かわゆさこそ正義

ゆうこりん

Happy Birthday Songs !(脚本)

かわゆさこそ正義

ゆうこりん

今すぐ読む

かわゆさこそ正義
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇中規模マンション
  今日は雅子の誕生日。そろそろ、じろが来るだろう。
たろ「眠いし・・」

〇明るいベランダ
じろ「たろー!」
たろ「来たね、じろ!」
たろ「一緒にお昼寝して、雅子たちが帰って来るまで待とうよ」
じろ「雅子にプレゼントを用意したいの!」
たろ「何かあげるの?」
じろ「歌を歌うの!」
たろ「歌?」
じろ「この前ぴよすけが歌ってた、 『げんこつ山のたぬきさん』!」
たろ「いや、そこは『ハッピーバースデー』でしょ」
  というか、すずめに旋律が歌えるのか?
じろ「雅子にかわゆく歌って聴かせるんだもん!!!」
たろ「うーん、歌えるといいけど」

〇市松模様
  今回のミッションは、
  
        ”かわゆく歌う”
  こないだぴよすけに会いに行ったときに、
  一生懸命歌っていたの。
ぴよすけ「げ、んこつやまのー、たぬきしゃん。 おっぱい飲んでー、ねんねして。 だっこしっておんぶしってまったあした」
  なんて素敵!
じろ「あんな風に歌ってみたい!」
たろ「ぴよすけはよく歌の練習してたからね。 上手に歌えるようになったんだね。 でも、じろは歌ったことってないよね?」
じろ「歌ってるもん!」
  「チュン!チュン!チュン!」
  
  「チュチュン、チュン!」
  チュンしか言えない・・

〇ホテルのレストラン
じろ「ぴよすけー、歌を教えて!」
ぴよすけ「『げんこつ山のたぬきさん』で良ければ教えるよ!」
たろ「お世話になります!」
じろ「よろしくお願いいたします!」

〇整頓された部屋
  その頃
雅子「ただいまー! たろ! じろ!」
雅子「たろ?」
雅子「じろも・・」
雅子「・・また先乗りしてるんじゃ・・」
健(たけし)「ただいまー」
雅子「お帰りなさい! 早かったのね」
健(たけし)「うん、風が止んでるうちにさっさとするよって父さんを急き立てて、終わらせてきたよ。 あいつらは?」
雅子「先に『にゃんこ日和』に行っちゃったんじゃないかと思うんだけど・・」
健(たけし)「ま〜た、あいつらは!」
健(たけし)「恒彦さんに電話してみるよ」

〇ホテルのレストラン
恒彦「お電話ありがとうございます。『にゃんこ日和』です」
恒彦「あぁ、健さん。 はい、来られてますよ。ぴよすけも一緒になって、何やら賑やかにやってますよ」

〇中規模マンション
健(たけし)「すみません、すぐ伺いますね。 よろしくお願いします」
雅子「もぅ、油断もスキもないんだから!」
健(たけし)「急いで行こう」

〇ホテルのレストラン
恒彦「いらっしゃいませ! 雅子さん、お誕生日おめでとうございます」
雅子「ありがとうございます! たろとじろが勝手にお邪魔してすみません」
健(たけし)「本当にすみません!」
健(たけし)「あいつらは?」
恒彦「ふふ、そこに」
  あらら・・
恒彦「騒ぎすぎて、みんな疲れて眠ってしまいました。やたらと大騒ぎしていたんですよ」
健(たけし)「いったい、何をしていたんだろう?」
雅子「まぁ、なににしても・・」
雅子「かわゆい♥」

〇水玉
じろ「げんっこっつやまのーたっぬきっさん おっぱい飲んでねんねしてっ だっこしっておんぶしってまったあしたっ!」
じろ「チュンッ!」
雅子「夢みてるのかな」
健(たけし)「そうだね」
  さぁ!
  今回は夫婦水入らずでお誕生日を祝おうか♥

コメント

  • 歌えた❣️イェー❣️🤣ノシ⭐︎⭐︎

  • たろとじろは家の中でペットとして飼われているのかと思ったら、勝手にお店に出かけて騒いだりもするんだ。ペットでもなく擬人化でもない、人間と動物の新たな関係性が新鮮でした。もちろん、どの子もかわゆさ全開でした。

成分キーワード

ページTOPへ