ウチ、ちょいホラーじゃね?

七角

1体目 vsおかず泥棒(脚本)

ウチ、ちょいホラーじゃね?

七角

今すぐ読む

ウチ、ちょいホラーじゃね?
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇ダイニング
ティラ子「カクキクコ。キ~ (ティラ郎がアタシのミートボール食ったんですけど。朝からバイブス下がるわ)」
ティラママ「キクケケ(喧嘩しないの)」
ティラ郎「カケケッ(オレじゃないもん)」
ティラ子「アァ?カク(はぁ?顎開けてみ)」
ティラ郎「ククルッククルッ。キキク・・・ (姉ちゃん牙取れる取れる! 爪力、戦士かよぉ・・・)」
ティラ子「カー、カクィク、ケロンケロ (おー、アタシが命守ったげる。 対価にプリンよこしな)」
ティラ郎「アロ! キクケケコ (アクマ! ほんとにオレじゃないって)」
ティラ子「ギ(じゃあ誰よ)」
ティラママ「「ギ」ィ。キ、キカケ (「お客さん」かもねえ。 ほら、早く食べちゃいなさい)」
ティラ子「ガァ?(またあ?)」
  カキンカカ、カクカルンパ。
  カクラァクケケカ
  (引っ越したばっかのウチでは、
  ごはんのおかずがちょいちょい消える。
  ライオン飼ってるわけでもないのに)
  カケ「ギ」クコ、キキ。
  カリククカケン。
  (ママはそれを
  「お客さん」のせいって流してて、
  メン強過ぎ。)
ティラ郎「カウウ・・・。カコクコ (オレのプリン・・・。 父ちゃんのプリン食っちゃえ)」
ティラ子「コ、カコ?(てか、パパは?)」
ティラママ「コォ。カコクンク、カケケコ (あら。存在が空気みたいだから、 いないの気づいてなかったわ)」
ティラ子「ww(マジ草)」
ティラ郎「ケホッケホッ。コケ・・・ (デジャヴだ・・・)」
ティラ子「ク? コキクン(マスカラ? つかアンタ、スプーンも食ってる)」
ティラ郎「カンククゲコン、 クッ「ギ」キクコ、カク (オレの部屋のゲームはぜんぶ、」
ティラ郎「ある日「お客さん」的なヤツが狂暴化して 食われる展開なんだ)」
ティラ子「ケ!?(マジ!?)」
ティラ郎「カコーっ!(父ちゃーん!)」
ティラ子「カギュンキっ (親孝行はギャ竜JKのカガミっ)」
ティラママ「ガ、カカ、カキ! (待って、 ティラ郎くん、ティラ子ちゃん!)」

〇家の廊下
ティラ郎「カコケケぇ (布団にもいないよぉ)」
ティラ子「キィー~。ケケ (超音波にも反応ナシ)」
ティラ郎「コ、カコ「クッケ」・・・ (てことは、やっぱあの 「開かずの部屋」に・・・)」
  カカ、カクリンパァ。
  クカカクボン?
  (ウチでは、一階奥の部屋が
  どーしても開かない。
  改めて考えるとちょいホラーじゃね?)
ティラ郎「「カックウゥ~。 キグンカキクケケぉ? (姉ちゃん何とかしてよ~」
ティラ郎「いつも力自慢怖してて 怖いとかないよね?)」
ティラ子「アァ?カカキク、 (はぁ?このアタシに怖いもんなんて、)」
ティラ子「カキカキク (ぴえん超えてぱおん)」
ティラ郎「・・・コン、カク。カカコクゥ (・・・いいよ、オレが行く。 父ちゃんを助けるためなら)」
ティラ子「カッ、カ(ティラ郎、アンタ)」
ティラ郎「キュン!(せいっ!)」
ティラ郎「ケケ(開かない)」
ティラ子「キゴルァ。キケカコン (メンヘラ並にちょろっ。 そのまる腹何のためにあんの)」
ティラ郎「ケ~ェ(だって~)」
「クルッポウ! (ギャーッ!)」
ティラ子「キゥキゥ、「ギ」ガギグウゥ。 (ちょちょ、客とかいうやつ イキり過ぎじゃね?)」
「カァカー(母さーん)」
ティラ郎「カコンコ(父ちゃんの声が)」
ティラ子「ゴ?(トイレから?)」
ティラ子「ゴゥ(ついでにこの音も)」
「カァカ、ククン(母さん、紙が欲しいな)」
ティラパパ「ポッ。キクコーク? (キャッ。なんだい、順番だよ?)」
ティラ子「ケンカコゴ! (どうやってトイレに移動したの!)」
ティラパパ「ケン、ク?(どうって、ドア開けて?)」
ティラ郎「カコゴクカァ。「クッケ」カラカン (トイレ長過ぎなだけかぁ。 「開かずの部屋」に」
ティラ郎「引きずり込まれたかと思っちゃった)」
ティラ子「『コン、カク。カカコクゥ』 (「いいよ、オレが行く。 父ちゃんを助けなきゃ」)」
ティラ郎「キカケケ~(真似やめろ~!)」
ティラパパ「カ、カカキ! 「クッケ」キン!? (お、おまえたち! あの部屋に入ったのかい!?)」
ティラ子「カァ。カケケ。カキケケ (うわ何。 入ってないよ。つか開かないじゃん)」
ティラパパ「カカキィ・・・。キ、カキココ。 (それならいいんだ・・・。 ほら、学校に遅れるぞ)」
「コー(はーい)」
「た、せ」
ティラ郎「キ、キ(姉ちゃん、聴こえた?)」
ティラ子「キィ?(アンタも?)」
ティラ郎「カーアー(あっ、カバン忘れたー)」
ティラ子「カー(アタシもー)」
ティラ郎「!? 「クッケ」クガウ!キャン (!? 開かずの部屋が開いてる! なんで)」
ティラ子「カクク。キリュ、 (アタシだって知りたいわ。竜肌立つ、)」
「くぁzwsぇdc! (ギmじゅんhy!)」

〇荒れたホテルの一室
  「ギ」カコカ。ギュウンケ~
  (「お客さん」とエンカ。
  めちゃふつうに”いる”じゃん~)
ティラ子「グワ! キクキカ (でか! ティラ郎くらいある)」
お客さん「たた、って、死・・・」
ティラ郎「コッ、ククーカ。 コンキケケク! (あっ、ミートボールの食べカスついてる」
ティラ郎「ほらオレじゃなかった!)」
ティラ子「キゴァー!(んな場合じゃなーい!)」
お客さん「てぃ、の、さ・・・!」
ティラ子(キクコクキウ、カンカコクゥ。 (プリンもらったし、 アタシがティラ郎守ってやんなきゃ))
ティラ子(ッキキ、ケケ― (なのに尻尾、動かない―))
ティラママ「カカ&カキ! キンっ? (愛し子たち、無事っ?)」
ティラ郎「カァカ! キキコケェエ (母ちゃん! って、 SSR装備すげー)」
ティラママ「クルゥ。カケココ (ふふ。昔ちょっとやんちゃしてたの)」
ティラ子(キココン。キキカ (まさかのしごでき元ヤン。 メン強も納得))
ティラ子「ココケ、ンケ? キリ (てかそのさいつよ鉤ネイル、 どうなってるん? 見せて)」
ティラママ「カキケンコォカァ (ティラ子ちゃんからしたら古いでしょ)」
ティラ子「ケケ、カケケクンカ (ママ世代の、リバイバルしてるんよ)」
ティラ郎「カァンケンカキケ、キャン・・・ (ちょうどオレがやってるゲームの アイテムに激似なの、なんでだろ・・・)」
ティラ郎「キキキ!ケン!(姉ちゃん!後ろ!)」
  「ギ」カランカ。クルッケコ。
  クケ、カァカキキケッケケ
  (「お客さん」が何か使った。
  危ないって本能でわかる。
  けど、ママの尻尾もちょい届かない)
ティラ子(カーァ、 カ花澤○菜ケランコカキコ (あーあ、)
ティラ子「花澤○菜ぽよにcvつけてもらうのが 夢だったのになぁ)」
「カァキクゥケコゥ! (私のぉ家族にぃ手を出すなあァ!)」
  「ギ」カランコ、
  「ギ」ゲンガンク―
  (「お客さん」が使った何かと、
  「お客さん」を
  一撃でぶっ飛ばしたのは―)
ティラ子(カコキキ!? カケキキコリュ。 (パパの素尾!? よく見たら傷だらけじゃん))
  『カーケグキゴ、
  ケンカカ&カキコケクキカ』
  (前の仕事は肉体労働で大変だったなあ、
  今はティラ子やティラ郎と一緒に
  ごはんを食べられて最高だよ)
ティラ子(カコーケ・・・ケコン、キク? (パパの前の仕事って・・・ もしかして、戦士?))
ティラママ「カコ!カカッ (あなた!ティラ子ちゃんっ)」
ティラ郎「カ~カ~(怖かったよぅ~)」
ティラ子「カコケッk・・・グゲア、 ゲロガガ (パパしか勝たn・・・待ってくっさ、」
ティラ子「朝ウンコやめてよ)」
ティラパパ「ケェ!?コロンクォ (え!?生理現象だから無理だよぉ)」
ティラ子(キクケケキクケケ。 コン「ギ」ケッケク~ (こりゃ戦士のワケないわ)
ティラ子「とりま「お客さん」消えてよかった~)」
  ―1体目:おかず泥棒
  場所・1階納屋 方法・パパの尾
  により、成仏―

〇荒廃した街
「キルー(遅刻だーっ)」
ティラママ「キキコンケ (道のガレキに気をつけてね)」
ティラ子「コカクゥカ、 クケクコ?キカコ (てか思ったんだけど、」
ティラ子「(ウチ狭くね?もっかい引っ越そうよ)」
ティラパパ「グ~。クケケ、ロコゥ (う~ん。 中古はどこも同じようなもんだし、」
ティラパパ「新築は高いし)」
ティラ郎「カコ、カコンケ! カクングンコ、カキコキカ (父ちゃん、前見て走って!」
ティラ郎「トラック吹っ飛ばすと 異世界飛んじゃうらしいよ)」
ティラ子「ククッ(ばいばいw)」
ティラパパ「カオン!?(パパ泣くよ!?)」

〇家の廊下
ティラ子「カクガウ、「クッケ」グッコン。 ギュンキキコ~ (ティラ郎が帰ってくる前に、」
ティラ子「「開かずの部屋」に アイツの荷物移しちゃお。 JKにはひとり部屋必要~)」
ティラ子「アン?クケ (ん?お風呂になんか影が)」
お客さん2「うぅっ、父さん・・・わたしも戦うからね」
ティラ子「ニ「ギ」ケロケロー! (違う「お客さん」いんじゃんー!)」

コメント

  • 作者さんの言語表現力の高さに脱帽。なんとかしてこの言語の法則性を見出そうともがいてみたけど「ギ」=お客さんが精一杯で竜肌立った。フィーリングのか行活用、慣れたら私もいけるかな?いや、無理か。

  • お客さんの存在に謎が多くて…、この家族にも謎が多いですが笑
    昔友達の家に遊びに行った時に、「ここの奥の部屋は行っちゃだめよ」と友達の母が言っていた部屋を何故か思い出しました。

成分キーワード

ページTOPへ