読切(脚本)
〇教室
輝星「ねぇ~、聞いてよ。 最近さぁ、この街で神隠しが流行ってるらしいよ~。きゃー、さらわれたらどうしよ~。 こわーい」
輝星「きっと、エロ同人誌みたいに、さらわれて襲われちゃうわ。エロ同人誌みたいに」
絵空「え?だいじょばない? だって、あんたみたいなあたまのおかしいやつさらうやついる? 逆にいたら見てみたい」
輝星「あ"?」
輝星「まぁ、いいや。 なんでも噂だと鍵を閉めて1人でトイレにいると、叫び声を最後に消えてるらしい 絵空も気をつけてね」
〇渋谷駅前
絵空「うーん、今日も学校疲れた~。 あのくそ教師、嫌いやわ~ よ~し、家に帰っておにショタのBLゲームやるぞぉ」
〇清潔なトイレ
絵空「トイレにいると、輝星の話思い出してきちゃった。いま、考えると怖くなってきた」
絵空「ひっ、なに。こわ」
なぞの生物が、笑いながらゆっくりと近づいてくる。
まるで、勝ちを確信して追い詰めるように
妖精のスズ「ちょっと、待った~~!!」
妖精のスズ「やぁ、ぼくはスズ。 ぼくの上司からの命令で君を助けに来たよ」
妖精のスズ「君、助かりたい? 助かりたいよね。わかるわぁー。まっさか、この状況で断らないよね?」
妖精のスズ「え?悩むようそある? まぁ、いいや助けるね」
一瞬、眩しかったため、目を瞑ってしまった。
再び、目を開けるとあの化け物はいなかった。
妖精のスズ「君にこれを授けよう。 再び、現れたらこれを使うといい」
絵空「これは、なに? あれ、雀がいない」
〇教室
輝星「え?昨日、あの神隠しに遭ったの? だいじょぶだった? どこも異常はない?」
絵空「大丈夫だったよ。 (なんか、変な生き物助けられたけど)」
輝星「ふーん、そっか。 よかった。 私に構ってくれるのが、絵空しかいないから」
絵空「いい加減、友達作りなよ。 もう、11月だよ」
輝星「えぇー、人が怖いんだもん。きゃっきゃつ」
絵空「きっんも」
輝星「あ"?」
〇渋谷駅前
絵空「ん~、今日も家に帰ってBLゲーやるぞぉ」
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11月になってもまだハロウィンコスプレしてるような子だから輝星は友達がいないんだな〜。魔法少女に選ばれる女の子には何かの基準があるんだろうか。魔法少女にはなれない年齢だけどトイレでスズに会ってみたいな。
魔法少女に気に入られてしまいましたね! それでもそのおかげで非現実的な経験をしている感じで、ある意味羨ましくもあります。今後の展開が楽しみです。