」
「っ!! 許さない!!」
ダスト「別にいいけど、僕のために君達も眠ってて?」
「!?」
ダスト「はぁ・・・きっと○○なら来てくれるよね?」
ダスト「ずっと待ってるよ○○」
〇華やかな裏庭
ここはミスハラン
美男美女が多く、愛と優しさに包まれた国
ゆい「はっ!!」
なおと「うわっ、危なっ!?」
ゆい「あっ、大丈夫!?」
なおと「あぁ、俺の方は平気だよ!」
ゆい「よかった・・・」
なおと「それにしても、ゆいの剣さばき、中々に凄いね!」
ゆい「ありがとう、なおと!」
はる「2人とも、大変です!」
ゆい「はる!? ど、どうしたの?」
はる「ドリームシティーがダストって魔王に占拠された・・・」
「!?」
なおと「そんなの、う、嘘だよな?」
はる「嘘じゃないよ・・・ みらい女王が言ってたから・・・」
ゆい「・・・・・・・・・、それって魔王を討伐してほしいって事?」
はる「うん 世界中の若者を対象に、討伐してほしいって」
なおと「なら、やるか! 魔王討伐!」
ゆい「え!? だ、大丈夫なの!?」
なおと「あぁ、俺達なら余裕だろ! なっ、はる?」
はる「え・・・、急に言われても・・・ でも、僕達には無理じゃないかな?」
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若者達と魔王の実力はどれくらい差があるんでしょうね? 魔王討伐の件も気になりますが、ゆいのお兄さんの件とは一体どんな事情なのかも気になりますね~