一発ネタ短編集

情無合成獣スフィアマザコンザウルス

第二話「シン・メガサメ」(脚本)

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〇銀座
メガサメ「ぎゃおー!!」
メガサメ「あんぎゃああー!」

〇国際会議場
エロい官僚「ご存知の通り怪獣は銀座を進行しており、今も甚大な被害が出ています」
エロい官僚「このままでは東京は壊滅です!総理、自衛隊出動のご決断を!」
総理「わ、わかった、自衛隊出動許可を・・・」
官房長官「待たんかいアホ総理がッ!!」
総理「ひいいっ」
官房長官「たしかに、自衛隊を出せばカタはつくかもしんねぇ」
官房長官「模範的な回答だ。実にマニュアル通りと言っていい」
官房長官「・・・・・・でもよ」
官房長官「「人生」ってやつぁ・・・そんな甘いモンじゃねえんだぜ?」
エロい官僚「いや今人生の話は関係ありませんよね!?まず怪獣をどうにかしましょうよ!?」
アホ大臣「さっきから聞いてたら怪獣とか自衛隊とか〜、難しい話ばっかだねー?」
アホ大臣「そんな事より子供やママさんについてもっと考えようよっ☆」
エロい官僚「だからそのためにも先に怪獣をどうにかしようって話ですからね!?怪獣がいたら子供やママさん所じゃないんですよ!!」
二重国籍「モリカケー!!!!モリカケー!!!!」
エロい官僚「あなたはもう黙っててください!!!!!!!!!!!!!!」
エロい官僚「(うう・・・)」
エロい官僚「(選挙の結果だから仕方ないにしても・・・)」
エロい官僚「(元暴走族の官房長官・・・)」
エロい官僚「(芸能人かぶれの似非フェミニストの大臣・・・)」
エロい官僚「(総理をいじめるしか能がない二重国籍・・・)」
エロい官僚「(そして、そんなアホアホ内閣に振り回されて持病が悪化し、今にも死にそうな総理・・・)」
エロい官僚「(嘘でしょ?こんなのが日本の中枢なんて・・・)」
エロい官僚「(まともな政治家が、世襲の私だけなんて悪い冗談でしょ・・・)」
エロい官僚「(・・・・・・帰って婚約者(小学生男子)に癒やされたい・・・・・・)」
  そんなこんなで色々あり、会議はあと2時間続き────自衛隊の出動が閣議決定した。

〇兵器の倉庫
ガマクラ隊長「よし、全員揃ったな?」
ガマクラ隊長「知っての通りだが、銀座で怪獣が暴れて大変な事になっている。俺たちの任務は、怪獣を倒して日本を救う事だ!」
一同「ラジャー!!!!」
ガマクラ隊長「そして・・・・・・ナツキ!!」
ナツキ「ウス!!!!」
ガマクラ隊長「今回は、お前に七号で出てもらう、気張れよ?」
ナツキ「ウス!!やり遂げてみせます!!」
  対怪獣装甲機人・七号。
  深海作業用のマシンを改造した、対怪獣ロボットである。
  なお世間からは税金の無駄遣いとしてバチボコに叩かれ、財務省が予算を出さないせいで中々完成しなかった。

〇お台場
メガサメ「あんぎゃおーん!!」
  ズシン・・・ズシン・・・
メガサメ「ぎゃお・・・・・・?」
七号「ガガガー!」
ナツキ「怪獣を肉眼で確認!!」
ガマクラ隊長「よし、ぶちのめしてやれ!」
ナツキ「ウス!!いくぞ怪獣!!チェストぉーー!!!!」
  ・・・・・・・・・・・・
ナツキ「・・・・・・あれ?」
ガマクラ隊長「どうした?ナツキ、何故攻撃しない!?」
ナツキ「七号が動かないんです!!押しても蹴っても反応ありません!!」

〇国際会議場
エロい官僚「ど、どういう事?七号が動かないんなんて・・・・・・」
???「ザーイムッムッム!!そら動かないのも当然でやんす!!」
エロい官僚「あ、あなたは・・・・・・!」
エロい官僚「ざ、財務省!!!!!!!!」
財務省「七号の整備予算は新兵器開発税としてきーっちり頂いてるでやんす!!」
財務省「足りない分は昨日こっそり七号のパーツから差し押さえてやったでやんす!!」
財務省「パーツを中抜きされた今の七号はただのでかいプラモデルも同然!!まともに戦えるわけないでやんす!!」
財務省「国家機密まみれの七号のパーツは高く売れたでやんす!!おかげで財政はホックホクでやんす!!ザーイムッムッム!!」
エロい官僚「なんて事を!?」
官房長官「はははっ!!流石は財務省!!抜かりない仕事しやがるぜ!!」
アホ大臣「七号のパーツを売ったお金で子供やママさんについてもっと考えられるねっ☆」
二重国籍「モリカケー!!!!!!!!!!!!モリカケー!!!!!!!!!!!!」
エロい官僚「あなた、七号が戦えないと沢山の国民が犠牲になるんですよ!?」
エロい官僚「あなたは・・・国民の命よりも税金が大切なんですか!?」
財務省「ザーイムッムッム!!!何を当たり前の事をいうでやんす!!!!」
財務省「財政の再生のためなら国民なんざいくら死んでもへのかっぱでやんす!!それが財務省の使命なのでやんす!!」
エロい官僚「金の亡者が・・・・ッ!!」
エロい官僚「総理!!財務省は明らかに国家反逆罪、逆賊です!!早く逮捕して・・・・・・」
エロい官僚「!!!!!!」
総理「────────」
エロい官僚「し・・・・・・死んでる・・・・・・!?」
財務省「ザーイムッムッム!!ポンポン痛いのが悪化したでやんすねぇ!?最後の最後まで情けない総理でやんす!!」
財務省「総理も死んだ事だし、総理が死んだ税も徴収するでやんす!!復興増税もするでやんす!!」
財務省「財源がホックホクでやんす!!ザーイムッムッム!!」

〇お台場
七号「ガガ・・・・・・ピピピ・・・・・・」
ナツキ「くそっ!!動け!!動いてくれよ!!」
メガサメ「あぎゃあ〜!!」
ナツキ「う、うわあああああああああ!!!!!!!!!!」
メガサメ「あんぎゃああああーーーん」
ガマクラ隊長「嘘だろ・・・・・・ナツキーーーッ!!!!!!」

〇荒廃した国会議事堂の広間
エロい官僚「・・・・・・・・・」
エロい官僚「・・・・・・・・・ずっと、国のために頑張ってきた」
エロい官僚「お父さんも、お母さんも、兄さんも、おじいちゃんも・・・・・・」
エロい官僚「官僚の一族の私には、それが誇りだった・・・・・・」
エロい官僚「それなのに・・・・・・国は私を裏切った」
エロい官僚「もう、何のために頑張ればいいの・・・?」
婚約者「おねえちゃん、泣かないで」
エロい官僚「ボクくん!?どうしてここに・・・?」
婚約者「あのね、ボクの家族が海外のベッソウにそかいするから、おねえちゃんやその家族もいっしょにって」
エロい官僚「疎開って・・・でも、私は・・・」
婚約者「・・・・・・・だめなの?」
エロい官僚「・・・・・・・・・」
エロい官僚「・・・・・・ううん、いっしょに行くわ」
エロい官僚「・・・・・・・・・」
エロい官僚「・・・・・・諦めよう」
エロい官僚「・・・・・・こんな国、見捨てるしかない」

〇荒廃した街
  ・・・・・・こうして、大怪獣の猛威を前に、まともに政治も軍事力も機能しなくなった日本は叩き潰されましたとさ。
財務省「ザーイムッムッム!!」
財務省「これだけ壊れりゃガッツリ復興増税でむしり取れるでやんすーーー!!!!!!」
  終

次のエピソード:第三話「怪獣素材がほしい!」

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