エピソード1(脚本)
〇カラフルな宇宙空間
人間が神様と呼ぶ者たちは
存在する・・・
〇テーブル席
3月1日荒子川公園で、男性の遺体が発見されました。
現場には、宇宙人の物と思われる不思議な道具が残されており、オカルト研究課はこれを宇宙人の人類に対する攻撃と見ている。
川島春樹「宇宙人ねぇ〜 荒子川公園って目と鼻の先じゃないか〜 本当にいるのかねぇ?」
篠崎アラタ「あーあ、俺はいると思うよ だって、よくテレビ番組で拐われた人や妊娠させられた人などがいるじゃないか」
川島春樹「お前、、、 まさかアレを全部信じてるのかよ〜 あんなの全部作り話に決まってるじゃないか」
篠崎アラタ「いるかもしれないだろう?馬鹿にするなよ」
川島春樹「悪い悪い、いるかもしれないよな〜 そんな事より気になってる人がいるって言ってなかったか?」
篠崎アラタ「そんな事って・・・」
篠崎アラタ「あの子だよ」
川島春樹「お前って、あんな地雷系がタイプだったっけ?」
篠崎アラタ「うん、本当に可愛すぎるよな」
川島春樹「確かに可愛いけど、俺ならパスだな〜」
篠崎アラタ「春樹は、見る目がないな〜」
「まぁ、とにかく頑張れよ。 俺は、実家の手伝いがあるから帰るわ〜」
〇街中の道路
篠崎アラタ「今日もあの子に話しかけられなかったな〜」
栗原かな「あの〜」
篠崎アラタ「え、栗原さん?」
栗原かな「え、話した事ってありましたっけ?」
篠崎アラタ「あ、話した事がないのに、名前を知ってるのって気持ち悪いですよね。 では、これで・・・」
栗原かな「待って下さい。さっき店内でハンカチを落としましたよね?」
篠崎アラタ「え、、、 あ、本当だ ありがとうございます」
栗原かな「ちなみに普段カフェとか行かれるんですか?」
篠崎アラタ「まぁ、、、 ぼちぼちかな」
栗原かな「この前なんだけど、近くにいいカフェを見つけたんで一緒に行きませんか?」
篠崎アラタ「僕とでいいんですか?」
栗原かな「はい。私も貴方のことが気になっていましたし、良かったら付き合って欲しいです」
篠崎アラタ(やった〜 でも、これってデートってやつなのでは? 春樹としかカフェに行った事がないしどんな事を話せばいいか分からないな〜)
〇カウンター席
栗原かな「カフェでの楽しみ方は〜こう言うところなんですよ」
篠崎アラタ「そうなんですね」
篠崎アラタ「僕は、こう言う楽しみ方を〜」
栗原かな「私達は、気が合いますね」
〇カウンター席
栗原かな「もう、こんな時間になってしまいましたし、そろそろ帰りませんか?」
篠崎アラタ「うん、じゃあ駅まで送って行くよ」
栗原かな「ありがとう」
眠気に襲われて気を失う
栗原かな「やっと、適合者が見つかった これで、人間と共存出来る」
〇一人部屋
アラタ「あれ?俺は昨日どうやって帰ったんだっけ?」
ラストで宇宙人テイストがぐっと強まりましたね。これからの展開が気になります。そして、タイトルの「名古屋宇宙人」の意味も明らかになっていくのでしょうね。