斬刀怪獣ガマイラー

情無合成獣スフィアマザコンザウルス

チャプター6(脚本)

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〇荒廃した国会議事堂
  ────信じられない話だが、この建物は国会議事堂である。
  度重なる事業仕分けと不況は、ついに国会議事堂の修繕すらままならなくした。それだけの話である。
  現に、このオンボロ国会議事堂でも、会議は問題なく行われている・・・

〇国際会議場
  行われている・・・の、だが
ガイ「正気で言っているのか財務省!!この状況で増税などと!!」
ガイ「原発が破壊された事による電力不足!それによる電気代の高騰!そして猛暑の中節電の呼びかけの結果・・・」
ガイ「冷房が使えず、熱中症で何人も死人が出ている!!そこに増税など、貴様は国民を殺したいのか!?」
ガイ「民の命を・・・何だと思っているんだ!?」
財務省「ザーイムッムッム!!防衛庁長官はいちいち声がでかくてうるさいでやんす!!」
財務省「熱中症なんて扇風機と打ち水でなんとでもなるでやんす!!東京ではそうしてるでやんす!!」
財務省「それに財政再建のためにはまだまだ税が足りないでやんす!!それに従うのは国民として当然でやんす!!」
財務省「誰も文句を言わずに従っているのは納得してる証拠!!自分の所に予算が来ないからって文句言うなでやんす!!」
財務省「ザーイムッムッム!!」
ガイ「・・・文句を言えばムハラチにされるから言えんだけだろうが」
ガイ「それを解っていながらいけしゃあしゃあ と・・・!!」
財務省「そうでやんすよね!?総理大臣!!」
総理大臣「ガイ防衛庁長官・・・・・・」
総理大臣「文句を言うなら増税だ!!」
ガイ「な・・・!?」
財務省「ザーイムッムッム!!!!」

〇荒廃した国会議事堂の広間
ガイ「・・・・・・・・・」
ガイ「昔からそうだ・・・国民がどれだけ苦しもうと、国は理由をつけて助けようとしない」
ガイ「何をやるにも文明社会では金がいるのだ、それを汚いだの意地汚いだのと出し渋って・・・!!」
ガイ「・・・これだから理想主義者は!!」
ガイ「いや・・・理想主義ですらない。 アレは・・・」
???「無理やり当てはめるなら”人間病”じゃないですかね?」
ガイ「何?」
???「漫画発のスラングですが、自らの生存さえ危ぶまれるレベルで、美徳や道徳を盲信する様の事を言うんです!!」
???「もっとも”連中”の場合は、欲望を美徳でカモフラージュしてるから尚更厄介ですが」
ガイ「・・・誰だ君は」
ヒカル「なに、しがない原発作業員ですよ」
ヒカル「ちょいと長官殿を”バーベキュー”に招待しようと思いましてね」

〇総合病院

〇病室
金子ススム「・・・・・もう7月末」
金子ススム「一向にガマイラーは見つからないまま、か」
川先「財務省による自衛隊への予算が削減されたからな、大規模な調査もできんのだろう」
金子ススム「博士は、ヤツがどこに隠れていると睨みます?」
川先「予想されるのは日本海溝か北海道方面か・・・ヤツの環境に適した場所だろう」
川先「このまま、深い海の底で引きこもっててくれるといいのだが・・・」
金子ススム「・・・・・・・・・」
金子ススム(仮にガマイラーが、永遠に海から上がってこなかったとしても・・・)
金子ススム(会社も俺も、もう・・・・・・)
パイ・リン「おまたせダーリン!!着替取ってきたら遅くなっちゃった」
金子ススム「着替えってお前・・・ホテルで寝泊まりするんじゃないのか!?」
パイ・リン「さっきチェックアウトしてきた☆」
金子ススム「なんで!?」
パイ・リン「・・・ダーリン」
金子ススム「?」
パイ・リン「・・・・・・」
パイ・リン「今は・・・一緒にいたいの・・・」
金子ススム「リン・・・?」
川先「・・・おっと、こりゃジジイは退散した方が良さそうな空気だな」
金子ススム「えっ、博士!?」
川先「なあに、私はペッパー警部をやる程頭の硬い大人ではないという事さ」
金子ススム「どっ、どこ行くんです博士!?」
川先「タバコ吸ってくるー」

〇病院の廊下
川先「・・・・・・・・・」
川先「ちゃんとした大人として、一夜の過ちは阻止せねばならん」
川先「それはわかる、わかるんだ」
川先「ただ・・・・・・」
川先「この先彼等に待ち受けている事を考えると、な・・・」

〇病室
パイ・リン「・・・さっきね、パパから電話があったの」
パイ・リン「あなたとの婚約を取り消すって・・・」
金子ススム「・・・だろうな」
金子ススム「白竜としても、絶賛炎上中の宝満電力とは、さっさと手を切りたいんだろ」
パイ・リン「・・・あなたとも、もう他人だって」
金子ススム「・・・よかったじゃん、宝満のバカ息子の妻にならなくて」
パイ・リン「────ッ!!」
金子ススム「いだっ・・・何すんだよ!?」
パイ・リン「ダーリンのバカ!!ジョークのつもりなんだったら笑えないよ!!」
パイ・リン「大好きな人の事を悪く言われるのって、本人の自虐でも辛いんだよ!?」
金子ススム「・・・・・・ッ」
パイ・リン「・・・・・・・・・」
パイ・リン「・・・・最後に、ね」
パイ・リン「ダーリンを・・・私に刻んで・・・」
金子ススム「・・・よせよ」
金子ススム「嫁入り前だろ、傷物になるだけだ」
パイ・リン「・・・いいよ」
パイ・リン「私の旦那様は、あなただけだから・・・」

〇ビルの屋上
川先「・・・・・・夜風がぬるいな」
川先「まあ、夏だし当然か・・・」
川先「ん?ショウマくんから電話?」
川先「もしもし・・・」
川先「・・・・・・何!?」

〇沖合
「ガマイラーが現れた!?」

次のエピソード:チャプター7

コメント

  • 楽しく見させていただいてます。財務省の笑い方はしようと思うと難しそうですけど。笑

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