脱獄

相園菜乃花

四章 殺傷(🔞)(脚本)

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〇黒
  四章
  殺傷

〇施設の廊下
アルマ「そうだ、寄りたいところがあるんだ」
アルマ「地下二階に行くにはどうすればいい?」
ヒロヤ「エレベーター使ったら?」
アルマ「いや、階段で行こう。エレベーターが万が一止まったら、大変だろ?」
ヒロヤ「確かに・・・」
アルマ「よし、行こうぜ」
ヒロヤ「あのさ」
アルマ「どうした?」
ヒロヤ「す・・・・・・な、なんでもない」
アルマ「そう?手を繋ごうぜ」
ヒロヤ「うん」

〇非常階段

〇地下に続く階段
アルマ「先に行くぞ」
ヒロヤ「ちょっと待ってよ!速いって!」
アルマ「ここで待ってやるよ」
ヒロヤ「ありがとう!やっぱりアルマくんってお母さんみたいだね」
アルマ「そうか?」
ヒロヤ「頼り甲斐があって、僕は好きだよ」
アルマ「・・・」
ヒロヤ(あれ?照れてる?)
アルマ「俺もあんたのこと、好きかな?」
アルマ「友達として」
ヒロヤ「友達・・・」
ヒロヤ(恋人じゃないのか・・・)
アルマ「二人でいると落ち着く気がする」
ヒロヤ「僕も」

〇ビルの地下通路
ヒロヤ「ちょっとどこ行くの?」
アルマ「いいからいいか」
ヒロヤ「あのさ、僕ここの船の設計図覚えてるんだ。どこに行きたいか言いなよ」
アルマ「実は資料室に行きたくて」
ヒロヤ「資料室って看守しかいけない場所じゃん!なんで知ってるの?」
アルマ「看守を脅したら教えてもらえた。もちろん囚人服がどこにあるのかも」
ヒロヤ「まじか!?」
ヒロヤ(やっぱり囚人だったわ、この人。忘れかけてた)
アルマ「あんた元看守だっただろ?看守からもらったカードがあるはずだ」
ヒロヤ「うん、あるよ」
アルマ「そいつを使って開けてくれ。すぐ戻る」
ヒロヤ「分かった、行こうか!」

〇謎の部屋の扉
アルマ「開けてくれてありがとう」
ヒロヤ「あ、あのさ・・・・・・」
ヒロヤ「トイレ行ってもいい?漏れそう・・・」
アルマ「行ってきたら?」
アルマ「こっちのことは別にいい。好きなところに行けばいいさ。許可なんていらない」
ヒロヤ「うん、ごめん」

〇個室のトイレ
ヒロヤ「ふぅ・・・スッキリした」
ヒロヤ「よし、出るか」
ヒロヤ「!?」
???「あっ//待ってくだ・・・あっ♡あっ♡やっ//」
???「いっぱい腰動かしてあげるよ」
「パンパンパンパンパンパン」
???「あっ//やめてっ♡あっ・・・あっ♡んんっ/////♡♡♡♡♡♡」
???「ほら、もっと声出しなよ」
???「もう無理♡♡ いっぱい出たから♡不意打ちはやめっ」
???「おおっ/////♡♡♡♡♡♡」
「ビュルルルル」
???「あっん・・・気持ちいい♡もっと♡」
???「煽るなよ//」
ヒロヤ(なんか変な声が隣から聞こえてくるな・・・なんだこれ?)
ヒロヤ(まあ、いっか。出よう)

〇施設のトイレ
「じゃぁぁ・・・」
ヒロヤ(手洗ったし戻るか)
ルイ「で、スッキリしましたか?」
アシス「まあね」
ヒロヤ(トイレの個室から男二人・・・?)
ヒロヤ(あっ、あれって喘ぎ声・・・・・・)
アシス「って、おいお前!」
ヒロヤ「ぼ、僕ですか?」
ヒロヤ「な、何も聞いてませんよ。聞いてませんってば」
ルイ「それならいいんですが」
ルイ「実は一つ厄介なことがありましてね」
ヒロヤ「厄介なこと?」
アシス「こいつに教えるつもり?」
アシス「まあいいんじゃね?面白そうだし」
ルイ「実は食堂で夕飯が提供される予定でしたが」
ルイ「それを遮るように、ガルドという私の友人が看守を虐めているんです」
ルイ「今現在は手がつけられず、トイレで屯していたわけです」
ルイ「私は争いが好きではないので、今すぐ止めたいのです」
ヒロヤ(看守を虐めてる?助けなきゃ!)
アシス「でもよ。今は暴走して手がつけられなくてさ」
アシス「説得も力づくもダメなんだよね」
アシス「とほほ・・・」
ヒロヤ「ガルドって男は強いんですか?」
アシス「当り前だろうが!」
アシス「あいつはS級クラスで二番目に強いんだぞ!」
ヒロヤ「それじゃあ一番強いのは誰ですか?」
ルイ「確か・・・・・・アルマ・テイラーという男だった気がします」
ルイ「最近彼が来たので、『あいつ』と戦わないとなんとも言えませんが」
ルイ「私はアルマという男と出会ったことありません」
ルイ「噂では、かなり凶暴で自分のためなら手段を選ばない悪党だったと思います」
ルイ「確か一気に三十人近く殺したという噂を、裏で聞いたことがあります。敵も味方も関係なく」
アシス「マジかよ!俺らより多いじゃん!」
アシス「その兄ちゃん、狂ってるな」
ルイ「これは私の友達から聞いたので定かではありません」
ルイ「確か結婚している相手を襲って、いらなくなったら殺したとかなんとか」
アシス「うえっ・・・・・・最低な不倫野郎じゃねぇか!」
ヒロヤ「へぇ・・・・・・そうなんだ」
ヒロヤ(あ、アルマくんがそんなことするわけない・・・するわけない・・・!)
ヒロヤ(ぼ、僕はあいつを信じたいんだ。怒りを我慢しなきゃ・・・)
ヒロヤ(あいつは僕のこと、見捨てたりしないはずだ。だって友達として好きって言ってくれたし)
ヒロヤ(裏切るわけない!)
ヒロヤ「その騒動って止められないんですか?」
ルイ「難しいですね。私も諦めました」
ヒロヤ(そうか!そんなに強いなら、アルマにお願いしよう)
ヒロヤ(僕の言うことなら聞いてくれそうだし)
ヒロヤ(資料室に行こう!)

〇施設のトイレ
アシス「あんな顔のやつ、見たことねぇな。新人か?」
ルイ「いえ、それはないと思います」
アシス「え?」
ルイ「私彼の目を見ました。明らかに狂気的なものを感じることができません」
ルイ「囚人の瞳は全員死んでいます。なぜって言ったら、人を殺している奴らばかりですからね」
アシス「まあ、それもそうだな」
アシス「人を一人でも殺したら、目線が険しくなるもんね」
ルイ「ですが少し引っかかるところがありまして」
アシス「ん?なんだ?」
ルイ「あの人。人を殺したことがあるけど、認めたくないように見えました」
ルイ「何かしら、心にダメージを抱えているのかもしれません」

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