「朗読の時間」第1回(脚本)
〇英国風の図書館
朗読の時間
〇屋敷の書斎
芦川良子アナウンサー「こんばんは」
芦川良子アナウンサー「誰にでもあろう、心に残る一文を紹介していただく朗読の時間」
芦川良子アナウンサー「今回は俳優・長澤豊昭さんにお越しいただきました」
芦川良子アナウンサー「それでは朗読していただきましょう。「正しい手の洗い方」」
「正しい手の洗い方」
長澤豊昭「指輪や時計などははずします」
長澤豊昭「まず流水で手を洗います」
長澤豊昭「せっけんをつけて、しっかり泡立てます」
長澤豊昭「手のひら、手の甲をこすり、 指の間は、両手を組むようにして こすり合わせて洗います」
長澤豊昭「親指は、反対の手で ねじるようにして洗います」
長澤豊昭「指先、爪の間は手のひらの上で 指先をこするように洗います」
長澤豊昭「手首は、反対の手で ねじるようにして洗います」
長澤豊昭「流水でせっけんと汚れを 充分に洗い流します」
長澤豊昭「清潔な乾いたタオルで水分を しっかりとふき取ります」
芦川良子アナウンサー「ありがとうございました」
芦川良子アナウンサー「長澤さんは、なぜこの文章を選ばれたのでしょうか?」
長澤豊昭「はい。 これはですね。私がちょうど仕事が順調でしらずしらずに天狗になっていまして・・・」
長澤豊昭「このままではまずいことになるとうすうす感じてはいたんですが、なかなか気持ちを切り替えられない時があったんですね」
長澤豊昭「で、その時にこの文章に出会いまして、本当に稲妻に打たれた感じになったんですね」
長澤豊昭「それから、この一文を胸に刻んで、自分の戒め、としてるんですね」
芦川良子アナウンサー「なるほど、ありがとうございました」
芦川良子アナウンサー「朗読の時間、また次回」
「正しい手の洗い方」は何度読んでも感動しますよね。特に「反対の手でねじるように」のところでは毎回泣いてしまいます。長澤さんにはぜひ「食器乾燥機の説明書」も読んでほしい。絶対気にいると思う!この調子でエピソード2も期待しています!
天狗になってしまっている時って些細なことでも適当にしてしまいがちなんですかね😣
手洗いも正直深く考えずに適当にしてしまっていた気がするので、このお話を読んで改めて手洗いの順序を再認識出来て良かったです😄