The Justice Twins

どんぐり

動物惨殺事件を解決せよ(脚本)

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〇シックなリビング
「おはよう、お母さん」
江川るり子「おはよう。今日はどうしたの?」
江川和樹「学校での夏期講習さ」
江川和美「夏休み中のブラッシュアップよ」
江川るり子「しっかり勉強しないとね。そのためにも朝ご飯を食べていかないとね」
「いただきます」
江川るり子「そういえばこの近くで事件があったらしいわ」
江川和樹「それスマホにも出てたよ」
江川和美「動物の死体が見つかった事件でしょう?」
江川るり子「そう。公園とかで猫の足や顔や胴体がバラバラになって見つかってたの。ほかにもいろんな動物が殺されてたの」
江川和樹「怖いなぁ。猫や犬が殺害されるなんて信じられないよ」
江川和美「飼い主さんたちは今頃ショック受けてるわね」
江川るり子「そうよね。そのうち人間にまで行っちゃうっていうからさらに恐ろしいわね」
江川和樹「犯人が捕まるといいね」
江川和美「そうね」
  二人は何とかして事件を解決したいと思った。

〇学校の校門
神保裕「おはよう!」
「おはよう!」
江川和樹「今日僕らは補習なんだ」
江川和美「今日は神保君はどんな用事?」
神保裕「柔道部の練習さ」
江川和樹「そうか。がんばってね!」
  神保裕は和樹たちと同じクラスなのだ。

〇教室
牧口泰「ではこれより現代文の夏期講習を始めます。プリントを配布します」
和久井あかり「夏期講習に来てよかったわ」
江川和樹「僕もだよ」
江川和美「宿題も順調に進んでるし分からないところも先生に聞けるわね」
  夏期講習は順調に進んだ。
牧口泰「それでは解答と解説の書かれたプリントを配布します」
  生徒たちはきちんと学習していった。

〇学食
  お昼休み。
江川和樹「宿題でわからないところ、聞いといてよかったね」
江川和美「そうね。できるだけ早く終わらせておくのも大事だし苦手なところもなくしたいわね」
野田剛「そうだな。僕も頑張ってるよ」
江川和美「隣のクラスの野田君ね!」
江川和樹「君も来てたのか!」
野田剛「ああ。今日は化学の補習さ。僕は理系目指してるのさ」
江川和美「すごいわね!」
  3人は食事をしながら会話を楽しんだ。

〇教室
  午後になった。
井口文「では英語の補習を始めます」
江川和樹「先生、実はもう直ぐ英語部でセミナーキャンプなんですよ」
江川和美「しっかりブラッシュアップします」
井口文「その勢いで頑張ってくださいね」
的場裕也「僕も頑張ります」

〇学校の校門
  夕方。補習は終わり。和樹たちは家に帰ることになった。
照井愛「チアの練習、楽しかったわ!」
江川和樹「今日は僕ら補習だったんだ」
江川和美「照井さんはいつ補習に行くの?」
照井愛「明日の朝。その日は数学の補習があるの」
宇野武「へえ。俺は今日は部活だ」
江川和樹「そういえば写真部だったね」
江川和美「どんな写真撮る予定なの?」
宇野武「文化祭に向けて街の様子とかを撮るのさ」
大久保隆二「いい写真撮れるといいな」
宇野武「そうっすね、先輩」
江川和美「先輩、今日もお疲れ様でした」
大久保隆二「お疲れさん。僕は今2年生だ。秋から部活を引っ張ることになるけど頑張るさ」
江川和樹「写真部の展示も待ってますね」
大久保隆二「楽しみにしててくれよな」
宇野武「じゃあまた会おうな」
「さようなら!」

〇住宅街の道
江川和美「勉強の方も頑張らなくちゃね」
江川和樹「だけどいつまた事件が起こるかわからない。油断は禁物だよ」
江川和美「そうね。あの動物殺傷事件がひどくならないうちに解決しないとね」
  その時だった。
江川和樹「パトカーのサイレンだ」
江川和美「何かしら?」
  二人は急いで現場へと向かうことに。

〇公園の砂場
  住宅街の一角にある公園。どうやら事件が発生したようだ。
女性刑事「するとそこで猫の死骸を見つけたと?」
通りすがりの女子中学生「そうです。急でびっくりしました」
通りすがりの中学生「酷すぎます」
通りすがりの女子中学生「先輩、犯人が許せなくて泣けてきます・・・」
通りすがりの中学生「ああ」
警察官「それで犯人は?」
江川和美「どうしたんですか?」
江川和樹「何かあったんですか?」
女性警察官「実はこの近くで動物殺傷事件があったそうです。先日は犬の死骸が発見されました」
江川和美「動物だって生き物なのに、それを蔑ろにする犯人が許せません」
江川和樹「早く犯人が捕まるといいですね」

〇シックなリビング
  その夜。
江川勝「動物だって生き物だというのにひどすぎるね」
江川るり子「そうね。そのうち私たちまでもが襲われるかもしれないわね」
江川和樹「何とか犯人が捕まるといいね」
江川和美「そうね。草木や花や動物もみんな生きてるんだから、ひどすぎるわね」
江川勝「君たちも気を付けるんだよ」
江川和樹「わかった」
江川和美「私もそうするわ!」

〇住宅街の道
  翌朝。彼らはこの日は理科の補習のために学校に向かっていた。
江川和樹「昨日の事件はひどすぎたね」
江川和美「そうね。早く犯人を捕まえましょう!」
  その時だった!
江川和樹「何だろう!?」
江川和美「行ってみましょう!」
  二人は駆け出した!

〇一戸建て
  現場はその近くの家だった。
ペットの飼い主「僕の飼ってたペットが・・・」
飼い主の奥さん「ひどすぎるわ・・・」
子供「ジョン・・・」
子供「ひどいわ・・・」
  警察が事情を聴いていた。
女性警察官「すると、寝てる間に殺害されたというわけですね?」
飼い主の奥さん「はい、我が子同然の扱いだったのでショックです」
警察官「監視カメラを見てみますね」
警察官「あ!犯人が分かりました!犯人はすぐに監視カメラに気づいてスプレーを噴射したそうです!」
女性警察官「あ!犯人が分かりました!」

〇一軒家の玄関扉
ペット殺害事件の犯人「チッ!監視カメラか!こうしてくれるわ!」
  男はスプレーをかけて監視カメラをふさぎ、犯行に及んだ。
ペット殺害事件の犯人「喰らえ!!」
  男はそういうと犬を殺害した!
ペット殺害事件の犯人「これだからやめられないぜ!」

〇一戸建て
江川和美「すごい人だかりね!」
江川和樹「遅かったか!」
警察官「とにかく、犯人はこの近くにいるのは確かですね。警戒態勢を敷くようにしましょう」
江川和樹「ひどすぎますね。犯人が捕まるといいですね」
警察官「お二人も気を付けてください」
江川和美「わかりました」

〇住宅街の道
江川和樹「とにかく犯人を捕まえよう!」
江川和美「犯人の詳細も分かったから、あとは追い詰めたほうがいいわね!」
  二人は隠れて変身することにした!

〇幻想空間
  スマホを取り出し、さっそく変身することにした二人!
「いくよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」

〇川に架かる橋
ペット殺害事件の犯人「こっそり家に忍び込んだし、野良犬や野良猫なんぞ初戦は弱いもんだからな!」
「そうは問屋が卸さない!」
ペット殺害事件の犯人「誰だ!?」
ジャスティスボーイ「動物の命をないがしろにするなんてひどすぎるぞ!蛮行そのものだ!」
ジャスティスガール「命をないがしろにして何がそんなに楽しいのよ!?」
ペット殺害事件の犯人「うるせえ!」
ジャスティスボーイ「追いかけよう!」
ジャスティスガール「そうね!」

〇幻想空間
「コスチュームチェンジ!」
「アスリートモード!」

〇住宅街
ペット殺害事件の犯人「ここなら安心だ。奴らも追ってはこないだろうし、早いところずらかるか!」
「そうはいくか!」
ペット殺害事件の犯人「馬鹿な!いつの間に!」
ジャスティスガール「もう逃げられないわ!」
ジャスティスボーイ「観念しろ!」
ペット殺害事件の犯人(くそ!人質を見つけねぇと!)
  そして男は蛮行に出た!
ペット殺害事件の犯人「貴様ら!こいつの命が惜しいなら動くんじゃねぇ!」
  なんと人質を取ったのだ!
子供「ううう・・・」
ジャスティスボーイ「ひどすぎる!」
ジャスティスガール「どうしたらいいの!?」
  その時だった!突然何かが飛んできた!
ペット殺害事件の犯人「なんだ!?」
ジャスティスボーイ「何だろう?」
ジャスティスガール「あれって!」
ウィッチ「ジャスティスツインズ、私が助太刀しよう」
「あなたは!?」
ウィッチ「私はブライトネス配下の魔法使いじゃ。お主らの助太刀じゃ」
ペット殺害事件の犯人「ババア!こいつの命が惜しいか!」
ウィッチ「その言い方はなんだ!喰らえ!」
ペット殺害事件の犯人「うわー!」
  あっという間に犯人をやっつけた魔女。
ウィッチ「今のうちじゃ」
ジャスティスボーイ「もう大丈夫だよ」
ジャスティスガール「あとは私たちに任せて!」
子供「有難う!」
ウィッチ「さて、これで縛り上げたし、あとは警察に任せる」
ペット殺害事件の犯人「うぐぐ・・・」
  数分後。
女性警察官「観念しなさい!」
ペット殺害事件の犯人「はい・・・」
警察官「ご協力有難うございました」
「いえいえ」
ウィッチ「事件も解決したし、お前たちは学校じゃろ?私が送っていこう」
ジャスティスガール「有難うございます」
ジャスティスボーイ「元の姿に戻ろうか」
「モード、解除!」
ウィッチ「じゃ。連れて行くぞ。しっかり捕まっていておくれ」
  ワープする三人。

〇ハイテクな学校
江川和樹「有難うございます。なんとか間に合いました」
江川和美「これから補習なんですよ」
ウィッチ「いえいえ。困った時はお互い様。助け合うのが大事じゃ。勉強も頑張りなさい」
  そういうと魔女は去った。
江川和樹「急ごう。補習が始まるよ」
江川和美「そうね」

〇教室
  なんとか補習に間に合った2人。
龍崎隆「それでは補習を始める。プリントを配布するから各自取り組んでくれ」
  かくして事件は無事に解決。ジャスティスツインズよ、これからも目を光らせていってほしい。次回へ続く。

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