祖父と父と母と兄と双子の弟と末弟と飼い猫が全員美少女化して戸惑いが隠せない八乙女大地君(16)の青春

マヤマ山本

爆誕、美少女一家(脚本)

祖父と父と母と兄と双子の弟と末弟と飼い猫が全員美少女化して戸惑いが隠せない八乙女大地君(16)の青春

マヤマ山本

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〇一軒家

〇一軒家

〇一階の廊下
八乙女 大地「ふあ〜あ」
八乙女 大地「お、今日はいい天気だな」
  八乙女 大地(ダイチ)
  高校生
八乙女 ヒロミ「確かに、昨日は雷凄かったもんな」
八乙女 大地「あぁ、マジで──」
八乙女 大地「・・・って、誰!?」
八乙女 ヒロミ「は? 朝からめんどくせぇ絡みだな」
八乙女 ヒロミ「大地の双子のお兄様だよ」
八乙女 大地「いや、俺が兄貴で──」
八乙女 大地「・・・って、お前ヒロミ!?」
八乙女 ヒロミ「どうせ、大地の言い分は『俺が先に産まれた』だろう?」
八乙女 ヒロミ「だが、考えてみろ」
八乙女 ヒロミ「先にエレベーターに乗った人間と、後から乗った──」
八乙女 大地「おい、大変だ!」
八乙女 ヒロミ「おい、話振っといて逃げんな!」

〇おしゃれなリビングダイニング
八乙女 大地「おいおい──」
八乙女 サヨ「タイちゃん、今日は大学行くんか?」
八乙女 サヨ「珍しい事もあるもんやな〜」
八乙女 タイガ「せっかくオイラが作った『自動代返システム』が、エラー起こしててね」
八乙女 マサル「学生なら、ちゃんと勉強しなさい!」
八乙女 ヤマト「どうした、オオ?」
八乙女 ヤマト「じーちゃんの餌、食べてはくれんのか?」
オオ「ニャオオオオオ」
八乙女 ソラ(どうしよう・・・『さっき僕があげちゃった』なんて言えない・・・)
八乙女 大地「どうなってんだ、コレ・・・」
  『祖父と父と母と兄と双子の弟と末弟と飼い猫が全員美少女化して戸惑いが隠せない八乙女大地君(16)の物語』

〇通学路
  前日
八乙女 大地「・・・・・・」
八乙女 大地「・・・・・・」
八乙女 大地「かわいい女の子に囲まれたい!!」
八乙女 大海「いきなり何叫んでんだよ、うるせぇな」
八乙女 大地「仕方ねぇだろ? 昼間は男子校──」
八乙女 大地「家に帰れば、じーちゃん、とーちゃん、にーちゃん、双子の弟、末っ子も弟・・・」
八乙女 大海「勝手に弟にすんな!」
八乙女 大地「だって、俺は大海(ヒロミ)より先に生まれたからな」
八乙女 大海「いいか大地、考えてみろ」
八乙女 大海「先にエレベーターに乗った人間と、後から乗った人間──」
八乙女 大海「先にエレベーターから降りるのは、どっちだ?」
八乙女 大地「・・・後から乗った方だな」
八乙女 大海「つまり俺の方が先に乗っていた──」
八乙女 大海「だから、俺がお兄様だ!」
八乙女 大地「アホらし」
八乙女 大地「とにかく、俺は何度だって叫ぶ」
八乙女 大地「かわいい女の子に囲まれたい!!」
八乙女 大海「ったく、どっちがアホだよ」
八乙女 大海「親の顔が見てみたいぜ」
八乙女 大地「安心しろ、数分後には見れるさ」
「・・・・・・」
「その願い、叶えてしんぜよう」

〇おしゃれなリビングダイニング
八乙女 大地「・・・・・・」
八乙女 ヒロミ「(もぐもぐ)」
八乙女 ヒロミ「何見てんだ、大地?」
八乙女 大地「べ、別に見てねぇよ」
八乙女 ヒロミ「そうか、だが──」
八乙女 ヒロミ「いいのか? 俺は既に2杯目だぞ?」
八乙女 大地(俺への無意味な対抗心、やっぱヒロミだよな・・・)
  八乙女 大海(ヒロミ)
  大地の双子の弟(兄?)
八乙女 マサル「早ければ良い、というものでもないだろう」
八乙女 マサル「よく噛んで食べる事で、脳が刺激され──」
八乙女 大地(この頭の固さ、とーちゃん節全開だな・・・)
  八乙女 大(マサル)
  大地の父
八乙女 タイガ「明日は教習所か、ダルいな・・・」
八乙女 タイガ「そうか、教習車を自動運転に改造すればいいのか」
八乙女 大地(この変な天才感、にーちゃんしかあり得ないな・・・)
  八乙女 大河(タイガ)
  大地の兄
八乙女 サヨ「ええなぁ~、それやったらウチも免許取れそうやな」
八乙女 サヨ「完成したら教えてな〜」
八乙女 大地(この微妙に嘘くさい京都弁、かーちゃんに間違いないな)
  八乙女 小夜(サヨ)
  大地の母
八乙女 ソラ(えっと、目玉焼きだから・・・醤油にしようかな?)
八乙女 サヨ「はいアナタ、お醤油やで」
八乙女 マサル「あぁ」
八乙女 ソラ「・・・・・・」
八乙女 ソラ(じゃあ、ケチャップで・・・)
八乙女 タイガ「かーちゃん、ケチャップ空になった〜」
八乙女 ソラ「・・・・・・」
八乙女 ソラ(ソースでいいかな・・・)
八乙女 ヒロミ「おいソラ、お兄様にそのソースを取ってくれ」
八乙女 ソラ「あ、はい・・・」
八乙女 ソラ「・・・・・・」
八乙女 ソラ(何も付けなくていいや)
八乙女 大地(この遠慮しすぎる感じ、ソラとしか思えない)
  八乙女 大空(ソラ)
  大地の弟
八乙女 ヤマト「昨日友達にL○NEしたのに、全然既読が付かなくての・・・」
八乙女 ヤマト「じーちゃん、嫌われとるんかの?」
八乙女 大地(この『かまってちゃん』っぷり、じーちゃん以外に考えられないな)
  八乙女 大和(ヤマト)
  大地の祖父
オオ「ニャオオオオオ」
八乙女 大地(この癖強めな鳴き方、オオじゃなかったらびっくりするわ)
  オオ
  飼い猫
八乙女 大地(って事は、マジで家族が女の子になっちまったのか・・・)
八乙女 大地(思ってたのと違〜う!!)

コメント

  • 女の子に囲まれたいっていう願望が率直すぎて、大地は可愛らしい発想をするなあと思いました😂
    でもいざ実現したものの、これじゃない感が漂っていて面白かったです😂
    大地どんまい。笑

  • 大地以外の家族メンバーは、互いの姿は元のままに見えているようですね。恐ろしいのは、大地の発言が「女の子にかこまれたい」だったこと。「家族」とは一言も言ってないから、家族どころか町全体、国全体、地球全体が大地以外は全員美少女になっているんじゃないかと勝手にハラハラしてしまいました。

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