読切(脚本)
〇怪奇現象の起きた広間(血しぶき無し)
サメ飛朗「今日、みんなに集まってもらったのは他でもない」
サメ飛朗「明日の生存を賭けた、作戦会議を始めるよ」
サメ飛朗「みんな、準備は出来てるよね?」
ぐおぉおおちゅおぉおわぁおんぉぉぉぉぉ!!!!!!
サメ飛朗「それじゃあ、まずは、僕から!!!!」
サメ飛朗「どうだ!?」
サメ堕朗「ふっ!!」
サメ堕朗「我が弟ながら、甘いな」
サメ飛朗「なんだと!!」
サメ飛朗「それなら兄さんも出してみろよ!!」
サメ堕朗「俺のはこれだ」
サメ飛朗「そ、それは!!」
サメ堕朗「そう・・・ピラルクだよ」
サメ堕朗「アロワナ科の魚で!!」
サメ堕朗「世界最大の淡水魚!!」
サメ堕朗「体長は4mを超える!!」
サメ堕朗「捕れたてピチピチ!! 鮮度抜群!!」
サメ堕朗(そして・・・)
サメ飛朗「そ、それで・・・」
サメ堕朗「今の、俺の彼女だよぉぉぉ!!!!!!」
サメ飛朗「な、なんだってぇぇぇ!!!!!!」
サメ飛朗「あっ!! ピラルクが動きだして、兄さんに抱き着いてる!!」
サメ堕朗「マイハニー。みんなの前だ。ここじゃあ、大人しく・・・」
バキ、ボリ、バリ
サメ飛朗「に、兄さぁぁぁーーーん!!」
〇怪奇現象の起きた広間
サメ飛朗「ごほん」
サメ飛朗「兄さんは、尊い犠牲になちゃったけど、次に行こっか」
サメ飛朗「じゃあ、次は・・・」
ラッ水ト愛「サメ飛朗くん。私が行くわ」
サメ飛朗「うん。じゃあ、よろしくね、ラッ水ト愛ちゃん!!」
ラッ水ト愛「私のは・・・これよ」
ラッ水ト愛「私の大好物、玉ねぎオニ子ちゃんよ」
サメ飛朗「・・・・・・」
サメ飛朗「なかなかに危ないのを選んだんだね・・・」
ラッ水ト愛「えっ? どういうこと、サメ飛朗くん?」
サメ飛朗「まあ、明日になったらわかるよ」
サメ飛朗「切りかえて、次の人!! どうぞ!!」
ラッ水ト愛「えっ? えっ? サメ飛朗くん!!」
スパダーメン「邪魔ダ。ラッ水ト愛」
スパダーメン「喰ウゾ」
ラッ水ト愛「ひいっ、ひぃぃぃ!!!!!!」
サメ飛朗「それで、スパダーメンくんは、一体なにを?」
スパダーメン「我ハコレダ」
スパダーメン「ナカナカニ美味デアルゾ」
サメ飛朗「・・・ちなみに、この紙はなんなの?」
スパダーメン「家ニ落チテイタ紙ヲ使イ、ラブナメッセージヲソエテミタ」
サメ飛朗「それは、明日が楽しみだね!!」
スパダーメン「フフフ」
サメ飛朗「ありがとう、スパダーメンくん!!」
サメ飛朗「次の人、どうぞー!!」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「(`・ω・´)/」
サメ飛朗「よろしくー、♡R☆O☆B☆O☆T♡」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「(≧Д≦)」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「(*`゜w゜´*)」
サメ飛朗「そんなドヤ顔されても・・・」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「¿(・・)?」
サメ飛朗「ちなみに、お花ってしまえないの?」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「(´・ω・`)」
サメ飛朗「しょんぼりしないで!! お花なら、行けるかもしれないから・・・」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「( *¯ ꒳¯*)」
サメ飛朗「ありがとうねー・・・」
サメ飛朗(せめて、食べれる物を出してほしかったなー)
サメ飛朗「切りかえて、次行こうっか!!」
「うるるるるるぅぅぅ」
サメ飛朗「おっ」
サメ飛朗「次は、ピーナッツバターロールくんと、ボトル・オブ・ザ・ビンくんのふたりで行くの?」
「うるるるるるぅぅぅ!!」
サメ飛朗「楽しみだなー。じゃあ、どうぞ!!」
「うるるるるるぅぅぅ!!」
サメ飛朗「全然オイシソウじゃないよ!?」
サメ飛朗「というより、これって校則違反じゃ・・・」
???「校則違反、許すまじ」
ザクッ
サメ飛朗「ああっ!!」
サメ飛朗「ピーナッツバターロールくんが・・・」
judgment「校則違反、許すまじ」
サメ飛朗「やっぱり!!」
サメ飛朗「風紀委員長のjudgmentくんが来ちゃった!!」
ボトル・オブ・ザ・ビン「うるうるうる・・・」
サメ飛朗「泣いてないで、逃げて!! ボトル・オブ・ザ・ビンくん!!」
judgment「校則違反、許すまじ」
ザシュ!!
パリーン
サメ飛朗「ボトル・オブ・ザ・ビンくーーーん!!!!!!」
judgment「校則違反、許すまじ」
サメ飛朗「えっ!! お酒って、校則違反じゃ・・・」
judgment「・・・」
judgment「校則違反、許すま・・・」
「じ・・・・・・」
サメ飛朗「ああぁ・・・」
サメ飛朗「judgmentくんが、校則違反の矛盾を指摘されたせいで、消えて行っちゃった」
サメ飛朗「えっと、残りの人は・・・」
???「わんっ!!」
サメ飛朗「おっ!!」
サメ飛朗「我が校の癒し枠、委員長くんだ!!」
委員長だワン「わふぅ~」
サメ飛朗「そんなバナナ!!」
サメ飛朗「だいぶと、攻めたねぇー、委員長くん」
委員長だワン「わんっ!!」
サメ飛朗「よし。こんだけ、みんなで色々あれば、明日もきっと乗り切れるや!!」
〇田舎の学校
そうして、翌日
にゃんバスター「さあ、みんな。今日から遠足だ~」
にゃんバスター「ほら今から先生、おやつ確認するから、出して」
委員長だワン「わんっ!!」
にゃんバスター「バナナはおやつに入りません」
委員長だワン「わ、わふぅぅぅ!!」
にゃんバスター「はい、次の人」
judgment「校則違反、許すまじ」
にゃんバスター「ウイスキー?」
ごくっ、ごくっ、ごくっ
にゃんバスター「ぷはぁ~」
にゃんバスター「アルコール度数が足りない」
judgment「校則違反、許すまじ・・・」
にゃんバスター「はい、次の人」
「うるるるるるぅぅぅ!!」
にゃんバスター「死体は食べ飽きた」
「うるるるるるぅぅぅ!!」
にゃんバスター「はい、次ぃ~」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「( *¯ ꒳¯*)」
にゃんバスター「花も銃も喰えん」
♡R☆O☆B☆O☆T♡「(*。・ ・。* )」
にゃんバスター「はぁー。次ぃ~」
スパダーメン「我ノ出番カ」
にゃんバスター「暗殺者じゃない」
ザクッ!!
スパダーメン「グハァァァ!!」
にゃんバスター「モグモグ。でも、ドーナツは上手い」
にゃんバスター「はい、次~」
ラッ水ト愛「私の番ね」
ラッ水ト愛「はい!!」
にゃんバスター「毒で殺す気か」
ラッ水ト愛「えっ?」
にゃんバスター「猫は、玉ねぎを喰えん。出直せ」
ラッ水ト愛「えええぇぇぇ!!!!!!」
にゃんバスター「はい、次!!」
サメ堕朗「俺の彼女をやろう」
にゃんバスター「モグモグ」
にゃんバスター「味がない」
サメ堕朗「ぐわぁぁぁ!! 俺の彼女を返せ!!」
にゃんバスター「差し出したのはお前だろ」
にゃんバスター「はい、ラストぉ~」
サメ飛朗「はい!! 僕の番ですね!!」
にゃんバスター「むしゃむしゃむしゃ」
にゃんバスター「合格」
にゃんバスター「よし!! みんな、約束通り、遠足に連れてって上げるよ!!」
サメ飛朗「やったぁー!!」
サメ飛朗「これで、どうにか生きて、遠足に行けるや!!」
こうして無事、みんなは遠足に行けましたと、さ
めでたしめでたし
独特の世界が広がりっぱなしの序盤から、物語がどのように帰結するのかワクワクしながら読ませてもらいました。好きです、この世界観。
どんどん進むテンポの良さがとても良かったです。まさかそこで玉ねぎが有効だったとは!!(笑)許すまじ…!👈使い方の正解がわかりません。
個性豊かなキャラがたくさん出てきて面白かったです!ギリギリな名前の人(人ではないですが…)も結構いて笑いました。一人だけどう頑張ってもおやつにならない、しかしきれいなものを持ってくるROBOTくんが特にかわいいです!