〇カラフルな宇宙空間
　　21世紀
　　霊界は激動の渦に巻き込まれていた
　　地球が次元上昇し、
　　地球は霊界に近づき、霊界は地球に近づき、
　　コッチの世界で言う地殻変動を起こしたのである
　　次元の壁は薄くなり
　　両者はお互いに近くなった──
　　音楽霊とて例外なく
　　地上と同じく変革期を迎えていた──
　　リアルでもクラシック音楽業界はホールに客が入らなかったり音楽人口が減ったりで今かなり危機的状況らしい
　　それは、バッハさんの一言で始まった
バッハさん（シルエット）「戦力が足らん──」
バッハさん（シルエット）「もっと弟子が欲しい」
バッハさん（シルエット）「ピンチはチャンスである──」
バッハさん（シルエット）「我らの情熱を世に知らしめるチャンスである──」
バッハさん（シルエット）「今この危機を救うのは──」
バッハさん（シルエット）「ごく普通の人間でありながら 我々の姿を知覚出来なおかつ音楽的素養がある者──」
バッハさん（シルエット）「霊能者主婦、私子、 そう！️ そなたなのだ！️」
バッハさん（シルエット）「そなたのような人間をを地上に増やし──」

〇幻想空間
　　音楽のすそ野を一般人にまで広げ、
　　癒しのパワーを地上の隅々にまで送る事が
　　我々音楽霊の使命なのだ！️
　　フラッシュの点滅にご注意下さいー霊界TVー
ショパン「我々は人間から楽聖と呼ばれている──」
ベートーベンさん（似ない）（アップアップ❣️）
ショパン「我々の存在を知覚出来る人間は 地上にまだそれほど多くないが──」
ショパン「地球の次元上昇で人類の覚醒が進めばそれも可能なのでは？」
シューベルトさん（メガネどこ）「私も音楽について伝えたい事あるし──」
シューベルトさん（メガネどこ）「若い人達の心理も知りたいし」
シューベルトさん（メガネどこ）「日本のアニメや漫画、ゲーム音楽にも興味あります！️」
ショパン「それと──」
リストさん（壮年）「プレアデス星人の美女と新宿デートしたい」
リストさん（壮年）「〜🎵」

〇幻想空間
　　かくて新規信者（!?️）私子争奪戦は開始された！️
ショパン（この勝負僕の勝ちだね！️やる気の無い人間にどうやってやる気を出させるかがポイント‥）
リストさん（壮年）（コイツ（先代守護霊）↗️を倒せばあの女は俺のモン、俺が暫定１位──）
先代守護霊（シルエット）（全部聞こえてるよ💦）
ベートーベンさん（似ない）「え、良いコ紹介してくれるの!?️」
先代守護霊（シルエット）（１番凄かったのが──）
シューベルトさん（メガネどこ）「エー、私が下心!?️」
シューベルトさん（メガネどこ）「安心して下さい、私は絶ーーったい下心なんてありませんからね！！️」
先代守護霊（シルエット）「お、おう・・・」

〇綺麗な一戸建て
私「私の家にショパン君が現れてから半年‥」
私「‥他の霊も出ます （つーか、見えるw）」
私「当初あまりやる気の無かった私ですが────」
私「彼らのおかげで何とか３日坊主にならずに済んでます──」

〇明るいリビング
シューベルトさん（メガネどこ）「か、神よ、これまでの私達の音楽教育が間違っていたのです！️」
リストさん（壮年）「ほう！️」
ベートーベンさん（似ない）「‥友よ❤️」
ショパン「ワー」
私「（ここ音楽室の壁かよ）」
私「（出すぎだろ‥）」
私（まあ、私みたいなド素人のとこまで せっかく楽聖さん達来てくれてるんだし しばらくピアノ続けてみようかな・・・）

〇明るいリビング
　　2020年４月５日──
私「リビングでうたた寝してた私は‥」
　　『あいつさ、何で気に入られてるんだろ・・・』
謎の声２「よく分からないけど逆に不気味だからじゃね？」
　　まあ大昔の学園ものにあるような声が聞こえて来ました

〇明るいリビング
謎の声３「あのくらい（の耳コピ）なら俺にも出来るぜ」
謎の声２「○○校出身ねえ‥」
　　私は寝ぼけて返事をしていたかも知れません
　　そのうち作曲でも始めんじゃねーの？
　　（..本当に学園ものですねw）

〇明るいリビング
　　その時です
　　〜♩♩♩
　　〜♬
　　〜♩
　　少し怒ったような速くて上手なピアノの音が聞こえて来ました。
　　記憶はそこまでです。多分目が覚めたのでしょう。
私（アノ人が助けてくれたのかも──）

〇綺麗な部屋
　　さて、その２日後の夜‥
　　夫婦の寝室にショパン君が現れました
　　お仲間の音楽霊さん達も連れて

〇綺麗な部屋
ショパン「これからはこのショパンがこの子の守護霊だ異論は無いな」
私（厳かな中にもしっかりとした守護霊宣言でした）
私（私は黙ってその横顔を見つめていました──）

〇綺麗な部屋
ショパン「これからは色々アプローチしていくよ❤️」
　　ちょうどこの日、７都府県にコロナの緊急事態宣言が発令される
　　第２話に続く──