〇更衣室
大金 明海(アケミ)「みことくん！おはよう」
夢咲 美琴（ミコト）「...おはようございます」
大金 明海(アケミ)「今日も頑張ろうね！」
夢咲 美琴（ミコト）「...はい」
夢咲 美琴（ミコト）（襲われるかもしれない、この人が出てってから着替えよう）
大金 明海(アケミ)「?」
大金 明海(アケミ)「着替えなよ？」
大金 明海(アケミ)「遅れちゃうよー」
大金 明海(アケミ)「それとも僕が」
夢咲 美琴（ミコト）「大丈夫です！近寄らないでください！」
大金 明海(アケミ)「んもー！冗談だよー！」
大金 明海(アケミ)「今日は仕事があるからしないよ」
夢咲 美琴（ミコト）「仕事があってもなくてもやめてください！」
大金 明海(アケミ)「わー！こわいこわい！早く逃げなきゃー」
夢咲 美琴（ミコト）「はあ、ようやく出てってくれた」
夢咲 美琴（ミコト）「怖いのはこっちだよ...」

〇コンビニのレジ
夢咲 美琴（ミコト）「あざっしたー！」
鬼木 官司(カンシ)「おつかれさまでーす」
夢咲 美琴（ミコト）「あ！早く着替えないと！」
鬼木 官司(カンシ)「あくとさんが来ちゃいますもんね笑」
夢咲 美琴（ミコト）「お先、失礼しマース!!」
大金 明海(アケミ)「こんばんわ」
鬼木 官司(カンシ)「こんばんは」
真加波 あくと「あなたーーーーー!!!」
真加波 あくと「...うわ、いる」
真加波 あくと「あら！遅かったか！きがえてきまーす!!」
橋本明日花(アスカ)「おつかれさまです...失礼します...」

〇豪華な部屋
大金 海斗(カイト)「こんにちは！昨日ぶりっすね！」
夢咲 美琴（ミコト）「こんにちは！急にすいません」
大金 海斗(カイト)「いいっすよ！これが仕事なんで！」
大金 海斗(カイト)「で、どうしたんすか？」
夢咲 美琴（ミコト）「カミカミ森に行けばバイトしなくても稼げるってほんとですか!??」
大金 海斗(カイト)「え!!!カミカミ森っすか!!」
夢咲 美琴（ミコト）「はい！」
夢咲 美琴（ミコト）「近所のおばちゃんから」

〇ヨーロッパの街並み
さっちゃん「息子がとうとう外に出たと思ったらカミカミ森に行くって言っててなー」
よっちゃん「え？カミカミ森かい？」
さっちゃん「学校卒業以来、１回もやっとらんちゅーのにな」
よっちゃん「あんたそれ大丈夫かいなー」
さっちゃん「分からんのよー」
夢咲 美琴（ミコト）「さっちゃん、よっちゃん！おはよー」
よっちゃん「おはよーみーちゃん」
さっちゃん「おはよう」
夢咲 美琴（ミコト）「カミカミ森ってなにー？」
さっちゃん「カミカミ森はなー、ダーリンを倒すと高額なβが貰えるところじゃよー」
よっちゃん「金塊みたいなを落とすからそれを拾って街の換金所に換金するんよー」
夢咲 美琴（ミコト）「へー！そうなんだ！それってバイトしながらでもできるのー？」
さっちゃん「バイトのちょっと多めの額が手に入るからバイトなんてしなくても良くなるんじゃよなー」
よっちゃん「バイトしながらでもできるがな」
夢咲 美琴（ミコト）「そうなんだ！ありがとう！」
さっちゃん「これからバイトかい？頑張ってなー」
よっちゃん「行ってらっしゃい」
さっちゃん「行ってらっしゃいよー」
夢咲 美琴（ミコト）「いってきまーす!!」

〇豪華な部屋
夢咲 美琴（ミコト）「ってことがあってー」
大金 海斗(カイト)「カミカミ森には最初遭難してた森とは絶格のダーリンばっかすよ？」
夢咲 美琴（ミコト）「じゃあ訓練しないといけないんだな！」
夢咲 美琴（ミコト）「どこで訓練できますか??」
大金 海斗(カイト)「え、ほんとに大丈夫すか？危ないっすよ??」
夢咲 美琴（ミコト）「訓練すれば強くなる！大丈夫！今よりは良くなる気がします！」
大金 海斗(カイト)「そんなに言うなら訓練所紹介するっすけど」
大金 海斗(カイト)「まじで危ないとこっすからね!!」
夢咲 美琴（ミコト）「はい！みこと！頑張ります!!」

〇面接会場
夢咲 美琴（ミコト）「というわけで今日から１ヶ月バイト休みます」
店長「え？正気？みこっちゃん!??」
大金 明海(アケミ)「カミカミ森って...ほんとに危ないよ???」
夢咲 美琴（ミコト）「だからちゃんと訓練もしますから!!」
店長「そんなことで行けるのか...僕の知り合いは何人も死んだよ」
大金 明海(アケミ)「兄貴も死にかけてたよ!!」
夢咲 美琴（ミコト）「大丈夫！俺に任せてください！」
店長「任せるもなにも...」
鬼木 官司(カンシ)「いいんじゃないですか」
鬼木 官司(カンシ)「そんなのほほんとしてバイト２日目から辞めますとか１ヶ月休みますとか言う人なんか」
鬼木 官司(カンシ)「いてもいなくても一緒じゃないですか」
鬼木 官司(カンシ)「１回痛い目見ないとわかんないですよ」
鬼木 官司(カンシ)「だいたい初日から先輩誘惑して、そのままお持ち帰りでやったら被害者ぶる奴なんて」
店長「ん？」
大金 明海(アケミ)「なんであんたがそれ知ってんだよ」
鬼木 官司(カンシ)「だって...」
鬼木 官司(カンシ)「あくとさんがっ...」
真加波 あくと「旦那様は悪くない！あけみさん！あなたがやったんでしょ!!」
真加波 あくと「私の旦那を寝とったのは!!!!」
大金 明海(アケミ)「はあ？なんで知ってんだよ」
真加波 あくと「ホテルに寝てる旦那様と入るのが見えたのよ！」
真加波 あくと「出てきたときは旦那様、すっごく怒ってたじゃない!!」
大金 明海(アケミ)「それがなんでこんなに話がねじれてんだよ」
真加波 あくと「それは」
橋本明日花(アスカ)「みことさん、そんなことする人だったとは思わなかったです...」
橋本明日花(アスカ)「最低最悪の裏切り者です!!!」
橋本明日花(アスカ)「もう何も信じられない...」
大金 明海(アケミ)「あんたか、話をややこしくしたのは」
夢咲 美琴（ミコト）「何がどうなってんだ？」
大金 明海(アケミ)「あんたらの話は嘘が混じってる」
大金 明海(アケミ)「あくとさんの話だよ」
大金 明海(アケミ)「ほんとにあたってんのはな」
橋本明日花(アスカ)「どういうことですか」
大金 明海(アケミ)「俺が寝かしてホテルに連れ込んだ」
大金 明海(アケミ)「んで、そのままヤッたんだよ」
橋本明日花(アスカ)「うそ、信じられない」
真加波 あくと「私という嫁がいてあんたが誘ったのね」
鬼木 官司(カンシ)「不潔...先輩はそんなことする人じゃ...」
大金 明海(アケミ)「鬼木。お前はただのセフレだよ」
鬼木 官司(カンシ)「そんっなっ...」
大金 明海(アケミ)「俺はお前が思うほど綺麗な奴じゃない」
大金 明海(アケミ)「みことは悪くない」
大金 明海(アケミ)「お前の妄想で人を傷つけんな」
大金 明海(アケミ)「お前は一生セフレ止まりだったんだよ」
鬼木 官司(カンシ)「嘘だっ...」
大金 明海(アケミ)「ほんとだよ」
大金 明海(アケミ)「まあ、この話は置いておいて、」
大金 明海(アケミ)「みことくん、ほんとに行くんだね」
夢咲 美琴（ミコト）「え？あ、ああ」
夢咲 美琴（ミコト）「行きます」
大金 明海(アケミ)「そっか」
大金 明海(アケミ)「じゃあ頑張っておいで」
大金 明海(アケミ)「くれぐれも死ぬんじゃないよ」
夢咲 美琴（ミコト）「はい！ありがとうございます」

〇武術の訓練場
大金 海斗(カイト)「なんか昨日は色々あったみたいっすね」
夢咲 美琴（ミコト）「でも一応絡まりは解けました！」
大金 海斗(カイト)「今日から死ぬ気で頑張ってくださいっす」
夢咲 美琴（ミコト）「はい!!」
天野 茜(アカネ)「初めまして。あまのあかねです」
天野 茜(アカネ)「これからあなたの育成を担当します」
天野 茜(アカネ)「よろしくお願いします」
夢咲 美琴（ミコト）「お願いします」
天野 茜(アカネ)「海斗様もご参加頂きありがとうございます」
大金 海斗(カイト)「足でまといにしかならないと思うっすけどよろしくっす」
天野 茜(アカネ)「みこと様、そちらの甲冑は？」
夢咲 美琴（ミコト）「なんかもらいました」
天野 茜(アカネ)「それは海斗様にですか」
夢咲 美琴（ミコト）「いや、色々あって...」
天野 茜(アカネ)「そちらの甲冑、調べさせていただいてもよろしいですか」
夢咲 美琴（ミコト）「どうぞ！」
天野 茜(アカネ)「ありがとうございます」
天野 茜(アカネ)「少しお時間いただきますのでこちらでお待ちください」

〇施設の休憩スペース
夢咲 美琴（ミコト）「女の人なんですねー」
大金 海斗(カイト)「でも女の人だからって舐めてちゃいけないっすよ」
大金 海斗(カイト)「あの人半端なく強いっすから」
天野 茜(アカネ)「おまたせしました」
天野 茜(アカネ)「調べさせせていただいたところ」
天野 茜(アカネ)「一流武士様の成分が検出されました」
天野 茜(アカネ)「もう一度お伺いします」
天野 茜(アカネ)「これはどちら様から渡されましたか」
夢咲 美琴（ミコト）「え、えと、」
夢咲 美琴（ミコト）「実は」
夢咲 美琴（ミコト）「落ちてたので拾いました」
天野 茜(アカネ)「え？落ちてた？」
夢咲 美琴（ミコト）「はい！」
天野 茜(アカネ)「そうですか、わかりました」
天野 茜(アカネ)「では訓練を始めましょう」

〇武術の訓練場
天野 茜(アカネ)「まずは斬る動作の訓練です」
天野 茜(アカネ)「構えは...」

〇武術の訓練場
夢咲 美琴（ミコト）「こう？」
天野 茜(アカネ)「こうです！」
夢咲 美琴（ミコト）「こぉ？」
天野 茜(アカネ)「こうです!!」
天野 茜(アカネ)「ようやく様になってきましたね...」
天野 茜(アカネ)「これだと10年はかかりそうですね...」
夢咲 美琴（ミコト）「頑張ります...」
天野 茜(アカネ)「それでは剣を」
天野 茜(アカネ)「時間ですね」
天野 茜(アカネ)「本日の訓練は以上になります」
天野 茜(アカネ)「明日も本日と同じ時間で待っております」
天野 茜(アカネ)「気をつけておかえりくださいませ」
夢咲 美琴（ミコト）「ありがとうございましたー」
大金 海斗(カイト)「あざしたー」

〇ヨーロッパの街並み
夢咲 美琴（ミコト）「ありがとうございました」
大金 海斗(カイト)「いえいえ！明日も頑張ってくださいっす」