〇役所のオフィス
美咲（みさき）「あった！これじゃない？」
琉唯（るい）「ん？あーそれだ！流石美咲！」
美咲（みさき）「あ，ありがと・・・！」
琉唯（るい）「さーて運ぶか！よいしょ・・・」
美咲（みさき）「わわっ・・・💦１人で４台は大変でしょ・・・？」
美咲（みさき）「ノートパソコンだとは言え・・・」
琉唯（るい）「これくらい平気だ」
琉唯（るい）「見つけてもらったし，これくらいのことはやらないとな・・・！」
美咲（みさき）「じ，じゃあ・・・お願い・・・しようかな・・・」
琉唯（るい）「よいしょっとぉ・・・」
美咲（みさき）「?琉唯ちゃん・・・なにか落としたよ・・・？」
琉唯（るい）「あっ!!」
琉唯（るい）「・・・ッ・・・!!返して・・・!!!」
美咲（みさき）「・・・!?」
琉唯（るい）「あ・・・いや・・・今のは・・・ごめん・・・・・・」
琉唯（るい）「ちょっと・・・口走って・・・しまってな・・・」
琉唯（るい）「早く行こ・・・」
美咲（みさき）「う，うん・・・」
美咲（みさき）（何か・・・あったのかな・・・）
　　──この時，私はまだ気付けていなかった
　　──琉唯ちゃんの・・・を───

〇小さい会議室
結香（ゆいか）「あ，ふたりとも，おかえりなさい！ありがとうございます!!」
琉唯（るい）「ん，全然大丈夫だ［パソコン置く］」
美咲（みさき）「あれ？咲希ちゃんは？」
結香（ゆいか）「あぁ・・・途中ではぐれてしまって・・・どこかに行ってしまったみた・・・」
咲希（さき）「お待たせー!!」
結香（ゆいか）「ん！もう！どこ行ってたんですかっ・・・！」
咲希（さき）「ごめんごめん！それよりさっ・・・！見てよこれっ！」
美咲（みさき）「・・・？何これ・・・？」
結香（ゆいか）「・・・!!こ，これって・・・！」
結香（ゆいか）「マイク・・・!?」
咲希（さき）「そう！その通り!!!」
美咲（みさき）「で，でもなんで学校にマイクが・・・？」
咲希（さき）「この学校，20年前にバンドやってたらしくて，その時のマイクがまだ残ってた!!」
咲希（さき）「木下っちが言ってた!!倉庫言ったらあったわ！」
琉唯（るい）「インターフェイスも付属でついてるみたいだな」
美咲（みさき）「じ，じゃあマイクとかもあるってことは・・・」
美咲（みさき）「活動できるってこと・・・!?」
咲希（さき）「ま，そーゆーことっしょ!!」
咲希（さき）「てなわけで!!我ら歌唱部!!」
咲希（さき）「明日から活動開始ぃぃ!!!」
美咲（みさき）「ぇ，えぇ明日から!?」
咲希（さき）「ま！いけるっしょ!!」
結香（ゆいか）「本当に咲希はすぐそうやって突っ走るんですから・・・」
結香（ゆいか）「ちゃんと企画とか考えてるんですか??」
咲希（さき）「もっちろーんよ!!」
美咲（みさき）「なら良いけど・・・」
木下先生「あなた達，もう活動開始するつもり？」
咲希（さき）「うん!!準備万端よぉ!!」
木下先生「そう。ならもう開始しても良いと思うわ」
木下先生「あとは，あなた達のやりたいようにしなさい」
咲希（さき）「はーい!!」
美咲（みさき）「分かりました。ありがとうございます」
咲希（さき）「じゃあ！改めて!!我ら歌唱部!!」
咲希（さき）「明日から活動開始ぃ!!!」
　　”おー!!!!!!”

〇小さい会議室
　　──こうして，私たち４人でできた部活，
　　”歌唱部”が活動を開始した。
　　この４人で，これから頑張ろう!!