創り出され作られし女(脚本)
〇黒背景
ざぁこ「ばぁか、ばぁか、ざぁこ、ざぁこ♥️」
いいわよ「少しぐらいなら、いいわよ?」
かしら「あら、本当に私より強いのかしら?」
のじゃ「妾はそなたの嫁になるのじゃ」
ですって「奥様より私の方がイイんですって」
どろぼうねこ「この・・・泥棒猫!」
のろい「絶対に許さない、呪ってやるわ!」
「ざぁこ」
普通に暮らしてたら言わないのに
一言で揺るぎないキャラを付けられる、
見事な創作女子用のセリフ。
「○○わよ」
現実で使う人に出会えると珍しくて
オホッってする。
でも創作だと何億人もいる。
「○○かしら」
「そうですわね」って返したくなる。
でもドラマやマンガでも減ってきて
寂しい限り。
「のじゃ」
昔はお年寄り用の台詞だったのに
それが可愛らしく聞こえる日が来るとは
思ってもみなかったのじゃ。
「○○ですって」
一部の方は今でもたまに言うかも。
創作では老若男女問わず幅広く
使われてますね、丁寧でイイネ。
「泥棒猫」
有名な台詞なのにタイミングが難しい。
一生に一度ぐらい使うかな?
使えるかな? 使いたい? 使うの?
「○○やるわ!」
呪ってやるわ、殺してやるわ、
奪ってやるわ、戦ってやるわ、などなど。
生死に関わるような切羽詰まってる時でも
キャラを忘れない、
素敵な創作お嬢様って感じ。
ゴリラ「様々な創作女がいます」
ゴリラ「わざとらしいと分かっていても 使ってしまう語尾」
ゴリラ「ブチ込むだけでキャラが明確になる 魔法の一言」
ゴリラ「最近の子は 考え方も言葉も柔らかいので 創作女もすんなりと溶け込んでますね」
ゴリラ「昔の二時間ドラマぐらい派手で 女より女らしい創作女でもイケそうです」
ゴリラ「『少年のような少女』 『賢いのにオバカ』 『強いのに脆い』」
ゴリラ「創作女、無限ですね」
ゴリラ「せっかく人間に生まれたんでしょ? 色んなモノを生み出して遊びませんか」
ゴリラ「・・・ん?」
ゴリラ「おや、こんな所にタップノベルが・・・」
創作女「んふふ」
おしまい。
予想外の切り口のお話で、感動ザンス!
しかも1000字以内でゴザルか!?
”語尾”という着眼点がカッコ良くて、素敵ナリー!
ワタクシ、随分と前に某所で御婦人から「ごめんあそばせ」と仰られた事がありますの。非実在奥様だとばかり思っておりましたのに、実在されていらっしゃったのザマスわ😆
そう考えると、ラムちゃんの「〜だっちゃ」はラムちゃんしか似合わないから唯一無二の創作女かも。オランウータン女史が語る創作男のバージョンもぜひよろしくお願いします。