第1恋 俺のお嬢さん(脚本)
〇洋館の一室
お嬢さん「お祭り、楽しかった?」
執事「ええ、まあ」
お嬢さん「私も連れてって欲しかったな・・・」
執事「そりゃ無理だ」
お嬢さん「なぜ? あなたは私の執事でしょ?」
執事「お嬢さん、俺に惚れてるからなあ」
執事「だから、無理です」
お嬢さん「誰があなたなんか!」
執事「あれ?違うんです?」
執事「じゃあ、余計にだめだ」
執事「俺、俺に惚れない女に興味ないんで」
お嬢さん「え、じゃ、じゃあ」
執事「言う事がころっころ変わる女も苦手なんですよねー」
お嬢さん「ううっ」
お嬢さん「うううううう」
お嬢さん「貴方なんてだいっきらい!!!」
執事「あはははは」
執事「やっぱお嬢さんはおもしれーや」
執事「全部ウソ。 さあ、10分で支度してください」
執事「お祭り終わっちまいますからね」
お嬢さん「連れてってくれるの!?」
お嬢さん「もうっ もう 最初からそう言ってよ。 意地悪なんだから」
お嬢さん「絶対に待っててよ!いなくなったら許さないから!」
執事「やっぱり惚れてるじゃねーですか」
執事「可愛いなあ。 俺のお嬢さんは」
第一恋 おわり
140文字の物語がどんな風になるかと思ったら! セリフが増えて世界が膨らんでいました。第一話、懐かしいです!