家族の在り方の正解がわからない😵(脚本)
〇高級マンションの一室
パパ「おはよー あーだりい ここまでくるのがまじでだるかったわ」
プリン「おはよパパ❤️ ねえ今日だるいから学校休んでいい?」
パパ「どわっ!!? お前朝っぱらからなんちゅう格好してんのや」
プリン「昨日お姫様ごっこしてたんだけど・・・❤️ そのまま寝ちゃって テヘ❤️」
パパ「おま! またいらんもん買いやがって! お前先月そんな無駄使いでいくら使ったと思ってる! パパ驚いて腰抜かすとこだったぞ」
プリン「ごめんパパ❤️」
パパ「ったく💢語尾に❤️つけりゃ許されるとでも思ってんのか まあ驚くのもだるくて驚かなかったけどな」
パパ「で、なんで学校休みたいんだ? 元気そーじゃねーか。 なんか悩みでもあるのか?」
プリン「悩みっていうか・・・ なんかもうなにもかもがだるくなっちゃったの・・・ 上辺だけの友情 安い恋愛ごっこ」
プリン「つまらない会話 社会に出ても何の役にも立たない勉強 愛想笑いに作り笑い もう私、なにもかもがだるくなっちゃたのー!!!」
パパ「ふむ・・・ しかしお前、勉強しとかないといい大学にいけないぞ💧」
パパ「いい大学出ればな、就ける職種の幅がぐんと広がるんだ( /^ω^)/♪」
プリン「いいもん! 私アイドルか女優さんになるんだから! おバカさんでもAO入試で有名大学入った女優さん私しってるもん!」
プリン「だから大丈夫なんだもん!」
パパ「そうか・・・ まあ好きにしろ 電話だるいからお前またマミーのふりして学校に電話入れとけよ あーまた寝よ」
マミー「そんなのは私が許しません!」
パパ「お、マミーやっと現れたか なんかプリンが思春期みたいだから相手してやってくれ」
マミー「学校に行きなさい! あんたあれこれ言ってるけどほんとはココアくんに彼女ができたから行きたくないだけでしょ!」
マミー「好きな男に女ができたからってなにさ! もうじゅうぶん落ち込んだでしょ!? ずっと泣き寝入ってるならあんた一生負け組よ!」
マミー「ってか学生の本分は勉強でしょ!! これはチャンスと思いなさい! 勉強に専念しなさい!」
プリン「ママにそんなこと言える立場じゃない! ママの今の生活って家事は全部お手伝いさんに任せてお菓子食べながらテレビ見て」
プリン「料理なんかしないくせにイケメン先生がいるお料理教室通って! ブランド物いっぱい買って! 食っちゃ寝してるだけじゃん!」
プリン「ブランド物のジュエリーやバッグいっぱいいっぱい隠してることプリン知ってるんだからね!」
プリン「まだまだパパが知らないネタ、プリンたくさんにぎってるんだから!ママがそうくるんなら、私全部ぶちまけちゃうよ!いいの!?」
パパ「あの・・・ おれ離婚していいか?」
マミー「そんなものは私が許しません!」
パパ「まあいいや・・・ 考えるのがだるい おれもっかい寝てくるわ😪」
マミー「・・・」
マミー「はあ・・・ もうなんか怒るのも疲れちゃった あんたの好きになさい はあ・・・疲れた・・・ マミーしばらく眠るわ」
プリン「私も疲れちゃった・・・ 怒りはお肌によくないよね・・・ マミー 私も寝よっと」
プリン(はあ・・・ マミーの言う通り・・・ ココアくん・・・ なんで・・・? 信じられないよ・・・)
プリン(信じられないよ・・・ ココアくん・・・ あんなに好きだったのに・・・ すごく傷ついた・・・ 私の何がダメだったの・・・?)
プリン(もうでも考えるのも疲れちゃった・・・ 寝よ・・・)
若いハートに恋の刃は深く突き刺さるのであった・・・
完
お金持ち家族の暇つぶしのお戯れという感じで、庶民から見るとうらやましい。チャラそうなパパと年上っぽいマミーの馴れ初めとか、プリンちゃんどっちにも似てないな、とか余計なことが気になりました。ココアくんは日焼けした浅黒い肌の甘いルックスの中にほろ苦さもあるイケメンなんでしょうね。
個性がかなり際立った各キャラが、上手く噛み合って家族を成立させているところに楽しさを感じます。感情をストレートに出し合える家族、いいですね。
とてもバランスのとれた家族ですね!表面だけで繋がっているようで、でも実のところはお互いを思い合っていたりするのかなあと思いながら読みました。