勇気ドリンク

ぽむ

エピソード6(脚本)

勇気ドリンク

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〇街中の公園
あかり「よしっ、きょうも練習するぞー えいっ、やぁっ」
  僕たちは同じクラスで幼馴染。
  
  同じ道場に通ってる仲良しさ。
  キャハハハー
  アハハハハー
弟「やい、てめえら。 ここは今日から俺たちの ナワバリだ。 さっさと出ていけ!!!」
  キャーこわーい!
  
  バタバタバタバタバタ
マコト(こ、怖い・・・ 足がすくんで、動けない・・・)
弟「おい、お前。 どうしても、ここから動かないのか? じゃあ使用料を払ってもらおうか〜」
弟「払えないなら、どうなるかわかってるんだろうな〜」
弟「兄貴!お願いします」
兄貴「うむ。 ふんっ」
  バリバリバリバリバリバリ
  
  ズズーーン
  男が殴ると、
  
  近くの木が、すごい音を立てて
  倒れてきた。
マコト(ひ、ひえええええ。 怖いよう・・・)
あかり「なにしてんの、早く逃げるわよ」
  というと、僕の腕を引いてくれて
  なんとか逃げられた。

〇公園のベンチ
マコト「ハァハァハァ、 ウエエェェン 怖かったよう」
あかり「もう〜、しょうがないな。 情けないなぁ」
マコト「ごめん・・・」
マナ「マコトくんは、優しいから。 でもそれが、いいところなんだよ!?」
マコト「うん・・・ありがとう、マナちゃん。」
あかり「しかし、アイツラ、 なんでそんなことするんだろう。 遊ぶところが、なくなっちゃうじゃん。 困ったなぁ」
マナ「あっ、なにあれ」

〇奇妙な屋台
店主「あ〜ら いらっしゃい。 はじめてさんね?? あら、泣いてるじゃない、どうしたの?」
あかり「怖いやつらに、公園を占拠されちゃったの」
店主「そうなの〜? じゃあ、公園の管理人さんに連絡しておくわ、知り合いだから。 待ってる間に、こちらの試作ドリンクはいかが?」
店主「飲むと、勇気の出るドリンクなの〜」
店主「よかったら、試飲していって〜」
マコト「飲むと勇気がでるの? ここは・・・なに屋さん?」
店主「さぁ、なに屋さんでしょう〜 はい、ドリンクをどうぞ」
あかり「あやしい… 知らない人から、モノをもらっちゃいけないって、言われてるんだけど」
マナ「お店屋さんだから、大丈夫じゃない?」
あかり「うーん」
店主「毒なんか入ってないわよぉ〜 じゃあ試しにワタシが 飲んでみるわ〜」
  ゴクリ
店主「ほら?なんともないでしょ?」
あかり「あやしい・・・」
マコト「じゃあ、一口だけなら・・・ 僕、勇気がほしい。 アイツラみたいなのに負けない勇気が…」
  ゴクリ
  
  キラリラリーン

〇荒れた公園
弟「兄貴ー 楽しっすねーーー たくさんナワバリのしるしを書いてやりましたよ」
兄貴「うむ」
弟「やっと、俺らの場所ができたって感じっすーーー」
兄貴「うむ」
  「まちなさいよ!!!」
弟「なに?」
あかり「ここは、みんなのものなんだからね!!!」
弟「なんだとー 兄貴やっちまいましょうぜ」
  「ちょっとまった!!!」
マコト「相手は僕だ!」
弟「いいだろう。兄貴、お願いします」
兄貴「お前の勇気は、褒めてやろう。 しかし無謀というものだぞ。 病院送りになっても知らないからな。」
マコト(怖い・・・ けど頑張るんだ)
マコト「うりゃぉぁあああ」
  バタッ
マコト「あれ?」
弟「兄貴ーーーーー!!!! ちっくしょう、覚えてろよーーーーーー!!!!」
  バタバタバタバタバタ
マコト「勝っちゃった?」
あかり「すごーーーーーい!!! カッコいいーーーーー!!!! やったね!!!」
マナ「トゥンク」
マコト「えっ」

〇街中の公園
店主「こんなに汚しちゃってまぁ〜」
店主「えいっ」
店主「よし、もとどおり」
おじい「いつも、すまんのう」

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