時間線を超えた姉妹 〜タイムライン・シスターズ〜

イヌドングリ

第6話「告白大作戦」(脚本)

時間線を超えた姉妹 〜タイムライン・シスターズ〜

イヌドングリ

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〇学校脇の道
坂野りせ「あかりには舞の方に行ってもらいましたが」
坂野りせ「私で大丈夫でしょうか?」
坂野りせ「前例が前例だけに、心配です」
坂野りせ「ああ、いました」
坂野りせ「坂野くん、ですね?」
坂野 智治「そう、だけど?」
坂野りせ「ああ、よかった」
坂野りせ「私の、双子の姉が、堀井さんと話をつけましてね」
坂野りせ「いますぐ、展望公園に向かってください」
坂野 智治「ほんとに!?」
坂野りせ「ええ!」
坂野 智治「さっそく行こう!」

〇見晴らしのいい公園
坂野 智治「・・・・・・っえ?」
坂野りせ「あかり? なに、してるんです?」
「・・・・・・」
坂野りせ「つまり、その、本物の堀井さんを選べと?」
「こくり」
坂野 智治「・・・・・・今度は間違えないぞ」
坂野 智治「堀井さん、付き合ってください!」
堀井 舞「どーして、間違うかなー?」
坂野あかり「・・・・・・リュックで裏かいたのが、間違いだったね」
坂野りせ「なんで、そんなことを?」
堀井 舞「まあ、納得感?」
堀井 舞「でも、これじゃあねぇ」
(なんとか挽回しないと・・・・・・)

〇山の中
???「これでいいのよ、これで」

〇見晴らしのいい公園
坂野りせ「あの、舞さん、付き合う気はなったのですか?」
堀井 舞「えっ? どういうことよ」
坂野あかり「そうそう、りせ、いいこと言うね」
坂野あかり「堀井さん、なんで坂野くんの呼び出しで来たの?」
坂野あかり「少しはいいとこ、あったんでしょ?」
堀井 舞「そうねぇ──」
堀井 舞「坂野くんって、まっすぐで、裏表がなくって」
堀井 舞「単純で」
堀井 舞「なんか、私にないもの持ってるから?」
坂野 智治「えっ?」

〇山の中
???「くっ、このままじゃ──」

〇見晴らしのいい公園
坂野あかり「坂野くん、今よ」
坂野 智治「はっ、はい!」
坂野 智治「何度も間違えてしまいましたが、」
坂野 智治「僕はやっぱり堀井さんが好きです!」
坂野 智治「付き合ってください!」
堀井 舞「わかったわよ」
堀井 舞「付き合って・あ・げ・る」
(良かった・・・・・・)
???「堀井さん」
???「ほんとに、その男でいいの?」
坂野りせ「誰です?」
???「そもそも、なんでその女2人は協力してるのかしら?」
???「坂野くんって、女友達多いのね」
???「女っ気なさそうなのに」
坂野あかり「なっ、なにが言いたいのよ?」
???「実はこう見えて、けっこう遊んでるんじゃない?」
堀井 舞「・・・・・・あなたの言うことも一理あるわね」
坂野 智治「い、いや、2人とは今日知り合ったばっかりで──」
???「言い訳がましい」
???「怪しいわね」
堀井 舞「坂野くん」
坂野 智治「・・・・・・はいっ」
堀井 舞「ちょっと考えてからにさせてもらうわね」
坂野 智治「あ、あぁ・・・・・・」
堀井 舞「あなた──なんてことしてくれたの!」
坂野りせ(あのキャラクターは未来のもののはず・・・・・・)
???「これで、消える」
???「ハハ・・・・・・ハハハ!」
坂野あかり「待ちなさい!」
坂野りせ「ああ、坂野くん」
坂野りせ「なんとかしますので、気を落とさず!」
坂野 智治「う、うん・・・・・・」

〇公園の砂場
坂野あかり「あんた! どういうつもりよ!」
???「消えない・・・・・・なんで消えないの・・・・・・」
坂野あかり「なに? 聴こえないんだけど!」
???「消えるはず・・・・・・これで私は消えるはずなのに」
坂野あかり「はぁ!? よく、聴こえ、ないん、ですけど!?」
坂野りせ「あかり」
坂野あかり「ああ、りせ」
坂野あかり「この子、さっきからブツブツ、ブツブツ」
坂野あかり「そっちからもからもなんか言ってやって」
坂野りせ「あなた」
坂野りせ「未来から来ましたね?」
???「・・・・・・消えない・・・・・・消えない・・・・・・」

次のエピソード:第7話「時間線を超える姉妹」

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