DETETIVE JEFFER(名探偵ジェファー)

jefe

ユリの花言葉 PARTE1(脚本)

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〇校長室
  とある所に
  どんな難解な謎でもスマートに解決する
  探偵事務所がありました。
  その探偵事務所にはイケメンと名高い
  探偵事務所社長のジェファーソンがいました。
  ジェファーソン社長の朝はいつも
  彼の助手が淹れた優雅なコーヒを飲み、
ジェファーソン「ごくっ...」
ジェファーソン「熱っつうううううううう!!!」
ジェファーソン「ちょっと、乃愛(のあ)ちゃん」
ジェファーソン「こんな真夏にホットコーヒーは 無いんじゃない?」
???「すみません、スマート&エレガントな社長なら」
ノア「飲めるかと」
ジェファーソン「くそ、 読者の皆にカッコいい印象与えたかったのに!!」
ノア「声にでてますよ、社長」
ノア「つか、ジェファーソンて誰ですか?」
ノア「生まれたときから貴方の名前は 山田太郎でしょう?」
山田太郎「だってめっちゃダサいじゃん」
ノア「....」
  世の中の山田太郎に謝れ
  彼女はそう思った。
ノア「にしても今日は暑いですね」
ジェファーソン「明日いよいよ夏が始まるからな」
ノア「クーラはどうしたんですか?」
ジェファーソン「えっと...」
ジェファーソン「昨日全然冷えなくて、少しいじったら」
ジェファーソン「動かなくなっちゃって」
ノア「...」
  ピンポーン
  その時、探偵事務所のチャイムが鳴った。
ジェファーソン「お、お客さんかもしれないね。 俺ちょっと見てくるから!」
「はい、 ただいま~!」
ノア(逃げたな)

〇飾りの多い玄関
  ガチャ
ジェファーソン「ジェファーソン探偵事務所へようこそ!」
ジェファーソン「何かお困りでしょうか?」
???「あの、人探しをして欲しいんですが」
  そこには、夏だというのに冬服を羽織った、
  美人女性がそこにはいた。
  その女性は片手をポケットに入れていた。
ジェファーソン(何だ、この違和感...?)
  その女性は、
  何か言いたげそうな表情をしていた。
ジェファーソン「あの・・・お名前お伺いしても?」
???「その・・・分からないんです・・・」
ジェファーソン「はい?・・・」
???「自分が何者なのか・・・」
???「探偵さん、自分が誰なのか知るためにも」
???「人探し、協力お願いいただけないでしょうか?」
ジェファーソン「は、はい(これは骨が折れる依頼かも)」

〇校長室
ノア「こちら、コーヒーです」
???「ありがとう」
  そう言うと、乃愛は氷入りの
  アイスコーヒーを彼女の前に置いた。
ジェファーソン「俺もアイスコーヒーひとつ...」
ノア「それで、ご用件とは?」
ジェファーソン(スルーかよ)
???「実は...」
???「自分が誰なのか分からなくて、 気付いたら外にいて」
???「町行く人に話しかけたんですが、誰も止まってくれなくて」
ノア「記憶喪失ですか・・・ 何か手がかりは?」
???「ひとつだけ、ポケットの中にこれが・・・」
  すると、彼女はポケットから、
  くしゃくしゃになった手紙を取り出した。
???「この手紙の差出人を探して欲しいんです」
ジェファーソン「失礼、拝借させて頂きますね。 どれどれ」
  乃愛と山だ...ジェファーソンは手紙を
  読み始めた。
ジェファーソン「『親愛なるユリへ 僕達にとって特別な場所に特別な日に待っている。 信彦より』」
ジェファーソン「って、これだけ!?」
ジェファーソン「こんな短いの書くなら、スマホで送る方が 速くない?」
ノア「分かってないですね」
ノア「今の時代、 手紙で書く方がロマンチックなんですよ」
???「あの、すみません...」
???「スマホとは何でしょうか?」
ノア「・・・」
ジェファーソン「・・・え?」
  乃愛とジェファーソンはお互いを見合わせた。
???「そういえば町の人達も長方形の形をした物に 触ったり話しかけていました」
???「服装も何だか変わった方が多くて・・・」
ノア「・・・すみませんが」
ノア「今年って何年ですか?」
  彼女はその質問に戸惑いながらも、
  小さく口を開けこう言った。
???「今年は1960年ですよね?」
ジェファーソン「・・・」
ノア「・・・」
  そう言うと乃愛とジェファーソンはまたお互いを見合わせた。
ジェファーソン(さっき感じた違和感はこれか)
???「・・・?どうかしましたか?」
ジェファーソン(でも、これで確定した)
(彼女はこの時代の人じゃない)

次のエピソード:ユリの花言葉 PARTE2

コメント

  • 突っ込みどころ満載そうなイケメン山田太郎さんが、この謎めいた依頼人をどのように導いていくのかとても楽しみです。時空を超えてというのがより興味をそそれらます!

  • 読んでて楽しくなるようなテンポのいいお話ですが、中身はけっこうなシリアスですね。
    ノアさんのツッコミが面白くて好きです。

  • 最初はコントみたいな探偵の話なのかと思いましたが、まさかのタイムスリップ!これからどういう展開になるのか気になります。面白かったです。

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