天使と悪魔が蔓延るこの世界で…

哉戸

きっかけ(脚本)

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〇駅のホーム
???「はぁ。 どうするか・・・」
???「こんな感じだと家に帰れなそうだし・・・」
  信者たちを巻いたはいいが行く場所もなく、少しでも離れようと駅のホームで電車を待つ
  ──悪魔憑き
  ──光の手駒
???「僕は、 そんなんじゃない──」
桜姫「うん。 キミは悪魔でも天使でもないからね──」
???「誰だッ!?」
桜姫「警戒しないで。 私は桜姫(おうひめ)。 キミの敵ではないわ」
桜姫「少なくとも、今は・・・」
???「どういうことだ?」
桜姫「キミ、『能力者』だよね──?」
???「は? なんだ、これ?」
???「桜?」
桜姫「あり得ないよね、こんな時期に桜なんて・・・」
???「これをあんたがやったと・・・?」
桜姫「ええ・・・ キミにもあるんでしょ」
???「・・・」
桜姫「おいで。 キミの知らない世界を見せてあげる」

〇電車の中

〇駅の出入口

〇華やかな広場
???「公園? 勝手に入っていいのか?」
桜姫「平気よ。 そろそろのはず・・・」
挟間「ごめん、まった?」
桜姫「いえ、時間通りです」
桜姫「挟間(はざま)くん」
挟間「えっと、そこの彼がイレギュラーって子?」
???「お、俺の事か?」
桜姫「はい。 彼の事です」
桜姫「よろしくお願いね」
挟間「はぁ。 まあそれが俺の仕事だからやりますよ」
挟間「それじゃあ・・・」

〇国際会議場
桜姫「とーちゃーく」
???(一瞬で・・・!?)
挟間「はぁ・・・ じゃあ俺は仕事終わったからもう行くよ」
桜姫「うん。 また今度ね」
時乃「お帰り、桜姫。 そしていらっしゃい」
桜姫「ただいまです。 時乃(ときの)先生」
桜姫「ただいまでーす」
???「は、初めまして・・・」
時乃「そうかしこまらなくていいよ。 私は時乃。 一応ここのまとめ役の様なものをしている」
???「あの、僕はどういう理由で連れてこられたのか理解してないんですが・・・」
時乃「もちろん。その説明もするよ」
時乃「キミは大事な戦力だからね」
???「戦力?」
桜姫「もう先生! それは話が早すぎます」
時乃「ごめんごめん。 まずは説明からだよね・・・」
時乃「さて、まずキミから聞きたいことはあるかい?」
???「僕、天使でも悪魔でもないって桜姫さんに言われて来たんです」
???「まずその説明が欲しいです」
時乃「もちろんいいよ」
時乃「例を挙げて言うのだとしたら、 私は悪魔より、桜姫は天使より。 そして・・・」
時乃「キミの『能力』が”人間より”と言う意味だ」

コメント

  • 私が最初のコメント❤️照れるな〜🤣ノシ⭐︎⭐︎
    主役の彼は、そのまんま、天使と悪魔の中間、
    人間の能力者ポジションなんですね。
    人間が天使と悪魔の間のバランサーとして
    生み出されたと言う説もあるくらいですから、
    彼の存在は、理に叶っていると思います。
    でもハーフや中間の立場の人って悩むんですよね‥。

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