第6話 食後を満喫したらデザートへ(脚本)
〇屋敷の寝室
昨日の夜はしゅごかった。まるで天国だ。大山脈やふとももの甘い匂いと柔らかい感触が僕を包んだ。
しゅごいといっても一応二人とも眠った。ソリアはお風呂でのぼせていたし疲れもたまっていた。可愛い寝顔を見てから僕も眠った。
すでに朝になっており、また僕が先に起きた。いつものように起きない程度に頭を撫でる。可愛い寝顔を見放題で嬉しい。
ソリアが起きればさっそく嬉しいイベントが発生する。ずっと可愛い寝顔を見ているのも捨てがたいが、朝のキスも待ち遠しい。
ちなみにソリアが起きないのを良いことに布団をめくって水着をガン見したいとは今思っていない。
想里愛「『ふにゃぁ・・・真樹まさきだぃちゅき・・・』」
おや、寝言かな?すごく嬉しいな・・・一日中ナデナデしてても飽きないかもしれない。
想里愛「『んぅ・・・真樹さん、おはようございます♪』」
真樹「『ご、ごめんね。くすぐったかったかな?』」
想里愛「『大丈夫ですよ♪あたしが直すより、真樹まさきさんに直してもらいたいし・・・』」
小さい声で照れながら話すソリア。心の中で、はい喜んで!と返事をする僕。
真樹「『う、うん♪直す時は僕に任せてっ!』」
えへへと二人で笑顔になる。照れてる顔も可愛いけど、笑顔もすごく可愛い。
真樹「『ずっと僕のそばで笑ったり照れたりして欲しいな。』」
想里愛「『はい・・・♪ずっとそばにいます♪』」
朝から充実した時間を過ごせてとても嬉しい。水着のソリアは昨日から見始めたからか、とても新鮮だ。
正直大山脈かふとももを枕にして寝たいぐらい柔らかそうだ。
想里愛「『そういえば真樹さん・・・その・・・昨日の事・・・』」
真樹「『あ・・・朝起きたら・・・だよね・・・?』」
想里愛「『はい・・・お願いします・・・♪』」
真樹「『うん、喜んで・・・♪』」
僕の隣で目を閉じるソリア。ソリアの肩をゆっくり抱き寄せてから唇を重ねる。とても柔らかい、目を閉じてる可愛い顔が目に入る。
すごく愛おしい。この瞬間が一番お互いドキドキしていると思う。ゆっくりと唇を離す。
想里愛「『えへへ・・・♪』」
真樹「『ふふふ・・・♪』」
朝のイベントも無事済ませて大満足だ。寝る前も楽しみだな~。楽しみがあるのは良い事だ。
この後は僕の世界でぬいぐるみを一緒に見に行く事になっている。
真樹「『今日はぬいぐるみを一緒に見に行こう?♪』」
想里愛「『はい♪一緒に出掛けるの楽しみです♪』」
ふと思ったけど1日に何回でもお願いできるのかな?もしかしたら移動は車じゃなくて精霊の人形だけでも可能になるかもしれない。
今度試してみようかな。おっと今は祈る事に集中しなければ。さっそく二人で精霊に祈る。・・・無事二人とも転移できた。
真樹「『着いたね・・・朝食作るよ、ゆっくり待ってて♪』」
想里愛「『ありがとうございます♪真樹さんの料理とても美味しいのですごく楽しみです♪』」
さっそくシェフ真樹の出番が来た。まあ簡単なモノしか作れないんだけどね。今日は朝からキムチチャーハンを作る事にした。
材料は豚肉・キムチ・お米・卵・塩・胡椒である、意外と少ない。ごはんをすぐに研いで早炊きにする。
炊いてる間にフライパンに油を引く。油が温まってから半面は肉を焼き、もう半面は卵を焼く。肉が焼けてきたら端に寄せる。
炊けたご飯と卵と肉を混ぜる。キムチも入れてよく混ざったら塩と胡椒を少しかけて出来上がりだ。
〇古いアパートの居間
真樹「『お待たせ~。』」
さっそく食卓に運ぶ。
想里愛「『わぁ、美味しそうですね。良い匂いがします。』」
飲み物はウーロン茶にした。相性が良いと思う。僕はさっそくしてみたかった事を試すことにする。僕はソリアの隣に移動し・・・
真樹「『最初のひとくちは、あーんして食べさせちゃうね?』」
想里愛「『ぁぅぅ・・・・・・、はいっ♪』」
笑顔から照れ顔、そしてまた笑顔に戻るソリア。とても愛おしくて可愛いので、いっぱい頭を撫でる。あ~1日中ナデナデしてたい。
えへへと喜んでくれるソリアが大好きだ。そして恥ずかしそうに口を開くソリア。
僕の手料理を小さい口の中へ入れていく・・・。モグモグするソリアも可愛い。
想里愛「『すっごく美味しいです♪真樹さんの手料理を食べられて幸せです♪』」
真樹「『こちらこそ♪いつもソリアと一緒で幸せだよ♪』」
朝からこのラブラブである、だがそれがいい。その後はゆっくり食事を済ませる。キムチの白菜が歯ごたえがあって美味しかった。
もちろん朝のイベントのほうが何兆倍も美味しいのは言うまでも無い。食後はしばらくウーロン茶を飲みつつ、おしゃべりする。
真樹「『ソリアはどんなぬいぐるみを見たいの?』」
想里愛「『そうですね、苺のぬいぐるみさんが良いです♪』」
圧倒的な女子力を感じる。買ったらますます部屋が甘くなりそうだ・・・だがそれがいい。
真樹「『良いね、きっと見つかるよ♪』」
実は転移する前から行ったことのあるお店なので事前に苺のクッションもあることは知っている。
たしか苺の擬人化したぬいぐるみもあったな。苺を持っている動物のぬいぐるみもあった気がする。
想里愛「『わぁ、車の中温かいですね~。』」
真樹「『そうだね、まだ冬だから出かける前に暖房を付けといたんだ。』」
さっそく助手席にソリアを乗せる。シートベルトを着けてあげる。その時僕は目を疑った、シートベルトが大山脈に埋まっている。
全てを包み込む果実の包容力に僕は感動した。・・・はっ!見とれてる場合じゃない。
恵みが圧迫されてしまうので山のふもとの間に通す事でなんとか着けることができた。
その2つの大陸の主張は凄まじく僕は無事運転できるか不安を覚えた。
真樹「『じゃあ出発するね~。』」
想里愛「『はいっ♪』」
出発する。デパートは車で約30分で着く。緩やかな山道をくだり街の中へと入る。ソリアは初めて見る景色に瞳を輝かせる。
想里愛「『わぁ、車がいっぱいだぁ。すご~~~い♪』」
〇道玄坂
真樹「『うんうん、今日はいっぱいだね~。』」
ドライブを楽しんでくれているようで良かった。
真樹「『ソリアの近くの街も、同じぐらい人や建物がいっぱいなのかな?』」
想里愛「『あたしの街よりもたくさんいます。祭があればこのぐらい賑わいますよ♪』」
ソリアの世界の街にも一緒に行ってみたい。どんなお店があるのかも興味がある。街に行かずに二人きりで過ごすのも全然アリだ。
想里愛「『あの3つの光は光魔法を使っているんですか?』」
真樹「『あれは信号だね、電気を使って動いているよ。ソリアの世界と違ってこっちの世界では魔法は使われていないよ。』」
赤信号になり停車する。ここらへんの信号の待ち時間はけっこう長い。約90秒待つことになる。
想里愛「『にゃ・・・にゃぁ・・・』」
ふぁっ!?僕は猫を飼ってないぞ。あ・・・ソリアが僕に肩を寄せている。これはたまらない。毎日甘えられたいとは思っているけど
まさか車の中でも願いが叶うとは・・・ありがとうソリア。ちなみに今日のソリアは初めて会った時の服で出かけている。
この機会に服屋さんで買い物をしても良いかもしれない。
真樹「『ふふ、可愛い猫ちゃんだね♪』」
想里愛「『にゃ・・・にゃぁん♪』」
信号が青くなる前まで、ずっとナデナデする。これは今度ロン・リキーテで猫耳と尻尾を購入しなければならない。
異世界冒険らしく装備してもらうのが上策だと僕は思った。
真樹「『お・・・着いたよ~。』」
想里愛「『わぁ、大きい建物ですね~♪』」
デパートに到着し、お店の出入り口に近い位置に駐車する。この駐車場の込み具合からみて今日はかなり大盛況のようだ。
さっそく二人でデパートに入っていく。
〇雑貨売り場
真樹「『どこのお店に行こうか~。』」
想里愛「『そうですね、どのお店も初めて見ます。楽しい所ですね♪』」
真樹「『そうだね♪さっそくぬいぐるみ見に行く?』」
想里愛「『はい、行きましょう♪』」
2階の雑貨屋に移動する。このお店の商品は子供向けの商品が多い。子供連れの家族が多い。店頭に苺のクッションが置いてある。
想里愛「『わぁ、可愛い~♪』」
真樹「『そうだね、癒されるよね~♪』」
想里愛「『部屋中に飾りたいぐらい可愛いです~♪』」
真樹「『うんうん、部屋が良い感じになりそう♪』」
ソリアは苺のクッションで顔にモフモフしたり、ギュッと抱きかかえたりしている。可愛いがダブルになった瞬間である。
日本3景を超える絶景に違いない。僕も苺のクッションになりたいです。
真樹「『2つ買って、寝るときに隣に置いてみる?』」
想里愛「『良いですね!お布団で過ごすのがもっと楽しくなりますね♪』」
さっそく買い物かごに苺のクッションを2つ入れる。とても有意義な時間だ。
想里愛「『あ、ウサギさんが苺を抱きかかえているぬいぐるみもありますね。どれも可愛いです♪』」
真樹「『そうだね、ソリアが一番可愛いけどぬいぐるみも可愛いね♪』」
想里愛「『ぁぅぅ・・・』」
すごく赤い顔で見つめられる。嬉しいけど恥ずかしいという顔だ。
想里愛「『もう、真樹さんたら・・・♪』」
えへへと恥ずかしながらも喜んでくれている。僕もソリアもすごく幸せだ。ウサギが苺を抱えているぬいぐるみも1つ買った。
真樹「『もうお昼かぁ、食べ物屋さんもいっぱいあるよ~。』」
想里愛「『そうなんですね!いっぱいお店があって迷っちゃいますね♪』」
僕とソリアはフードコートに来ている。たこやきの金だこ・牛丼のすこ屋・ラーメンの山和屋・ハンバーガーのモック
アイスのフォーティーンなどを始め、30店舗はある。
真樹「『とりあえず、客席に座ろっか。』」
想里愛「『はいっ♪』」
客席にもいろいろある。木をたくさん使った自然あふれる席もあるし、白を基調とした落ち着いた席もある。木の席に二人で座る。
なかなかに机も客席間の空間も広い。ちょっと高いけど・・・あの老舗のかつ丼のお店にしようかな?
真樹「『かつ丼食べてみる?』」
想里愛「『良いですね、どんな料理なんですか?』」
真樹「『豚肉と卵を焼いてごはんの上に乗せた料理だよー』」
想里愛「『美味しそうですね♪』」
さっそく注文しにいく。少し列ができているが仕方ない、二人で手を繋いで並ぶ。
想里愛「『ヒレカツ定食の写真、美味しそうですね♪』」
真樹「『そうだね、お金は余裕あるしソリアも特上ヒレカツ定食食べる~?』」
想里愛「『良いんですか?ありがとうございます♪』」
しばらく二人でおしゃべりする。うん?何か声が聴こえる。
「???「助けて・・・」」
またあの声だ。初めてソリアの世界に転移する前の・・・そして万年樹に腰かけてた時の声だ。
ソリアも周りをキョロキョロしている。もしかして・・・。
想里愛「『何か・・・声が聴こえます。』」
真樹「『僕もだよ・・・助けてって聴こえる。』」
想里愛「『同じです・・・周りを見てもそれらしい人はいませんね・・・。』」
今までは僕にしか聴こえなかったのに、今回はソリアにも聴こえている。この声はいったい・・・。
真樹「『気にしても仕方ないよ、危険では無いんだし・・・デートを楽しもう♪』」
想里愛「『そうですね!二人きりのデートを楽しみましょう♪』」
〇ショッピングモールのフードコート
注文を終えて席に戻り15分程経った後、注文した特上ヒレカツ定食が出来たようだ。二人でカウンターに取りに行きまた席に座る。
想里愛「『美味しそうですね♪あの、その・・・』」
ん、もしかして・・・。モジモジするソリアすごく可愛い。
真樹「『一口・・・食べさせちゃうね?』」
想里愛「『はい・・・♪』」
ヒレカツの1つ1つが大きい。箸で小さくする。さすが特上、肉が柔らかいから簡単に分けれる。
赤い顔で恥ずかしそうに口を開けるソリア。この恥じらいが良い。
頭を撫でながら、もう片方の手でヒレカツを口に運ぶ。モグモグするソリア可愛い。抱きしめたいけど人目に付くので我慢だ。
想里愛「『美味しいですね!卵もヒレカツもふわふわしてます、こんなに柔らかいお肉があるなんて・・・♪』」
真樹「『そうだね!特上初めて食べたけど、こんなに美味しいんだね♪』」
舌鼓を打つ二人。これはしゅごい、ソリア以外でこのセリフが出るとは思わなかった。
想里愛「『口に入れた瞬間すぐ溶けていきますね、すごいです♪』」
大満足の昼食を楽しむ。特上にして大正解だ。デートにおいて良質な食事は重要だ。ここが成功するか失敗するかの差は大きい。
ちなみに夜はソリアの心もトロトロにさせちゃうぞ、とは今思いついていないです。
真樹「『ふうー、美味しかったね♪』」
想里愛「『そうですね♪真樹さんと色々な場所でデートできて、あたし幸せです♪』」
真樹「『僕もソリアといっぱいデートできて幸せだよ♪』」
周りは周りで騒がしいので特別僕らは目立ってはいない。ただソリアの可愛さに振り返る男性は多い。
昼食を食べ終え、隣に座ってソリアをナデナデしながら話をする。やはりデパートの事をよく聞かれる。
ソリアのお気に入りのデートスポットになったようだ。
真樹「『そうだ、食後のデザートにアイス食べる?』」
想里愛「『通りがかりにアイスのお店の写真見ました、冷たくて甘いんですよね?』」
真樹「『うんうん、色々な味のアイスがあるから楽しめるよ~。』」
想里愛「『あ、苺のアイスもある~♪』」
二人でフォーティーンの前に移動する。僕と同じでソリアも苺推しだ。苺以外にも美味しいアイスはある。僕は桃のアイスも好きだ。
〇ショッピングモールのフードコート
ソリアの下着に包まれているモノも桃のようなのだろうか・・・はっ!うっかり視線を柔軟そうな桃に移してしまった。
想里愛「心の声『真樹さんがあたしを見てくれてる・・・恥ずかしいけど・・・嬉しいな♪』」
想里愛「『あたしは苺のアイスにします~♪』」
真樹「『いいね♪僕は桃のアイスにしてみるよー。』」
アイスを持って二人で席に戻る。ダブルにしたのでソリアは桃を、僕は苺にした。いつまでも一緒な二人、食べるものも一緒なのだ。
想里愛「『真樹さん、たまにはあたしから真樹さんにあ~んして食べさせても・・・良いですか?♪』」
真樹「『あ、い、いいよ~♪』」
これが噂の天国か。ソリアが僕の隣に来る。甘くて良い匂いがする。
想里愛「『はい、あ~ん・・・♪きゃっ!』」
室内が温かいせいかアイスの溶けが早いようだ。ソリアの顔や大山脈に苺アイスと桃アイスがかかってしまう。
あちらの世界は常に春なので上着は開放的で大地の恵みがよく見える。僕はこの目でソリアの姿を心のスクリーンショットに収める。
いや、そんな事をしている場合じゃない。とにかく拭かないと・・・。
真樹「『だ、大丈夫!?ごめんね冷たいよね、僕がすぐ食べればこんなことには・・・』」
想里愛「『ひゃぅぅ・・・だ、大丈夫だにゃん・・・♪』」
ソリアは冷たさを我慢して、明るくふるまってくれている。僕に気を使ってくれているのだ。
真樹「『ハンカチだけど・・・拭いとくね。』」
想里愛「『真樹さん優しい・・・♪ありがとにゃん・・・♪』」
猫のポーズでお礼を言うソリア。たまらない、抱きしめたい。とりあえず拭く事に専念する。
真樹「『ソリア優しくて可愛くて大好きだよ♪拭き終わったら、いっぱい頭撫でちゃうね♪』」
想里愛「『はい・・・♪家に帰ったら・・・ギューもお願いします・・・♪』」
真樹「『うん、ギューもするね♪』」
ソリアのアイスを注文し直して美味しく食べる。ひと口、あ~んして食べ合うのも忘れずにした。大満足だ。
真樹「『良かったら服屋さん行ってみない?』」
想里愛「『行ってみたいです♪お洒落しゃれな服がいっぱいあったので気になっていたんです。』」
家に帰ったら楽しみだね~と話しあった後、さっそく店内に入っていく。
服を見るが時期的に暖かそうな服が多い。
こちらの時期では無いが秋服や夏服も置いてある。
真樹「『試着もできるから、気になった服が合ったら着替えてみると良いよ。』」
想里愛「『そうなんですね、2つ気に入った服あったので試しに着てみますね♪』」
手を振って試着室に入るソリア。無邪気で可愛い。どんな服を着るのかな?ワクワクして待つ。そしてカーテンが開く・・・。
真樹「『すごく・・・綺麗だね!似合ってるよ♪』」
想里愛「『えへへ・・・真樹さんの目に適かなって良かったです♪』」
純白のワンピースだ。ソリアの心のように綺麗な色だ。まるで天使が舞い降りたようだ。ソリアの笑顔が眩しい。
太陽よりも強い輝きを感じる。そのぐらい天使のように可愛いのだ。
〇試着室
想里愛「『2つ目の服も着てみますね・・・♪』」
真樹「『はーい♪』」
次はどんな素敵なソリアが見られるのだろう。期待で胸がいっぱいになる。お、カーテンが開いたぞ。
想里愛「『真樹さん、この服の着方わからないです・・・手伝ってくれませんか?』」
カーテンからひょこっと顔だけ出してるソリアが見える。2つ返事でいいよと言い、試着室に手伝いに入る。
家じゃないのに、これはやり過ぎじゃないかと少し考えたが・・・まあいっか!
中に入ると上半身裸のソリアが手で大山脈を隠して立っている。僕も別の意味でたちそうだ。
想里愛「『あ、えっと・・・お願いします♪』」
真樹「『う、うん・・・!まかせてっ!』」
この前と同じ要領でソリアの手をうまく使い、2つの大きくて柔らかいマシュマロを隠しながら服を着せていく。
首からおへその方に服を通す時、柔らかい感触が僕の手のひらを包む。しゅごく柔らかい・・・少しだけ悪戯しちゃおうかな・・・。
真樹「『ちょっとだけ・・・ソリアがドキドキしてるか・・・確認しちゃうね?』」
想里愛「『んぁ・・・ぁっ・・・はぃ・・・』」
上着の中に手のひらを滑り込ませ大山脈を包む。やはり山のふもとまでは包み込めない。
雄大な大地は手のひら如きではその全容を把握することはできないのだ。この柔らかさ・・・しゅごい。
さっき食べた特上ヒレカツの1兆倍ぐらい柔らかい。そして温かい。
強めに実りの果実へ手を押し当てる・・・すごくドキドキしてるのが理解わかる。甘い声と吐息がソリアから漏れる、たまらない。
真樹「『すごくドキドキしてるね・・・』」
想里愛「『はぃ・・・ぁ・・・ドキドキしますぅ・・・』」
たっぷり柔らかな感触を・・・いや、大地の恵みの鼓動を確認できた。大満足だ。
ゆっくり手のひらを大山脈から離す。その後少しの間、前から抱きしめる。
真樹「『温かいね・・・ソリア大好き。』」
想里愛「『はぁはぁ・・・あたしも真樹さん大好きですっ。』」
ずっとこうしてたいが家ではないので断念してソリアの2着目を待つことにした。お、カーテンが開いたぞ。
想里愛「『どう・・・ですか?♪』」
真樹「『おお・・・すごく可愛い!スカートも似合ってるね♪』」
フリルの付いた短めのスカートと半袖で肩の出ている上着。リュックの紐のような部分を肩に通して着る上着のようだ。
色はどちらもピンク色で似合っている。とても可愛らしい服だ。
想里愛「『えへへ・・・こちらのあたしも気に入ってくれて、ありがとうございます♪』」
真樹「『どちらのソリアもすごく可愛いよ♪』」
2着とも買う事にした。可愛い試着姿も見れて良かった。ソリアは肩だしの上着とフリルのスカートの服に着替えた。
〇ゲームセンター
その後ゲームセンターに寄りプリクラを一緒に撮った。最近買ったプリクラ帳に写真を入れる。
二人で楽しそうに写真を見て話す・・・そうして楽しい時が過ぎてゆく。
真樹「『もうすぐ夜になるし・・・家に帰る?』」
想里愛「『そうですね、家でまったり過ごしましょう♪』」
〇道玄坂
車に乗りエンジンをかける。冬なのでもうすでに外は暗い。暖房を付けたが温かくなるまで時間がかかる。
温まるまで手を繋いでゲームセンターの時の話をする。
想里愛「『プリクラ楽しかったですね♪』」
真樹「『そうだね♪また撮りに行きたいね~。』」
想里愛「『デパートすごく楽しかったです♪』」
ちなみにスーパーにも寄って夕食用の食材を買い込んだ。何を作るかは帰ってからのお楽しみだ。
だんだん暖房が効いてきた。手を離してしまうのがもったいないが運転に集中する。安全が第一だ。
赤信号の時に手を繋いだので寂しくはなかった。夜の街の景色も新鮮なのかソリアは行きと同様に瞳を輝かせている。
真樹「『もうすぐ着くね♪』」
想里愛「『そうですね♪家でもまったり過ごしたいですね♪』」
〇古いアパートの居間
無事到着し家に二人で入る。ソリアと二人で座り、後ろからギューッと抱きしめる。
さて、夕食の準備をしようかな?頭を撫でながらそう考える。