〇黒
　　『効果音とBGMのために痴話喧嘩をする若い夫婦のお話』より、効果音とBGMを手に入れました。
　　その、効果音とBGMを手に入れた後の話となります。
　　では、参ります。

〇魔界
拡張機能を欲する勇者、アルメス「な、なんか、ごめんな・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「人間の都合ばっかり考えて、魔物を倒して・・・」
拡張機能を阻む魔王「それは、仕方のないことだろう。 お互い、生きることに必死なんだ。 生きることに、争いは付き物だ」
拡張機能を阻む魔王「ただ、もう少しお互いのことを理解出来ると、いいかもしれないな」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「おう、そうだな！」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「私も、民の皆に、このことを伝えよう」
拡張機能を阻む魔王「我も、魔界の王として、人間のことをもっと・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「な、なんだこの音は!?」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「きゅ、急に、突然・・・」
　　若き夫婦の力より、
　　この世界に音が届きました。
拡張機能を阻む魔王「ほ、本当か!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「じゃあ、効果音もっ・・・！」
　　はい、もちろん！
拡張機能を阻む魔王「ついに、来たのか・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「音の、力が・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「・・・・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「よし、これで俺の本気が見せれるぞ!!」
拡張機能を阻む魔王「あぁ、頼んだぞ!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「村のみんなの気持ちとか、もうどうでもいい!!　とりあえず、殴るっ!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「くらえ、インペリアルフィストぉぉおおおおお!!!!!!!」
拡張機能を阻む魔王「ぐ、ぐぅぅぅ・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「き、効いたかっ!?」
拡張機能を阻む魔王「・・・・・・」
拡張機能を阻む魔王「効いてる、皇帝の拳はここまで重いのか!! 痛い、痛いぞぉっ!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「っしゃぁっ!!」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「では、次は私の番だな・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「生きとし生ける者よ、本当に最後だから、力を貸してください・・・・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「これがこの世界の叫換だ!! クライ・オブ・ライフッ!!!!!!!!」
拡張機能を阻む魔王「ぐ、うっ・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「どうだ、これが私の、世界の力だっ!!」
拡張機能を阻む魔王「・・・・・・」
拡張機能を阻む魔王「凄いな、これが世界の叫びなのかっ!! 体だけではない、心の奥まで刺さってくるぞっ!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「やったな、ミゼル!!」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「このぐらい、当然だ」
拡張機能を阻む魔王「では、我の力も見せようか」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「よし、来いっ!!」
拡張機能を阻む魔王「所詮人間など、我ら魔族には遠く及ばない・・・ っていう体で・・・」
拡張機能を阻む魔王「終天の裁き・・・っ!!!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「ぐっ・・・・・・」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「うっ・・・・・・」
拡張機能を阻む魔王「我の力、思い知ったか・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「あぁ、めちゃくちゃ効いたぜ！」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「これが、魔王の力か。 流石としか言えないな・・・」
拡張機能を阻む魔王「そうか、良かった！」
拡張機能を阻む魔王「・・・・・・」
拡張機能を阻む魔王「この辺に、しておくか」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「だな。 もう、お互いのことが分かったしな」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「戦う必要も、無くなったしな」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「あのまま、普通に戦ってたら、俺ら後悔してたよ」
拡張機能を阻む魔王「それは、こちらもだ。 貴様ら二人と話すことが出来て、良かった」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「これがきっかけで、世界が良くなるといいのだが・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「頑張らねぇとな・・・」
拡張機能を阻む魔王「案ずるな、我ら敵同士でさえ、心を通わすことが出来たのだ」
拡張機能を阻む魔王「きっと、人間と魔物、この二つの種族が共存する未来も訪れるだろう！」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「だな！」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「そうだな」
拡張機能を阻む魔王「まずは手始めに、貴様らの故郷にでも足を運ぼうか」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「あぁ、案内するぜ！」

〇黒
拡張機能を欲する勇者、アルメス「こうして、俺達は人間と魔物の共存する世界を目指し始めたんだ」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「前よりも大変な旅になりそうだが・・・、まぁ、頑張るしかないな」
拡張機能を阻む魔王「今度は、我も一緒に旅をするぞ」
拡張機能を阻む魔王「そういえば、この音を届けてくれたという、夫婦はどうなったのだろうな・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾のおかげで、私達はヨーロッパ旅行に行くことになりましたっ！」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「本当は、世界一周旅行ぐらい、連れて行ってあげれれば良かったんだけどな・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「十分、嬉しいよ。 ううん、世界で一番、嬉しいかも！」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「そっか。 喜んでくれて、嬉しいよ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾、ありがとう、本当に・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あ、でも旅行の準備、全然してないよね!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「や、やばっ!! すぐ、買い物に行かないとっ!!」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「とりあえず、楽しんでるみたいだな！」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「さて、魔王と三人の旅をすることになったけど・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「こんな旅が出来るのも、効果音とBGMのおかげだ！」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「二つの世界を創るだけで音が届く・・・。 これは、やって損は無いだろう!!」
拡張機能を阻む魔王「音が入った時の快感は、格別だからな!!」
　　お待ちください。
拡張機能を欲する勇者、アルメス「ビジエム様っ!!」
　　あなた達は、
　　まだ全ての力を、
　　手に入れていません
　　これから先、
　　一万の歩みを進めれば、
　　また新たな力が手に入ります
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「まだ、先があるのか・・・」
拡張機能を阻む魔王「まだまだ、我も未熟ということか・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「でも、それって・・・」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「まだまだ面白くなるってことだろ!!」
拡張機能を欲する魔導士、ミゼル「あぁ、そうだな」
拡張機能を阻む魔王「たしかに、そうだな！」
拡張機能を欲する勇者、アルメス「じゃあ次は、その新たな力を目指して・・・」
「TapNovelMakerを、楽しもうっ!!」