5000文字を超える夫婦喧嘩(脚本)
〇黒
これは、『効果音とBGMを欲する、勇者達の物語』の分岐ストーリーです。
諸事情により、ストーリーがバラバラになってしまい見づらくなってしまったのですが・・・
そちらを先に読んでいただけると、より楽しめるかもしれません。
まぁ、お話としてほとんど繋がっていないので、読まなくても全く問題はございません。
では、参ります。
長々と失礼しました。
〇アパートのダイニング
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「もう、終わりね。 私達・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あぁ、終わりだよ。 お前とも、もう話すことなんてねぇ。 早くどっか行け!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・わかった。 もう実家の方に、帰るから・・・」
お取込み中、すいません。
もう少しお話しして
いただきたいのですが・・・。
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え、な、何っ!? 健吾、なんか言った!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「い、いや俺じゃない! さ、早紀じゃないのか!?」
私、別の世界の神で、
ビジエムと申します。
今、あなた達の脳内に
話しかけています。
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「の、脳内に話すとか、本当にあるんだな・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「夢じゃ、無いよね・・・?」
少し訳あってお二人に
ご相談があったのですが、
よろしいですか?
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「よろしくは無いですよ、見ればわかるでしょ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「こっちだって大変なんですよ!! 何かは知らないけど、頼み事なら他所を当たってください!!」
そ、そうですか・・・。
あなた方が喋ってくれないと、
世界が滅んでしまうのですが・・・。
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「はぁ? 世界が、滅ぶ、ですか?」
はい、今こちらの世界では、
勇者と魔王が戦っています。
しかし、諸事情により
勇者に危機が迫っているのです。
もし、あなた方が5000文字以上
喋ってくだされば、
世界は救われるのですが・・・。
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え、5000文字も喋らなきゃいけないんですか!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「なんで、俺達が・・・」
お願い出来ないでしょうか。
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「馬鹿らしい、なんの悪戯かは知りませんが、ごめんですよ。 そんな5000文字喋るとか・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「わかりました。 5000文字分、喋ればいいんですね?」
はい、その通りです。
ご協力いただき感謝します。
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「おい、早紀!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「別に、5000文字喋るぐらい、どうってことないでしょ? それに、世界の危機が懸かっているんだし」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いやいや、こんな悪戯、お前信じるのか!?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「信じてはいないけど、いい機会じゃない? これで、しっかり話し合いが出来るでしょ?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「まだ、健吾とは話し足りないし・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あ、あぁ、そうだな。 確かにお前には言い足りないこともあるな」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「よ、よし、喋るぞ! えっと、えっとだな・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・いざ喋れって言われると、何も出てこないな」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「一から、説明したら? なんか、変な神様も見てるみたいだし」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「お、そ、そうだな。 流石、早紀! いつも理解が早くて助かる!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「それは、どうも・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「そうだな、えー、コホン」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「俺は、森本健吾、25歳、入社三年目の会社員だ!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「早紀とは、大学時代の時から付き合ってて、会社に入ってからすぐに結婚した!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「早紀は俺なんかより、ずっと頭が良くて、可愛くて、家事がすっげぇ上手い。俺はそんな所に惚れてたんだけど・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「最近は、妙に俺に冷たい! 何を話しても素っ気ないし、俺が何を話しても適当な返事しかしないし!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「確かに、料理は最高だし、家事はすげぇよ!? でも、毎日適当にあしらわれる俺の身にもなってくれよ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「だから、俺は早紀に対しての熱が冷めた!! こんな生活が続くぐらいだったら、離れた方がマシだっ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「いや、冷たいって何!? 私、ちゃんと話、聞いてるじゃん!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「嘘つけ、いっつも適当に返事してばっかりだろ!! こっちはちゃんと喋ろうとしてるのによ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「そんなこと無いでしょ!! いっつも帰りが遅いくせに!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それは、仕事だから、しょうがないだろ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「それに、休日もいつも寝てるし!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「仕事で疲れてるんだよっ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・っていうか、料理、美味しいって、思ってくれてたんだ」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「はぁ? いつも、美味しいって言ってるじゃんか」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だって、帰りが遅くて、感想、聞けてないもん・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あ、そ、そうだったっけ・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「と、とにかく、俺は言いたいこと言ったぞ! 次は、早紀の番だからな!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「えっと、そうだよね。 えっと、えっと・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「私は森本早紀、25歳、今は派遣社員をしています」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾とは、大学時代に付き合い始めて、社会人になってからすぐに結婚しました」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾はいつも男らしくて、お仕事を頑張って、私のことを引っ張ってくれて・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「プロポーズの時も、『命懸けて、お前を幸せにする!』って言ってくれて、嬉しくって///」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「でも、最近の健吾は信用できません。 帰りは遅いし、いつも後輩の女性社員の話ばっかりするし」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾はもう、私のことなんてどうでもいいんです! 帰りが遅いのも、その後輩の女の子に手を出してるからなんですよ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だから、もう健吾のために頑張ることなんて出来ません!! だって、健吾は浮気者なんですから!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「お前、適当言ってんじゃねぇよ! いつ、俺が浮気したって言うんだよ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だって、後輩の女の子の話をしてる時、凄く嬉しそうじゃん!! どうせ、その子のこと好きなんでしょ!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「そんなわけねぇだろ! なんで後輩が・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あ、お前が返事が適当なのって、それのせいなのか!?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「当たり前でしょ!! そんな女の話を聞いて、嬉しいわけないでしょ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あ、あぁ、そっか。 それは、悪かったよ・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「で、でも、浮気って決めつけんのはおかしいだろ!! 俺は必死になって働いてるってのによ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「いや、浮気でしょ!! 絶対浮気だもんっ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「お前、何を根拠にそんなこと言ってんだよっ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「根拠なんて無いよっ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「じゃあ、なんでそんなこと言うんだよっ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だって、だって・・・!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だって、その後輩の女の子、私なんかよりずっと、可愛いんだもん・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「はぁ? 可愛い?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「可愛いでしょ!! だいぶ前に写メ見せてくれたけど、すっごく可愛かったじゃんっ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いや、まぁ確かに可愛いかもしれねぇけど・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「それに比べて、私なんて料理ぐらいしか取り柄無いし、もう昔ほど、若くないし、可愛くないし・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「その後輩が出来た途端、急に仕事に行くのが楽しそうになって、だから、だから・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「私なんかより、ずっとその子のことが、 す、好きなのかなって・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いやいや、は、え? 早紀、何言ってるんだ?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あんな可愛い女子社員が居たら、普通浮気するでしょ。私なんかより、あの子の方が、ずっと魅力的だもん・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いや、だから・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「当たり前だよ、明るくて、頑張り屋で、守ってあげたくなる・・・。 健吾が惹かれるのだって仕方ないよ・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「それに比べて、私は根暗だし、可愛くないし、絶対敵わないなって思ってたもん・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「わ、私なりには頑張ったんだよ! お料理も美味しくなるようにしたし、美容にも力を入れて、毎日ストレッチして!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾の自慢の奥さんになれるように、必死に頑張ったの!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「でも、健吾は私のことなんかそっちのけで、仕事の話ばっかりで、もうきっと私に興味無いんだって・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「もう、無理、疲れたよ・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・・・・・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・そんなこと、思ってたのか。 ごめんな、早紀」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あ、ごめんね。 もうちょっと喋らせて」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「お、おう」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「これは、機関の調査書を見て調べたことなんだけど」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「ここ最近の婚姻数って大体60万件なの」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「一方でね、離婚の数は20万件」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だから、結婚の数は離婚の数の3分の1って見られそうなんだけど」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「私は、そうは見てないの」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「細かく数字を見ると、婚姻件数は昨年と比較すると1万件以上増えてるんだって」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「離婚件数は100~200件の増加」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「ね? 婚姻数の方が圧倒的に増えてるって、思わない?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「別に、婚姻数が増えてるからって結婚が素晴らしいとは断言できないよ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「離婚の方がインパクトが強いから、「結婚してもどうせなぁ」って言う人がいるのもわかるし、」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「結婚してる人、全てが幸せとは断言できないけど・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「私は結婚の良い側面も見て欲しい! 結婚してから、幸せだったこと、いっぱいあるから!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「そう、世間に言いたいなって、思ってます」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・なんの話?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「調査書を見た、私の感想。 今しか言う場面、無いかなって思って・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・文字数、稼いだでしょ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「うん、稼いだ・・・ なんか、もっと喋らなきゃいけない気がして・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・話、戻していい?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「ごめんなさい、戻して」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「えっと・・・、なんだったっけ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾が後輩とか仕事に熱中して、私に興味が無くなって、もう疲れちゃったって話」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あ、そ、そっか!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・って、何言ってんだよ、早紀。 後輩の方が良いわけないだろ」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「お前が一番に、決まってんじゃん」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「嘘っ!! じゃあ、なんであんなに楽しそうに後輩のこと喋ってんの!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「まぁ、理由は色々あるけど・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「一つは、後輩が早紀と友達になれそうだなって」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え? どういうこと・・・?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「後輩、あいつもうそろ結婚するんだって」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え、け、結婚!? 早いねっ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あぁ、俺らと同じ感じで、大学時代の彼氏と結婚するんだってさ」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それで、結婚した後のこととか、子供のこととか、色々と悩んでてさ」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それで、俺とよく喋るようになったってわけ。ほら、俺らと境遇が似てるだろ?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それで、もし上手くいったら早紀とママ友になれねぇかなぁってさ! 早紀も、こんな友達がいたほうが楽しいだろ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「そ、そこまで考えてくれてたんだ・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「後輩、お前の写真を見て言ってたぞ。 「こんな可愛くて素敵な奥さんに、私もなりたい」って」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「や、やめてよ、照れるじゃん・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あ、ほ、他の理由って何! 理由、これだけじゃないんでしょ!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「あぁ、まぁ、そっちはちょっと言いづらいんだけど・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「や、やっぱり浮気!? いや、後輩さんは違うから・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・闇金に、追われてる、とか!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「そんなわけあるかい!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「じゃ、じゃあ何さ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・本当は、隠しきりたかったんだけどなぁ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あ、ちょっと!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「ほら、これ」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え、な、なにこれ!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「ごめん、今はまだ調べ中なんだけど、旅行パンフレット」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「す、凄い。海リゾート、砂漠の旅、南国旅行、オーロラ・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「え、世界一周旅行も!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「まぁ、まだ全然決めてないんだけどさ・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「でも、2人でもう一回、新婚旅行に行けたらいいなぁって」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「新婚旅行はだいぶ前に行ったでしょ?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「二泊三日、国内でな」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「うん、すっごく楽しかったよ!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「俺も、もちろん楽しかったぞ!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「でも、早紀は海外とか好きだろ? あの時は金が無かったから国内になっちゃったけどさ・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「やっぱり海外に連れて行きたいなって、ずっと思っててさ・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「そ、そうだったんだ・・・///」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「でも仕事とかなかなか慣れなくて、金も全然たまらなくてさ、どうしよっかなって思ってたんだけど・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「やっと昇進して、後輩が出来て、給料がだいぶ上がったんだよ!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それで結構、金が溜まるようになって、俺嬉しくなっちゃってさ! やっと早紀と旅行出来るんだって!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「だから、ついつい仕事にのめり込んじゃって、気が付いたら早紀のこと、ちゃんと見れてなかったんだな・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「ごめんな、早紀」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「それと、いつも俺のために頑張ってくれて、ありがとう」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「わ、私こそ、勝手な思い込みで凹んじゃって、ごめんね・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「旅行、すっごく嬉しい! 本当に、ありがとう!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「旅行、楽しもうな!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「うんっ!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・・・・・・・・・・」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・・・・・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「え、まだ?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「も、もう、話、終わったけど・・・・・・」
も、もうちょっと!
あとちょっとだけ!!
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いや、そんなこと言われても・・・」
健吾さんから、
愛の告白、とか!
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いやいやいやいや!! 無理っす、無理っすよ!! だって、神様、見てますよね!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「私は、聞きたいなぁ・・・///」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「早紀、お前まで!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「いいじゃん、もう色々聞かれちゃったし、私だって泣いちゃってるし」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「健吾の言葉、聞きたいなぁ・・・///」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「わ、わかったよ・・・。 えっと、えっとだな・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・・・・・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「命懸けて、お前を幸せにする!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「それは、ダメー」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「な、なんでだ!?」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「だって、前に一回聞いてるもん。 新しいのが聞きたい~」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「ま、マジか・・・。 えっとだな・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「うわー、出てこねー!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「ちょっと、私のこと好きじゃないってこと!?」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「ち、ちが、そうじゃないんだよ! ほら、前は若かったから後先考えてねぇっていうか、心の準備がっていうか・・・」
えー、もうそろそろ
5000文字いきまーす
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「ほら、健吾、最後に!!」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「いや、え、え、え!? 俺は、早紀が、いや、この先ずっと、えっと・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「・・・・・・」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「俺は、死ぬまでお前を愛する! だから、死ぬまで信じてついて来てくれっ!!」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「・・・・・・///」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「うん、死ぬまで、信じて、愛して、支えて、ついて行くから・・・///」
5000文字行きました!
ありがとうございます!!
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「あー、やだもう、恥ずかし・・・///」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「俺、布団の中、潜ってくるわ。 恥ずかし過ぎて、死ぬ・・・・・・///」
拡張機能のために喋る妻、森本早紀「えー、じゃあ私も一緒に潜ろー」
拡張機能のために喋る夫、森本健吾「わかったよ。 ついて来いって言っちゃったし」
会話の妙が素晴らしかったです!🙂
文字数稼ぎのためとして、いたずらに無駄に長引かせて……いるようには感じず、自然に読み進めていけました👏スゲェ~
そして、あの世界は平和に……!🎉
夫婦喧嘩は犬も食わないっていうけど人の助けになることもあるんだなあ。この夫婦の場合はたまたま「誤解を解くための5000文字」になったけど、人と状況に応じていろんな人間模様が展開しそう。「5000文字の二人」としてシリーズ化できそうですね。レフリーはもちろんビジエムで。
脳内に話しかけるビジエムが助言するのに笑ってしまった。5000文字を目指して話していくうちに誤解が解けていってよかったし、面白かったです!