壱 失う事(脚本)
〇病院の廊下
3009年 全人類は「負の感情を1つ失って生まれる」代わりに「感情能力」と呼ばれる能力を持っていた。
20--年から地球温暖化も止まると同時に世界の文明の発達も止まったという
「おい、この子片目がないぞ!」
「先生、これは、、、、」
〇川に架かる橋
そんな中、俺13歳の神器双は唯一、全感情を持ち、能力が無かった。
〇川に架かる橋
神器双「(やーっとあの学校から離れられる、、、、あいつら俺が能力ないからってボッコボコにしやがって、、、)」
、、、実のところ、、、俺は小学校6年間いじめにあっていて片目は移植で何故か黄色だ
、、カラコンで誤魔化しているが
〇教室
神器双「(さーて人間関係リセット出来たけど、、、良い奴いるか分からんのが怖いな、、)」
成行壱五「よお!友達になってくれ! お前の名前は?」
神器双「いや急すぎだろ?! 俺は神器双だけど、、、、 お前は?」
成行壱五「俺は成行壱五! 友達欲しかったしお前良い奴そうだから友達になろうぜ!」
神器双「(勢い凄いなおい、でもこういうやつが友達でもいいか、、)いいぞ、とりあえず連絡先交換しようぜ」
神器双「これ、俺のFINEの名前」
〇教室
成行壱五「あ、このゲーム俺もやってる!」
神器双「この隠れた神ゲーに目を付けるとは、、、やるなお前」
成行壱五「こっちもゲームには目がないんでね」
俺たちは学校初日早々に親友になった
〇本棚のある部屋
成行壱五「じゃーん!これが俺の部屋だ! 結構広いだろ」
神器双「おー結構広いな、、、あ!俺の好きな漫画じゃねえか!」
俺達は趣味が結構合っていて話も盛り上がった
こいつなら俺が能力が無いことも話せると思い、話した、、そしたら
成行壱五「え?まじで?」
成行壱五「でも関係ねえよそんな事、俺も養子だし」
神器双「いやすっげぇサラッと言ったなおい」
こうして、仲が深まっていく俺達だった
〇高い屋上
だがそんな平穏な日々も突然と終わりを迎えるものだ
成行壱五「そういえば双はどの感情が無いんだ?」
神器双「実は全感情あるんだよな」
成行壱五「、、、そうか、お前だったか、、、」
神器双「、、、え?」
その瞬間、学校全体が不穏な空気になったのが直感で分かった
〇戦場
神器双「(これは不味い、、、、あいつの感情能力知らんけど確実にやべぇ!)」
成行壱五「俺も全感情能力者だが、、、若い芽を摘まなきゃなぁ、、、お前の目、黄色だろ?」
神器双「?!まさかあの目結構不味いやつか?!」
成行壱五「とりあえず”この街”消すか」
その瞬間、学校は崩れた
〇炎
神器双「おいおいなんだよこれ、、、天災だろこれ、、、、」
そう、能力が協力な物でも街ひとつ飛ばしたら反動が必ずあったりする
神器双「(だけどこ反動なさそうだし能力継続もしてる、、、やっばい、、、)」
神器双「ぐはっ」
なんと学校が爆発して俺は地面に叩き付けられた
神器双「こりゃ逃げれるかどうかすら怪しい、、、、でも人生リセットすぐに死んでたまるか!」
その時、空気を切り裂くような気配がしたと同時に右腕に亀裂が出来た
神器双「がぁ!腕が!」
だがそんな事も気にしていられない。
そうして何とか俺は隣街まで逃げた
〇荒廃したセンター街
だが、俺の事でとんでもない事が発覚した
神器双「腕、、、やっぱ治ってる、、、 俺の能力か、、、、、?」
そう、俺にも能力があった
神器双「能力の鑑定でもエラーが出たのに、、、」
〇大きな木のある校舎
色々試した結果、俺は再生の能力者だったという事が判明した
学校に怒りを込めて触った。そしたら学校の瓦礫は無くならなかったが学校が元に戻った
神器双「(俺の感情所持割合的に普通は再生なんて能力はつかない、、、、正直な所、全く分かっていない)」
数分後
〇街中の道路
蛇穴憲明「君かい?唯一の神々原市の生き残りかつあの忌々しき能力者と目の色が同じとの目撃証言があった少年は」
神器双「、、、誰ですか」
神器双「(なーんかこいつと関わったらと考えるといい予感がしないな)」
蛇穴憲明「私は政治家で感情能力最高管理者の蛇穴憲明だ」
神器双「わざわざあの事思い出させるってことは俺にあの時の事ききたいんですか?」
蛇穴憲明「逆に忘れたのか?」
神器双「、、いいや」
こうして俺はとある場所に連れて行かれた
〇大会議室
蛇穴憲明「君は”あの能力者”の能力の規模を見たか?」
神器双「はい、、、、反動やクールタイム無しであれは感情能力の仕組み的におかしいレベルでした、、、」
蛇穴憲明「やはり見解は同じようですね総理」
神器双「総理、、、?」
総理大臣「ふむ、、、近くで見れて生き残った者もそう言いおるか」
その瞬間、いきなり人が現れた
神器双「(?!もしかして隠密系の感情能力者か?! だから何が嫌な空気が漂っていたのか)」
総理大臣「本題に移ろう神器君。実はあの能力者、今は破壊の能力者と言おう、破壊の能力者は君の目と同じ模様があったんだ」
神器双「模様?確かに俺の目は移植で異質な物だとは聞いてますけど、、、」
総理大臣「ああ、どちらも時計のような模様があったんだ」
総理大臣「担当直入に言おう、君は破壊の能力者と同等の能力を持っている可能性が高い」
総理大臣「だから破壊の能力者の討伐を君に依頼したい」
神器双「おい待て総理さんよ、人に討伐って言葉はおかしいだろ」
総理大臣「もはや破壊の能力者は人間の領域ではない。 討伐が成功したら3億は硬いぞ」
総理大臣「あやつを殺さねば今の社会が壊れてしまう、平等主義というものが広がり苦痛を感じない人間をただただ働かせる社会が壊れてしまう」
神器双「なに?人間が苦痛を感じないからって奴隷の如く働かせてもいい訳?」
総理大臣「あんな奴ら能力の汎用性が無い癖に働かせても文句は言わないからな、奴隷でむしろ正解だろ」
総理大臣「あんな約立たずに情を注ぐなど考えただけで虫酸が走る!」
神器双「おい待て」
その時、俺は総理を怒りを込めて思いっきり殴った
総理大臣「おい!何をする!」
神器双「多くの感情を失った人だって喜びはある! 苦痛を感じないからって奴隷扱いでいい訳ねぇだろ!」
神器双「この社会を維持?平等主義が広がる? 人間は弱えから考えて協力するんだよ! 国のトップがそんな事も分からねぇのか?!」
総理大臣「綺麗事を言うな!もういい!こいつを殺せ!」
俺は逃げながらこう言った
神器双「人間綺麗事からしか汚ぇ部分は生まれねぇんだよ!汚かったらただただ滅びるそれだけだ!」
〇開けた交差点
蛇穴憲明「待ってくれ神器君!」
神器双「なっ!あんたここまで来るのに早すぎねぇか?!」
蛇穴憲明「能力の関係上な、足にローラースケーターを付けた」
蛇穴憲明「私は感情をあまり失っていなくてね、さっき総理が言っていた虫酸が走る?とやらが分からないんだ」
神器双「だからなんだって言うんだ?俺はそこまでして殺さなきゃいけないのか?」
蛇穴憲明「いいや、殺さない、私は、総理に対してもう嫌気がさしていたんだ。君が総理を殴った時、私はこの世界を正してくれるのは、、、」
蛇穴憲明「君しかいないと思ったんだ!」
蛇穴憲明「だから、破壊の能力者を”止めて”くれ!」
神器双「!!」
神器双「俺は元からそのつもりだ、あいつは親友だ、今の時代、何が悪いのか分からないやつなんて沢山いる」
神器双「そん時責任取れるのはそれが悪い事だって分かってやれるやつだけだ」
蛇穴憲明「ありがとう。ではこれを」
そう言い、蛇穴は懐から何かを取り出した
神器双「っておいちょっと待て!」
そう言うも蛇穴の手は止まらず気が付いたら
神器双「、、、、、、、」
蛇穴憲明「私は自分の物をいつでもどこにでも出せる能力者でね」
蛇穴憲明「これは私の資産の殆どだ」
神器双「さらっと生活捧げるな、大丈夫か?」
蛇穴憲明「大丈夫だ、生活は普通に出来る」
蛇穴憲明「ではこれを旅の資金にしてくれ」
神器双「わかった」
そうして、俺の旅は始まった
あ、能力の詳細などはタップライターコメント見てくれ
男の人ってすぐに友達になれる感じがとてもうらやましいなあと思いました😌
彼らの場合は本当に気が合う同士だったから余計なのかもしれないですけど☺️
あんなに楽しそうで仲良さそうだったのに、歪み合わないといけなくなってしまって悲しかったです🥲✨
負の感情が湧いてきやすいタイプの人間って現代社会の中で多くなっていると思いますが、それを失うことで自らの強さが増すとすれば、とてもよい循環ですね。