私の過去の話 エミリー編(脚本)
〇実家の居間
これは、昔の私の話よ
カトリック「どなたですか?」
チンピラ「・・・お前の母親を殺したのは俺だ」
昔のエミリー先生「私にお母さんはいないよ?」
チンピラ「お前が生まれた直後、俺が殺した」
カトリック「それは、本当か?」
チンピラ「・・・」
チンピラ「俺たちの組織は最強を作り出すための組織だ」
チンピラ「そこのボスに太刀打ち奴はいねぇ・・・」
チンピラ「お前の母親を作り出したのは私たちで、子供を産んだら殺すようにプログラムされていた」
カトリック「どうしてそれを私たちに言おうと思ったんだ」
チンピラ「お前らを勧誘するためだ」
カトリック「入るわけが・・・ないだろう」
チンピラ「入らないのであれば、その娘も殺す・・・」
昔のエミリー先生「お父さん・・・」
カトリック「なんなんだ・・・お前は・・・」
チンピラ「逆らっていいのか??俺の能力は──」
カトリック「・・・分かった・・・入ろう」
チンピラ「いいだろう。まずはお前の能力で娘に洗脳をかけろ」
チンピラ「このことを忘れて、最強を作り出すことだけを頭に入れるんだ」
カトリック「あぁ」
その時に私のお父さんは私にこう洗脳をかけた
いつか洗脳が解けるようにと
〇魔法陣のある研究室
そうして私たちの研究が始まった
研究の内容は極悪非道なもので、強い能力のものがいたら殺してその能力を奪う
そして能力を複製し感情のない殺人クローンを作り上げる
ただその繰り返し
何度も繰り返すうちに私のミスで感情をもつ、私と同じ能力のクローンを作り上げてしまった。
私の本当の能力は能力を見るものではないの。人を見てその能力が欲しいものであれば強奪できる。そういう能力よ。
そいつは能力の存在を知らずに現実世界で暮らすように仕向けられた。
それなのにそいつは夢の世界に招待されてしまった
それが、あなた、二階堂さんよ
〇黒
それから数年がたった。私が能力の強奪をしようとしていた。
その相手は、アーリー
あの子は病弱だった。能力を奪ってしまったら死んでしまうことは明確だった。
そんな時に貴方がきたの
だからお願い。助けて。
〇黒
過去の私を・・・止めて・・・